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2017年4月 1日 (土)

首相夫人雲隠れ

「日刊ゲンダイ」によると、安倍昭恵・首相夫人は、今日(4/1)予定されている静岡市での講演会を中止し、27日以降、イベント出席を相次いでキャンセルしているようだ。

 

ほぼ毎日、こまめに投稿していた自身のフェイスブック(FB)も、この1週間、発信のない状態が続いており、しかもその最後の文面は、解析すると官僚が好んで使う単語が多く、本人のものかどうか疑わしいとされている。

  千葉県にあるスピリチュアル系宗教団体施設、あるいはその信者宅に身を隠しているという憶測もあるが、これがアメリカ大統領夫人なら大ニュースになるだろう。

 

もとは、森友学園理事長への100万円寄付の真偽に端を発しており、受け取ったと議会で証言した理事長を偽証で訴えるとする首相サイドに対し、夫人の肉声を聞きたいという声が高まっているからに違いない。

 

 相手である籠池理事長は、大阪府や大阪市の相次ぐ学園施設の調査立ち会いのため、発言はしないが今日もテレビの画面に平然と姿を現わしている。これまでに受けた虚偽申告に対する補助金などは返却し、小学校建設認可返上も決めている。

 

 すべてを捨て去る覚悟はすでできている。もはや言うことはない。権力側にとってこれほど怖い存在はない。籠池氏は、戦々恐々としている当局側とどう戦っていくのだろうか。目の離せない日がまだ続く。

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2017年3月 3日 (金)

正男暗殺の行方

「すごいことが起きた。この先どうなるのだろう」という驚天動地の大事件が去年から今年にかけていくつも起きた。テレビ番組も、人気ドラマそこのけで続報を追いかける。

 

 小池都知事→豊洲、トランプ→暴言、韓国→朴大統領、最近ではマレーシア→金正男暗殺、政界→森友学園などが相次いだ。次々と明るみに出る「真相」につい目を奪われてしまう。

 

 しかし、「人のうわさも75日」。これくらい経つとだんだん先が読めるようになってくる。上の各事件でも、新事実が出てきて、全体の見直しを迫られるようなことがないとは言えないものの、サプライズドも終わりに近づいていることはたしかだろう。

 

 中でも金正男暗殺事件は、外交問題や諜報機関が絡むので隠されている部分が多く、真相は最後まで決着がつかないに違いない。前にも触れたが北側の公式態度は、「死んだのは、北朝鮮の外交官ビザを持つキム・チョルという男であり、死因は心臓麻痺だ」という見解である。

 

 たしかにマレーシア当局の北朝鮮大使館への第一報は、そのようなものだったようだ。そこで、金正日の長男・正男が北の工作員に暗殺されたというのは、韓国の情報機関がでっち上げたニセ情報で、VXガスを使ったはずの女性が生きているというのは科学的根拠に欠ける、と主張している。

 

 北は、金正男なる人物の存在すら公式に認めていないのだ。韓国の情報機関でなくても、正男が被害者であるとの認識は当初から一般的だった。マレーシア当局もその前提で捜査に当たっており、骨格・体型だけでも確認は可能だ。

 

 その正男がなぜ北の外交官ビザを所持していたか、そして北の暗殺を警戒しなかったのかについて、彼は中国サイドにいるものの、北にとってもメリットになる存在になっていたという、二重スパイではないかということを塾頭は考えていた。

 

 現に、彼が貿易などで多額の収入を得、その上納金納付について北の要求に応え得なかった金銭トラブルが暗殺の理由という説もある。しかし、北にとってはあくまでも死体はキム・チョルである。北の公民を国外で、しかも手の込んだ方法で暗殺する理由はない。

 

 だから、死因が高度な国レベルの技術がないと扱えないVXによるものという理由を否定しなければならない。

 

 当初、死体は同じDNAを持つ遺族に引き渡すという切り札があったように見えたが、いつのまにか消えた。正男の長男がマカオからやってきて、明日にでも決まり、という雰囲気だった。

 

 だけど、北は正男の存在を認めていないのだから賛成するわけがない。キム・チョルの遺族のDNAは、あくまでも大使館を通じて北が提供するものでなくてはならず、しかも誰から採取したかは別として、事実上提供可能である。

 

 仮に両方とも正しい、とする結論がでたらマレーシアは、外交上決着を見ない限り、いずれにも引き渡せないとするしかない。国際的に大失態をさらすことになる。

 

