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2021年2月13日 (土)

実効支配

 時事通信によると、11日付の韓国有力紙・東亜日報は、日本のイージス艦や潜水艦、F15戦闘機を使った竹島上陸作戦への対処方針を記した内部文書を韓国軍が作成し、昨年末に国会に報告したと報じている。

 これに対し、岸信夫防衛相は12日の記者会見で、「(計画が)事実だとすれば全く受け入れられるものではない」と述べ、その上で、11日に在京韓国大使館の駐在武官に事務レベルで説明を求め、強く抗議したことを明らかにした。

 韓国軍が根も葉もないことを事実めかしく報告書に仕立て上げ、緊張感を煽ろうとしている。

 昔の情報不足の時代なら偽情報で軍隊が戦争の危機をあおり、予算を増やそうとするのは常套手段であった。

 これが末端の小競り合いを呼び、大戦争を招いてきたという史実に韓国は疎いようだ。とんでもない言いがかりが通用するとでも思っているのだろうか。

 日本は、日露戦争当時の1905年に現在の竹島を正式に島根県へ編入した。それまでは日本・朝鮮の双方に幾多の文献があり、決定的な所属を証明するものはない。

 竹島は、サンフランシスコ条約が発効する直前の1952年1月、アメリカが発効まで一時的に日本の施政権範囲を設定していたマッカーサー・ラインに倣い、一方的に李承晩ラインを設定し竹島を韓国側水域に含めた。

 李承晩は、朝鮮独立運動をきっかけとして中国内に作った亡命政権の大統領を名乗っていたがその後アメリカに移動、大戦後南北朝鮮の分裂抗争激化を受け、韓国初代大統領にアメリカの肝いりもあって迎えられた。

 李承晩ラインは、アメリカの占領区域にそって他の島嶼と同様な線引きをしたものである。それ以来、韓国は大統領を上陸させるなど折に触れて実効支配を強調する。

 塾頭の基本的考えは、尖閣にしろ竹島にしろ、ここ数十年紛争もなく実効支配している島嶼に領有権を与え、漁業などについては入会権を設けるなど、双方の利益を合致させるような線で妥協を図る交渉がどうしてできないのか不審に思う。

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コメント

竹島問題で両国民が意識して対決し始めたのは、故ノムヒョン大統領が独島記念切手を発行してから、この成功に味を占めて米国で従軍慰安婦切手などを発行している。
竹島問題、日本海問題、従軍慰安婦問題で日本を揺さぶるのが韓国政府の三種の神器になった。
もっとも従軍慰安婦問題はホロコースト絡みの米国政府の後ろ盾
領土問題は尖閣竹島北方領土全てにおいて米国の画策があった

投稿: ガードナー | 2021年2月14日 (日) 21時37分

日本が帝国主義的政策をとったのは第21次大戦以降で、日本に開国を武力で迫ったアメリカは帝国でないのに帝国主義的でした。
日本が竹島を編入した頃の李氏朝鮮は清国の朝貢国でそんな島の帰属に関心はなかったでしょう。

投稿: ましま | 2021年2月14日 (日) 07時03分

竹島問題、私もくわしくはわかりませんが、
ともかく韓国はサンフランシスコ条約によって韓国への施政権放棄をした時に、その中に竹島も含まれている、と思っているからですよね。
でも、歴史的経緯から竹島は日本の領土になっている。 これも、日本が戦前の帝国主義的政策をきちんと反省していないところにも大きな原因があるのかもしれません。

投稿: へこきあねさ | 2021年2月13日 (土) 20時34分

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