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2020年7月 3日 (金)

エネルギー政策転換の時期

 地球温暖化原因ガスの排出は、コロナの前でかすっかり影が薄くなった。その中にあって、政府が二酸化炭素(co)を多く排出する非効率な石炭火力発電所を2030年度まで段階的に休廃止する方向で調整に入ったことが2日、分かった。

 石炭火力では、世界でトップクラスの技術がある日本に電力不足を補う国からの引き合いがあり、休止中の原発をカバーして電力の採算改善にあてたいためか、政府は石炭火力を温存するエネルギー政策転換をためらっていた。

 石炭火力114基のうち100基程度が対象となる見通しとなっている。

 子供の頃、尼崎に住み、海岸近くにある火力発電所の煙突が黒い煙を吐き出す姿を見て育った。

 大阪も「煙の都」と称され、工業発展のシンボルとして、観光都市・京都と対比された。東京は、千住の4本煙突が「おばけ煙突」として有名で、下町の風物詩として小説・ドラマなどにもたびたび登場した。

 戦後は、ぜんそく誘発の元凶になってしまい、石油やガス火力に移る。しかし、炭水化物である点はかわらず、量が少なくても二酸化炭素ガスは出る。

 原発は、それがない原理だが、核汚染物質が手におえないのは温暖化ガスの比ではなく、原爆の原料になるプルトニウムはたまる一方で、再処理による二次使用計画は失敗、これからの廃炉費用も考えれば、原発の再開にこだわる政府の真意は一体どこにあるのだろう。

 太陽光発電など、自然エネルギーを取り込むのが一番なのだが、前述したとおり政府はあまり熱心ではなかった。

 自然エネルギー取り込みの不安定さや、送電線不備などを理由に挙げるが、日本には各種電池の開発や利用技術があって実用化されているものも多い。また、燃料電池、揚水発電、電化された鉄道網の利用など、工夫できる余地はまだまだ多いはずだ。

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コメント

そういえば「戦後強くなったものは靴下と女性」というたとえがあり、ナイロンは、おかいこさんにとってかわる「夢の繊維」といわれました。

投稿: ましま | 2020年7月 4日 (土) 09時20分

石炭には、化学繊維の材料という側面を持ちますし、昔はガス灯に使う水素ガスを作る材料でもありました。
使わないなら、水素エネルギー開発にとって代われるかもしれません。

いずれにしても経産省とその族議員が集う「原子力村」の住人たちの考えが変わらなければだめかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2020年7月 4日 (土) 07時54分

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