 中国の態度が不鮮明なのは相変わらずだが、彼らを保護しているものの居留者であり、国民ではない。韓国への脱北者が正男を亡命政権首領に担ぎ上げるなどの動きがあれば、絶対反対である。本人にその気はなかったらしいが、韓国の初代大統領李承晩が戦中上海で実体の乏しい亡命政権を建て、戦後アメリカの要請を受けて建国した史実がある。

 

 中国としては、韓国の支える北の政権ができることは決して歓迎できない。そんなことなら、むしろ今暗殺された方がいいかも知れない。金正日の遺訓「中国を信用してはならない」というのは、中国から見た北も同じだが、半島全体が米韓同盟に染まってしまうことは、どうしても避けなくてはならないという至上命令がある。

 

 最近、金正男事件は、迷宮入りにという解説が多くなってきた。平和維持のためにはこれしかないかもしれない。それも、人類が選択できる知恵の一つである。

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2017年2月23日 (木)

安倍ご推薦学園

地下組織、地下人脈、地下取引……、そんな言葉でさえきれいに聞こえる。地下埋設物・土壌汚染がかかわる話題だ。核汚染物質にはじまり、豊洲そして今度は安倍首相夫妻とのつながりが注目されている大阪の幼稚園と小学校予定敷地に飛火した。その話の前に、安倍首相がなぜこの教育施設を――に触れなくてはならない。

 

学校法人森友学園の傘下にある施設で、ウェブサイトの「教育内容」の最初には

「毎朝の朝礼において、教育勅語の朗唱、国歌『君が代』を斉唱します」とある。この4月に開校を目指す小学校は、すでに学校説明会や入試も終わっているが、まだ文科省からの認可がおりていない。

 

 既存の「塚本幼稚園」では、「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」などと記載した文書を保護者向けに配布し、憎悪表現に当たる恐れがあると問題視した大阪府が法人理事長の籠池泰典園長らから事情を聴いていたことが16日、分かった。

 

 また、同学園に稲田防衛大臣は昨年10月に「交流等を通じて防衛基盤の育成と自衛隊員の士気高揚に貢献した」との理由で、防衛相感謝状を贈っていたが、前述のことを指摘され、このたび急きょ取り消し処分にするようだ

 

 そんな、超右翼少年育成を目的とする学園が、民進党の予算委員会の質問で、安倍晋三記念小学校」の名前を使って寄付金集めが行われていた事実を明らかにした。

 

首相は、

「そもそも、今、話をうかがって、これ初めて知ったんですが...

とした上で、

「いわば私の考え方に非常に共鳴している方、その方から小学校を作りたいので『安倍晋三小学校』にしたいという話があったが、私はそこでお断りをしているんですね」
 
「私が死んだ後であれば話は別だけれども、何かそういう冠をしたいというのであれば、私の郷土の大先輩である、例えば吉田松陰先生とかの名前を付けられたらどうですか、という(話をした)」

と、名前を冠する打診はあったが断ったと説明した。

 

 その代わりというか首相の妻・昭恵氏を名誉校長に据えている。この安倍首相の天真爛漫ぶり、ほめていいのか悪いのか、塾頭も迷ってしまう。「私が死んだ後であれば……」生きているのが残念だといわんばかり。

 

 「郷土の大先輩である、例えば吉田松陰先生とかの名前を付けられたら」といい、「私の考え方に非常に共鳴」した点は、教育勅語であり日の丸・君が代なんだろう。天真爛漫であると同時に、首相の知性や歴史の知識がそこで止まってしまい、そこから一歩も出ない幼稚さをどう考えればいいか。

 

 塾頭も山口県生まれだが、松陰が松下村塾を運営していた頃、大陸侵攻論者だったことや、教育勅語が特攻隊を生んだもとになっていることをどれだけ知っているだろうか。前述の短い答弁の中に、首相の思想の根底が言い尽くされている。

 

 さて、本題の土地の話が置き去りになってしまった。学園が小学校用地として、国有地をほぼ10分の1という破格の価格で手に入れたことに対して、国会で首相周辺に疑惑の目が向けられたことが発端だ。

 

首相は、森友学園への国有地売却や小学校の認可に安倍夫妻が関与していたことが明らかになれば、「総理大臣も国会議員も辞める」と断言した。同時に、首相や国会議員でさえなければ、全面的に事業に協力したいという本音も分かった。

 

その、土地の問題というのは、東京の豊洲市場用地取得問題と類似点が多い。財務省は取得価格開示請求を、「買い手の要望で」という理由で拒んできた。朝日新聞の29日の報道のあと、ようやく価格を公表する。

 

説明によれば、土地の価格は報道の通り、周囲の標準的な地価と比べると9割引きの13400万円。安くなった理由は、地下埋設物(タイヤなどの廃材及び生活ごみ)の撤去・処理費用である81900万円を差し引いたためだという。

