エッセイ

2018年4月15日 (日)

牛耳る

 「むちでも動かない鈍重な牛を動かすのに、耳を引っ張る」ことかと思ったら違った。
 
 中国の西、ウズベク地方で羊を賓客に1頭まるごとにふるまう際、その耳を一番偉い客に切り取らせることから来ている。

 牛でも同じことをする。翌日同じ牛を出せば、耳がないのでバレてしまう。それほどの厚遇を受ける偉い客、ということだ。

 中国にもその風習があったが、今はすたれて言葉だけが残っているという。

 以上は、陳舜臣氏による解説である。日本の「牛耳る」は、一切聞く耳を持たない一番偉い人のことかもしれない。

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2018年4月 9日 (月)

だまってていいんですか

●大谷翔平、メジャーリーグの人気沸騰。ルール関税引き上げ

         トランプ大統領 殿

 

●安倍昭恵首相夫人、迫田元理財局長、稲田朋美前防衛大臣……、証人喚問自民氏否定   
    池田大作創価学会名誉会長 殿


●反政府(アサド)勢力、クルド人居住地域空爆激化死者続出

         プーチン大統領 殿

 

 

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2018年3月29日 (木)

ま・さ・に

Dscf3242今、まさに満開と思ったら、今日は3月にめずらしい「夏日」になる……と書こうとして気がついた。<まさに>は安倍首相の慣用句である。1回の答弁に数回出てくることも珍しくない。証人喚問された佐川証人の発言にも見られた。

首相発言には「……は、ですね」も多い。これは、安芸・防長方面出身者が多く使う方言かとも思ったが、「まさに」と同様、どうも耳障りなのだ。そこで『広辞苑』を開いてみた。

当初の桜の満開は「将に」と書き、その他は漢字部分が「正」か「当」である。つまり「正当」だと言いたいときに、ことさら使う。耳障りの訳がわかった。「……は、ですね」と合わせると「強弁」にいい表現だったのだ。

『広辞苑』

まさ・に[正に](副)①間違いなく。たしかに、まさしく。(以下略)②(「将に」とも書く)ちょうど今。今にも。(以下略)③(下に反語を用いる)どうして。(以下略)④(下に「べし」を伴う。「当に」とも書く)当然。するのが正当である。(以下略)

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2018年2月 1日 (木)

ヒスイ原産地

新潟県糸魚川から贈ってもらったヒスイの原石なるものがあるが、中味は割ってみないとわからない。原石は姫川近辺や海岸で発見されるという。古事記や万葉集にも越の国ヌナカワという名で記載があるし、日本古来の常識かと思っていたらそうではなかった。

わずか19年前に初版が出た森浩一『日本神話の考古学』には、こうある。

日本の遺跡からは実に多くの硬玉ヒスイの玉類が出土する。縄文時代の前期にあらわれ、中期を中心に鰹節型玉器とも呼ばれる、穴をあけた大珠がさかんに使われている(中略)。

私が子供のころ、考古学の書物では、これらの硬玉ヒスイの製品は「ビルマ(ミャンマー)からもたらされた原石を使っている」という説明が一般的であったし、ごく最近でもそのような説明の残る書物を見かける。

引用の最後が「ごく最近」であるが、ごく最近はなんでもかんでも「日本発祥」としたがる傾向があり、一時の韓国をまねた風潮が目に付く。何でもかんでも外来にしてしまう過去の日本風よりはいいか。

変なナショナリズムに結びつけないかぎり、学問は日進月歩で発展してほしい。

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2018年1月18日 (木)

トランプ大統領の健康

トランプ大統領は、肉体・精神ともに健康という検査結果がでたそうです。多分「大統領として――」という前提条件のない検査だったのでしょうね。

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2018年1月17日 (水)

名作とセンター試験

前々回「相撲・多国籍の利点」という題で、出身国を調べることで勉強になる、ということを書いた。そしたら、大学入試センター試験で、ムーミン谷はどこにあるか、という問題が出たという。

