既著

2007年10月 1日 (月)

既著

 2005年4月、中国で激しい反日デモが起きました。戦中・戦後を体験している者にとって、中国・朝鮮など周辺国と仲良くせず、さきの戦争を美化する傾向さえ出はじめた世情をだまって見過ごすわけにいきません。

 そこでブログという慣れない方法で始めたのが「反戦老年委員会」で、2007年9月末までに780余編のエントリーをあげました。これも多くのコメントやトラックバックをいただいたみなさまのおかげだと感謝しています。

 一時はヒトラーのように振る舞った小泉首相、その跡を継ぎ軍隊を作る改憲を目標に掲げた安倍首相。そういった右傾化ナショナリズムは、この夏の参院選で大きく後退し、無惨な安倍退陣とハト派と言われる福田氏とその内閣の登場で流れは変わった、と見ました。

 そこで「反戦老年委員会」も臨戦態勢を解いて一旦終結させ、肩の力を抜いた寺子屋のような「反戦塾」に改題、広く自由に題材を拾っていきたいと考えています。どうぞ引き続きおつきあいのほどよろしくお願いします。

既著 ・『浪士、石油を掘る』(日本図書館協会選定)・『海と周辺国に向き合う日本人の歴史』(古代ロマン文学大賞受賞)、その他企業史、団体史など多数。

Book 「浪士」石油を掘る―石坂周造をめぐる異色の維新史

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海と周辺国に向き合う日本人の歴史―飛鳥の将軍・阿倍比羅夫/中世の海と松浦党 Book 海と周辺国に向き合う日本人の歴史―飛鳥の将軍・阿倍比羅夫/中世の海と松浦党

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2007年7月30日 (月)

護憲派の敗北

 参院選の結果、アベ自民党の凋落を喜んでいる向きは多いと思う。ご同慶の至りと言いたいところだが、わが委員会としては「護憲派の敗北」と評価せざるを得ない。その理由は、護憲を正面にかかげた社民党・共産党が改選議席を確保できず、9条ネットも泡沫扱いの票しかとれなかったことである。

 それに加えて、民主党(推薦を含む)は、わが委員会のカウントによると9条護持、集団的自衛権不可とするハト派議員39人を当選させた一方、安倍一派なみのタカ派議員9名が当選した。態度不明者も9名いるが、ハト派当選者は7割を切り、野党、そして公明党まで含め9条擁護派議員をふやしたことになっていないからである。

 自民惨敗に対する安倍退陣論が盛んである。しかし福島退陣論や志位退陣論を聞かない。長期低落傾向を選挙制度のせいにするのはもう聞き飽きた。わが委員会もたびたび警告を発してきた。しかるに国民が期待する左翼政党回生の処方箋は、なにひとつ描かれていない。

 護憲をいうが、問題は3つある。ひとつは自民改憲案を葬り去る政治戦略やプログラムが何も示されていないこと。2つめは非武装中立や自衛隊縮小をいうだけで、直面する脅威や安全保証に対して説得力ある説明がなされないこと。

 そして最後は、各ブログて盛んに提唱された護憲統一戦線が一顧だにされなかったことである。選挙区で、護憲票が割れて当選に達しなかった例は、幸いにして1、2を数えるだけだった。それほど社・共の得票がすくなかったということである。国民の護憲への願望に応えられなかったことは、犯罪的である、とさえいえる。

 しかし、われわれは叫び続けていかなければならない。もはや過去の政党の殻にとらわれてはいけない。1年以内に解散総選挙、政界再編があることは必至である。これまでの経緯から見て社・共がその主導権を担うのは無理である。民主・自民・公明の動きを注意深く追うとともに、国民的世論の形成をはかることが急務である。

 

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