 

 その撤去・処理費用の算定方法はわからず、その価格でもってすればダンプトラック何千台分に相当するという。健康被害をもたらすようなものではなさそうだが、近隣住民はそんな物が運び出された様子はないと証言している。

 

 仮に建物のくい打ちに支障があるとすれば、建物建設部分だけでいいわけで、全体の面積を資産の根拠にする必要はない。上記の1億数千万円も低利の長期分割払いでよく、ほぼただ同然で開校の条件をクリヤーできることになる。

  豊洲の方は、都議会で百条委員会開催が決まったというニュースで、「これで真相がわかる」という雰囲気だが、喚問される証人は、「訴追される恐れがある」とか、「記憶がない」というという証言拒否の方法があり、弁護士の同席も許される。

  

 それに比べると、大阪の方は突っ込みどころ満載だ。そのような、学校をなぜ存在させなければならないのか、野党4党は徹底的に追及してほしい。

 

【追記】24日朝のTV報道によると首相の妻・安倍昭恵氏は名誉校長を降りたようだ。そもそも彼女自身の希望によるものかどうか疑問だが、学校の方針に共鳴しての就任。首相でも国会議員でもないのだから引き下がる理由は全くない。

 

やっぱり政治的配慮です(*^-^)

 

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2017年2月17日 (金)

女子ジャンプ・世界一

 昨日行われた韓国・平昌W杯ジャンプで高梨沙羅選手(20)が97メートルという最長距離を出してW杯通算53勝となり、歴代最多記録を達成した。その前日も伊藤有希(22)がトップを飾り優勝している。

 若い女子選手が怖がらずに偉いなあ…と塾頭は思う。中学生の時、関西の都会から雪深い越後へ転校したが、軍事教練の時間は校庭が積雪で使えず、雨天体操場では鬼ごっこか銃剣術だけになってしまう。

 そこで、山スキーの行軍かジャンプになった。ジャンプは急斜面を滑降するだけでも怖いのに、踏切は飛び上がらず精一杯上体を前方に倒す……、それだけの指示で、教官は「次」「次」と号令、一人ずつ飛び出させる

 着地するあたりも、けがを防ぐため見下ろすのもこわい急斜面になっている。先に飛んだ地元の子もこけない子はわずか。塾頭も「次」と言われた時は死んだつもりだった。

 

 転げ落ちて止まった時は、ホッ!。今考えると、あれは自爆体当たりの訓練だったようだ。そんなことは考えなくていい女子選手に拍手!拍手!。

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2017年2月16日 (木)

金正男暗殺雑感

 クアラルンプールで暗殺された北朝鮮・金正恩の兄正男に関する続報はまだまだ続く。犯人らしき2人目の女が逮捕されたそうだ。いずれにしてもこの種の事件は、これからもなかなか真相が明らかにならないだろう。

 当塾では、去年9/1010/2213/3と3回、北朝鮮抜きの6か国協議というのが必要ではないかと書いてみた。核実験やミサイル発射などもはや日常化した北の行動に、国連が何度決議相や声明を出そうがカエルの面に小便、なんの効き目もないからだ。

 単なる威嚇や、国内向けパフォーマンスであれば、無視すればいいのだが、どこかの国は、それを緊張とか脅威と言ってやはり国政に利用しようと意図する。かつて、北の動きに対し、日米中韓それに北を含めた6か国で北の非核化を協議する場があった。

 現在、それを復活させようと思っても、北が加わるはずがない。それならば、かつてあった東アジア非核地帯構想のようなことを、北抜きで話し合ったらどうか、というものである。

 「無意味だ」とはわかっていてもこの地域の恒久的平和構築を話し合うということになれば、南北のあり方も議題となり、北は実効の伴わない経済制裁などよりも焦ってくるだろう。

 前掲の記述のひとつ「北・抜き陰謀論」をリンクしておくが、単なるパフォーマンスであればいいけど、最近の報道によると正恩の健康状態や日常生活にやや正常を欠くものがあるという。

 となると、「誰が誰を」と特定していないが、非常手段として「暗殺」という陰謀が働いてきてもおかしくない、と書いた。その時と今は何が違うかと言えば、トランプが米大統領になり、政策が目まぐるしく変わることである。

 正恩は正男の利用価値の変化を警戒したのかもしれない。

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2016年12月28日 (水)

安倍の珍妙なハワイ詣

 何のためにハワイへ行くのだろう。なにか子供じみていてほとんど底が割れているのに、マスコミをはじめ、大人げない論評は避けられている現実が解せない。

 「慰霊」?、本来慰霊とはあくまでも個人の心の中にあるものを発露する自然の行為である。あらかじめ米大統領に予告したり、外相・防衛相などにぎにぎしくお供に連れ、「首相として」などとおおげさにひけらかすものではない。

