エッセイ

2020年1月14日 (火)

小正月&小春日和

 明日は小正月である。今日は日差しが暖かく、淡い雲がわずかに浮かぶ「小春日和」といった感じの天気である。

 これを小春日和というと、日本語では間違いで、晩秋から初冬の日和をいうのが正解だ。

 そんなことは、だれが決めるのだろうか。文化庁広報誌「ぶんかる」にこう書いてある。

晩秋から初冬の頃の,穏やかで暖かな天気のことです。「春」という言葉が使われていますが,春の天候ではありません。

 続けて、平成26年度の「国語に関する世論調査」で,「小春日和」の意味を尋ねた結果が載っている。

〔全体〕

(ア)初冬の頃の,穏やかで暖かな天気・・ 51.7

(イ)春先の頃の,穏やかで暖かな天気・・ 41.7

(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・   3.1

(ア)や(イ)とは全く別の意味・・・・   1.8

分からない・・・・・・・・・・・・・・   1.8

 安倍内閣の支持率ではないが、結構せっている。

 年齢別に見ると,30代以上では,本来の意味である(ア)を選択した人の方が多く,特に50代と60代では,他の年代よりもその割合が高くなっており,20代以下の若い年代では,(イ)の方が多く選択されていて、若い年代を中心に,「小春日和」の本来の意味が理解されにくくなっている、という解説になっている。

 そして最後に、

本来は,真冬などには使われなかった言葉ですが,陰暦10月の別名であったことを知らなければ,1月や2月にもたまに訪れる暖かな日に「小春日和」と言ってしまうのも分からないではありません。

と書いてある。塾頭は断然若い方に「一票」入れておく。

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2020年1月 6日 (月)

遠い国・近い国

(塾頭独断⇒地域を含む)

国名    遠い国   近い国

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日本    韓国    台湾

アメリカ  イラン   イスラエル

イギリス  EU           アメリカ   

ロシア   ウクライナ シリア

中国    アメリカ  北朝鮮 

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2020年1月 5日 (日)

手先、小手先

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 泥棒の手先、小手先の芸、いずれもあまりいい意味で使われない。本来は手の先のことで悪いイメージとは無関係だ。

手先が器用と言えばいい言葉なのに、器用貧乏というマイナス熟語にも結びつきやすい。

 上の図は、千葉県に古くからある伝統技能「上総掘り」の仕掛けである。竹の弾力性を生かした竹ひごつくりは、特に丹念な手先作業が必要である。

 上総掘りによる掘削作業は、昭和20年代まで目にすることができた。新潟県などで、機械掘りが普及する前まで石油鉱脈探索にもっぱらこれが使われ、また、全国的に自噴井戸の水脈をあてることにも使われた。

 弾力のある竹材を細かく裂いて棒状にし、先端に銛をつける。さらにロープで地上に設置した櫓まで上げその先に、はね木と称するポンプの腕に当たる竹材や竹ひご等を巻き取る滑車などがあり、傘状に分けた紐を、数人が引っ張っては落とすという仕掛けだ。

 私が目にしたのは、紐を引っ張る作業は、ちょうど茶摘みをするような紺色のかすりに赤いたすきの女性がしていた。掛け声に代えて歌をうたっていたように記憶している。

 さて、説明が長くなったが、この竹材を製作する作業は、日本人の手先の器用さによって編み出された。

 2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」である。

 この技術は、戦後、水不足になやむ東南アジアの山間部などに輸出され、地元から大きな感謝で迎えられた。

 今ではアジア各地のほか、アフリカなどでも資金不足から水を得られない所で活用されている。

 日本人の手先の器用さ、これは日本料理も外国人から評価を得ている特技に入る。

 無資源国・日本は、手先の器用さにもっと注目すべきだ、という意味である。

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2019年12月15日 (日)

国旗考

・中国の国旗は赤旗。

 ♪民衆の旗赤旗は……の赤旗。「あの人はアカだ」という言い方があるので、共産党の色のように思われるが、歌のもとはドイツ民謡。

 左肩に大きな黄色い星の周りを4つの小さい星が囲むようにある。大きな星は漢族を表し、小さな星は、モンゴル(内モンゴル)、東北部(女真族、満州族)、チベット族、新疆(ウイグル族)東トルキスタン)を表す。

 漢族だけ大きいのは、差別のように見えるのだが……

・アメリカは星条旗。

 星は州の数を表し、筋は独立当時の入植地数。このアイデアは世界に数多い。

・イスラム

 星と半月は、砂漠の灼熱の太陽より夜のすみやすさを好むせいか、イスラム国に多い。

・日本

 それ以外では、十字、三色旗などをかたどるものが多いが、一目瞭然、単純で一番美しく感じるのが、日の丸。←我田引水。

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2019年12月 2日 (月)

居場所がない日本!

