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2020年7月 8日 (水)

最先端の方言

 07/07の毎日夕刊のコラム「憂楽帳」より西川拓氏の「最先端の方言」という題名をお借りし、その一部を引用する。

(前略)私も昨年春から福島で勤務しているが、半沢康・福島大教授(日本語学)によると、福島の方言は単語の中のどの音を高く、どの音を低く発声するかに決まりがない「無アクセント」が特徴だ。雨と飴(あめ)、橋と箸など、同じ人でもその時々で抑揚が変わるというから面白い。宮崎県なども無アクセント地帯だそうだ。

 「日本語では同音異義語をアクセントで区別する例は多くなく、アクセントはさほど重要ではない。支障がないなら単純化していくというのが、言語の変化の大原則」と半沢さん。無アクセントは言語の進化の最先端ということか。(後略)

 また、62年前の本だが柴田武『日本の方言』岩波新書、には、その例として次の例をあげている。

たとえば、もとの委任統治の南洋の島々では、そこへ移住した人がすべて無アクセント地域の出身者ではないのに、無アクセントの日本語が話されていた。ちがうアクセント体系の人が寄り集まったために、新しく無アクセント方言が生まれたのだと思う。

日本語からアクセントがなくなる、その日がいつかはやってくるのだろうか。

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