 日本の総理は、過去吉田、岸、野田などがこの国立墓地を訪れているが、こんな鳴物入りの慰霊は聞いたことがない。天皇・皇后の慰霊の旅とはあまりにも違う。

 「開戦75年にあたり改めて不戦の誓いを新たにする」?、ということは、これまでしてこなかった、つまり新憲法は頭から無視していたということになる。「任期中に改憲」したいという人が言っても、白々しいばかりだ。

 しかもその「不戦」は、日米間限定で他の国は含まれない。中国が「こっちへ来るのが先じゃないの?」というのはもっともだ。70年敵対したことのなく、アメリカのポチと言われる国が、もったいつけて「不戦」を誓い、「歴史的」などと言えば、世界中の人は最初は首をかしげ、そして笑っちゃうだろう。

 「和解」?、誰と誰が和解するのだろう。個人対個人なら和解するしないは個人の自由だ。国と国なら講和条約締結でとっくに済んでいる。済んでいないというのは、「あの戦争は正しかった」とか、「東京裁判は勝者の裁判であり戦犯処刑は不当」と考えるのならわかる。

 両国間の長年のトゲ、わだかまりを――、などという表現もある。そんなものは一向に感じないが何を言うのだろう。朝鮮・中国ならわかる気もするが、そうなったのは戦後相当たってからである。奇襲攻撃を受けたアメリカ人がそう思っているかは知らない。

 また、原爆犠牲者などの日本の遺族がその「トゲ」を抱いているだろうか。塾頭の親族に悲惨な死を遂げた戦死者もいるがトゲなど持っていない。前にも書いているが 原爆は日本が先に発明していたら早速使っただろう。

 広島の慰霊碑に「過ちは繰り返しませぬ」とあって、主語がないとよく言われるが、日本人でもアメリカ人でもなく「人類として」し解釈している。無差別の大量破壊兵器、宣戦布告なしの奇襲攻撃、いずれも国際法違反だ。

 戦争は、武士や騎士がたたかうものでなくなったのが近現代戦だ。総力戦という概念は第一次大戦から始まった。生産力を破壊し兵力の供給を閉ざし、そして恐怖心をあおって戦意喪失させるためには、非戦闘員の大量殺戮がどうしても必要だ。

 日本も国家総動員法や国民皆兵で、女性や子供まで竹槍で戦うよう訓練を受けた。「非戦闘員」という意識はない。従って敵に殺されたからといって、それを根に持つようなことはない。それが戦争である、こういった常識がこのところ薄れているように思う。

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2016年12月23日 (金)

糸魚川大火&天皇誕生日

【大火】
 昨日は、新潟県糸魚川の大火が報じられた。被災された方々にお見舞い申し上げます。

 塾頭は終戦の年の4月、大火を身近に経験している。同じ新潟県・五泉である。西高東低の気圧配置が逆になる春先には、フェーン現象で日本海側は大火の記録が多いが、降雪季のこの時期は珍しい。

 五泉大火の原因は汽車のばい煙の火の子だった。塾頭の住家の一軒置いた隣まで被災している。この頃は全国的に空襲による火災が多いが、学校では早速焼跡整理隊が組織された。

 思い出すのは、こげた味噌の独特なにおいである。土蔵のある家は、火事が迫ると、味噌ダルを持ちだし、土蔵の開口部に火が入らないようたっぷりと味噌で目張りをする。

 はた屋の多い五泉、焼跡から白い羽二重の断片を拾ってきて、自分の名前を墨書、学生服の名札にした。木綿よりよほどかっこよかった。

【天皇誕生日】
 天皇と安倍が「決定的に対立する日――、今日だろう、と19日付で書いた。は・ず・れ。

 記者会見のコメントは

8月には、天皇としての自らの歩みを振り返り、この先の在り方、務めについて、ここ数年考えてきたことを内閣とも相談しながら表明しました。多くの人々が耳を傾け、各々の立場で親身に考えてくれていることに、深く感謝しています。

 さすがは天皇。すきがない。参賀の人には早速大火の見舞いを入れた。また、「多くの人々」には塾頭も入っていることにした。退位の件は、問題先送りか、決定的対立を避けることを願っているように読める。

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2016年12月19日 (月)