■気象庁は、落雷や竜巻などの突風、ひょうのほか、急な激しい雨に注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が強く吹く、周囲が暗くなるなど、積乱雲がカーテンを閉めて窓の少ない部屋に移動するなど対策をとるよう心がけてください。

■今後30年以内に70%の確率で発生するとされる「首都直下地震」。専門家の分析では、関東の地盤は年間最大2センチのペースで北に押されていて、地震のエネルギーとなる「ひずみ」が、今この瞬間もたまり続けています。専門家は「30年以内に70%という発生確率は、『あす起きてもおかしくない』ことを意味している。できる備えを進めなければならない」と警鐘を鳴らします。

  いずれも(2日) の気象庁発表である。(>_<)

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2019年11月12日 (火)

強い四股名

 ラグビー人気にわいた今年だが、大相撲の人気も衰えを見せない。

 そこで、普段あまり気にすることのない四股名を検討。これにもはやりすたりがある。幕内42人を見てみよう。

 伝統的なのが、最後に「山」か「海」がつく四股名で、それぞれ4人づついる。これに「富士」2人と「御岳」を山にくわえると7人、御嶽海は、山と海両方入っている。

 最近増えているのが、空飛ぶ動物関連。「鵬」が4人「竜・龍」も4人四股名に入れている。両方とも実在しない想像上の動物である。それに「鷲」1人と飛翔の「翔」3人を加えると12人となり、「山」「川」を圧倒する。

 空駆ける四股名は、モンゴル出身力士に多いような気がするが、鶴竜は実在する「ツル」と竜の両方取り込んでいる。御嶽海同様、欲張った四股名である。

 最近は「炎」とか「光」などキラキラ・ネームも増えているが、力士は欲張っ他方が勝ちになるようだ。

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2019年11月 7日 (木)

記事数3300

 本塾の記事は前回で3300件に達した。これほどの量になるとは想像もしていなかったし、その内容も記憶のかなたに消えたものが多い。

 その間、パソコンも数台目になり、使うソフトも追いつけないほど、日々刻々変化し続けている。

 当初から月別のバックアップはとっていたつもりだった。その外部装置をフロッピー、CD、DVDとつないできたが、新しいパソコンにはそのデッキすらついていない。

 まとめてエクスポートする方法もあるようだが、簡単ではないらしい。もうすこし様子見するしかないか。

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2019年10月28日 (月)

靖国なら秘書持参でOK

 前経産省香典疑惑「議員辞職を」というのが共同通信世論調査の結果であった。

 有権者の通夜に本人が香典を持っていくのはいいが、秘書に届けさせるのは法違反になり処罰を受けるということで、菅原一秀経産相は辞任だけでなく議員辞職を求める意見が48.3%に達するという。

 今月17日から4日間行われた靖国神社の例大祭に、安倍首相は、「真榊」と呼ばれる鉢植えの供え物を奉納し、本人は参拝しなかった。

 終戦記念日には、自民党総裁として私費で玉串料を納めている。奉納物には「内閣総理大臣安倍晋三」という表示がありテレビにも映しだされる。秘書に届けさせるのだろう。

 信仰の自由がある限り参拝は自由だ。しかし総理大臣が特定の宗教法人である靖国神社に金品を届けさせるのがどうして違反にならないのか、香典とどこが違うのか不思議である。

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2019年10月26日 (土)

中国がサッカーに弱いわけ

 前回、北朝鮮と韓国のサッカー試合が平壌であったが、実戦は乱闘、見物人ゼロ、韓国選手の扱いはまるで犯罪人という状況に触れた。

 ネットで独裁者の国はサッカーが弱いという意見を見た。中国のことだが、サッカーの試合は個人の判断でとっさの動作を決める、試合中に上の指示は受けられない。自ら最適な判断を下す訓練ができていないのが社会主義国、というものだ。

 サッカーはやらないので、本当のことはどうかわからないが、日本では監督の「つぶしてこい」の一言で、相手の大学選手を背後から猛タックルして問題になり、結果として廃部に追い込まれたケースがある。

 独裁者(国)とスポーツの強弱は、関係ないように思うが……。

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2019年10月18日 (金)

災害と自治体の責任

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 前回、気象庁による竜巻の避難情報はお役所的で、「頑丈な建物」への移動など非現実的でむしろ危険、と書いた。水害による浸水や土砂崩れなどは別で、これらについては、自治体の出すハザードマップを最大限活用すべきだと思った。

 しかし、なかなかそうはいかない場合もある。写真は江戸川を隔てたところにある東京都江戸川区のハザードマップの表紙である。

 「ここにいてはだめです」、「浸水のおそれのないないその他の地域へ」というコピーと共に、同区の地図から赤い太い矢印が、千葉県、埼玉県、茨城県、東京西部、神奈川県方面に向けて、区民の全員避難を促すような絵が描かれている。各自であらかじめ避難先を決めておいて、という趣旨だが、これもまた、なんと無責任のことかと驚いた。

 しかし、実際にネットで中身を確認してみると、行政側では、被害が予想される1日前の情報提供に始まり、それに対する行動は、時間を区切って現実の行動がとれるように細分化したものになっていて、もろもろの選択肢も示されている。

 もちろん自己の判断にゆだねる部分は多いが、区が真剣にとり組もうとしている姿勢はうかがえる。

 これだけのものを区民が知悉しきれるのか、という不安も残るが、それだけに読んでもらおうという一念で、このショッキングな表紙を思いついたのだろう。

 

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