相撲は、四股名「バルト」がバルト海に面するバルト3国からきているが、今度は、バルト海の対岸にある半島・スカンジナビア3国が関連する。

「ムーミン」のテレビ漫画は、子供と一緒に毎回見ていたが、ノルウェーかフィンランドかそっちの方らしいというだけで、作品がスウェーデン語で書かれているとは知らなかった。

問題がややずさんで、正解はないようだが空想の世界なのだから、ないのが正解だと思う。日頃あまり接することのない国だが、ユーラシア大陸をはさんでちょうど日本の反対側に位置し、デンマークを含め、日本の手本にしたいような国々が多い。

センター試験の出題が、そういった国々を勉強しておくきっかけをつくり、在日大使館から歓迎の談話がでているという。その功績は認めなくてはなるまい。

かつては、漫画ではないが「第三の男」「サウンド・オブ・ミュージック」など、名作のドラマが繰り返し放映された。これらは、政治・戦争・そして地政学そのものの教科書になっていた。

スマホ全盛の時代、若い人がそういった作品に触れる機会があるのだろうか。やや気になるが、真っ先に勉強してもらいたいのは、旅行好きの「あの人」である。

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2018年1月15日 (月)

相撲・多国籍の利点

相撲不祥事関連のニュースが手を換え品を換えテレビをにぎわしていたが、そのまま昨日から初場所が始まった。その取組実況の前、民放で見たことのある大柄な外国人力士が映し出された。

バルト、もう懐かしいしこ名になったが、大関まで張った「把瑠都」である。何で彼が?と思ったら、今安倍首相がバルト3国を訪問しているからだという。3国の名はエストニア、ラトビア、リトアニアである。いずれもバルト海に面した小国である。

それぞれ、歴史も民族も言語もそれぞれ独特なものがあり、最近まではソ連圏の西北端として欧州に対峙していた。今はNATO、そしてEU加盟国である。最近は日本人観光者も多くなったが、把瑠都を例に引かないとなじみのない地方かも知れない。

首相は今日ブルガリアに移った。ここは、琴欧州親方、十両に落ちたが碧山もいる。彼らは、ロシアに多いスラブ系と思われるが、ドナウ川が流れその名の通り欧州だ。黒海に面し、対岸は、ジョージア(旧名・グルジア)である。ここには黒海がいて活躍した。あとを臥牙丸がついでいる。

アフリカ大陸、米州大陸からも1人来ているが、旧ソ連圏の勢力にはとてもかなわない。日本のマスコミは、クリミア半島をいうとき「ウクライナからロシアが不法に占拠した」という前置詞を置くことになっているようだが、ロシア発祥の地はウクライナの中心・キエフだったのだ。

スラブ、タタール、フン、アーリア、モンゴルその他様々な民族がでたり入ったりで、どうも境界がはっきりしない。そういった癖のあるのがロシアだ。日本ももともと先祖のはっきりしない他民族が先祖らしいが、海で隔離されていることもあって、まれに見る単一民族になっている。

首相漫遊の目的は、対北朝鮮対抗政策らしいが、もっと広い目で相撲取りの出身地をきっかけに、他の国・地域・民族・歴史を勉強してみることはいいことだ。

 

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2018年1月 1日 (月)

謹賀新年

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          反戦塾 塾頭 

 

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2017年12月29日 (金)

カケ取り失業

相撲協会は、貴乃花処分問題で、来年1月4日の評議委員会まで決定を持ち越し。トランプのイスラエル大使館移転宣言したまま、北朝鮮の次の一手も来年へ。わが地元も市長選やりなおし。新年挨拶は一体誰がやるんだろう。

最大は、憲法の大荷物を背負ってモリ・カケを引きずる安倍首相。

掛け取りは晦日をひかえて長嘆息。「ああ、今年の暮れもカケ(加計)ほったらかしでゴルフに行っちゃった……」

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2017年11月11日 (土)

今日は何の日

11月11日。中国では独身者の日で、独身者への街中割引セールに沸いているそうだ。1111。2や3でなく1並びで単身者の日というわけか。テレビ取材に姑娘、「シアワセ」――。

日本は何の日?(高齢者)介護の日だとさ。まさか1並びは「単身者世帯」介護の意ではないだろうな。安売りもなく、この先年金目減りの厚生行政。

高齢者独言、「不幸」。

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