天皇と安倍が「決定的に対立する日」

Dscf2922 タイトルは週刊現代の広告にごく小さく載ったものである。塾頭は、前からその日は23日の天皇誕生日にやってくるのではないかと思っていた。

 恒例の誕生日のお言葉があるのかないのか。この前の退位希望をほのめかした「お言葉」があったばかりである。それに触れるのか触れないのか。

 政府が目論んでいる「一代限りの特別立法で検討いただいていることを感謝します」などのご発言が出てくることは、前回のお言葉全体から類推してまず考えにくい。

 全く言及されなければされないで、政府の対応に不信感を持っておられることになり、いずれにしても、「決定的」かどうかは別として政府の思惑との違いが白日の下にさらされるのではないか。

 政府が設けた有識者会議(12/1付投稿で新聞が「退位専門家」によると表現しているのをからかったが)は、わずか2回の会合で現在の陛下に限って特別立法による退位を容認する方針を決めた。

 そうそうたる「有識者」を揃えながら素人を納得させる説明はない。現陛下のみの退位容認は天皇の政治的権能を否定した憲法に抵触するとの指摘もある。つまり、法律で決められたこと以外の政治に口出ししたり決めたりする能力を持てないという、憲法4条の規定に反する結果を招くということだ。

 その一方で「退位を制度化するための普遍的な要件を定める法整備が困難だ」という意見に配慮したという。一代限りでも、退位後の地位、呼称、権能、退位の手続きその他、恒久的な場合と同様な検討が必要になってくる。同じことではないか。

 また、恣意(しい)的な退位をどう防ぐかという基準づくりは難しいとの意見があるが、一代限りでも前例ができれば同じことになり、かえって混乱する。要は政府が、一代限りに固執するのは、「女性天皇」を持ち出されたらかなわん、という一点だけではないか。

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2016年12月18日 (日)

反戦塾乗16/12/18

 今日はお休みにしておこうかと思ったが、先週起きたことについてやはり書いておく。

 まず、日露首脳会談。中味については何も書くことがない。安倍首相のへつらい笑いとプーチン大統領の苦笑いだけが目に残る。やらないほうがよっぽどよかった。

 大統領が2時間半も遅刻したのは、シリアの件があったからとの弁明があったとかなかったとか。そのシリアはアレッポをアサド政権側が反政府勢力から取り戻したようだ。

 日本のマスコミは、アメリカやEUサイドに立った報道で、アラブの春で独裁政権打倒を旗印にした反政府勢力が善、それを武力弾圧するアサド政権を悪とする見方が多いが、反政府組織を作るのに外部の扇動や工作はなかったか。組織ができたら「弾圧から守る」という口実で武器供与の支援をした国はないか、そんな疑問がわいてくる。

 シリアもイラクもバース党を名乗り、社会主義に近い政権で独裁色は強かったが、中東では比較的落ち着いた国家運営をしていた。独裁的であればこそ、宗教や人種の違いをこえて統治していたとも言える。

 イラクは御存知の通り、独裁者・フセインを殺しアメリカの手で現在のシーア派政権を多数決で選んだが、シリアの方は国連に議席を持つのは現政権だけだ。ロシアの参戦は、政権側に化学兵器使用の疑惑があったものの、アメリカがイラク現政権を支援するのと同様、現有政府の要請を受けて介入したものである。

 塾頭は「内戦介入はすべて悪」の立場で「内部は内部で問題解決すべきだ」と思っている。だからそのための秩序回復に、国連とか外部の関与が必要だ。まず武装解除、その前に一切の武器供与禁止が徹底されなくてはならないが、それを言い出せるのは日本ぐらいしかないだろう。

 ISは、他の文明社会を敵視し、無辜の人をテロで殺害するなど許せないものがあるが、それでもその方針を放棄し、話し合い解決に徹すれば、参加の資格がないとはいえない。この際、イスラエルも共存・共栄を望むなら加わるべきだ。米次期大統領トランプはどう考えているのだろう。

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2016年12月14日 (水)

墜落か不時着か

 沖縄・辺野古に近いキャンプ・シュワブの沖合に、米軍のオスプレイが墜落した。オット、テレビでは「不時着した」と言っている。だけど画面を見ると、岸から遠く離れた海面上で波に揺られている機体の天井はギザギザに破壊されおり、その他もバラバラになっているようだ。

 不時着というのは、滑走路でなくても然るべきところに着陸し、機体がこわれても乗員らが脱出できることを言うのではないか。念のためネットで各社の報道を見たら「墜落」「不時着」「着水」の3通りあった。

 昨日のエントリーではないが、チョットした報道姿勢の違いで読者の印象操作ができてしまう。前述のあとの二つは、多分当局の発表によるものだろう。しかし、映像画面は正直だ。言葉がいかに不自然か、すぐわかるのになあ……。

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