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2020年5月21日 (木)

賭けマージャン

 東京高検・黒川弘務検事長の賭け麻雀疑惑が一斉に報じられられた。今日発売の「週刊文春」に詳細が載る。

 麻雀の相手は産経新聞記者2人と朝日新聞記者の1人で、場所は産経新聞記者の自宅。今月に入って2度あり記者が手配したハイヤーで深夜に帰宅したという。

 新聞記事によると、すでに定年延長問題で国会が紛糾しているさなか、即刻辞職は免れないという観測になっている。

 産経・朝日両社は遺憾の意は表明しているが、それは、コロナで大騒ぎの最中三密禁止で例示される麻雀を続けていたことで、「賭けていたがどうかは調査中」などというものである。

 というのは、記者会見などでは絶対聞き出せない真相の一端をつかみ取るため、ベテラン記者なら使う奥の手だ。新聞社幹部もかつて自分たちもやって来た。酒席の付き合い、夜討ち朝駆けの場所を選ばない取材合戦は、記者の常識という理解からだろう。

 外回りの取材には、記者の足として通常ハイヤーが使われるので、協力者への便宜供与の範囲であれば問題ない。

 賭けない麻雀など味気なく、自宅を使って深夜に及ぶなど、普通は考えられない。仮に賭けていたとしても、検察官という役職上問われる法律問題なので、日頃知りあい同志のゲームであれば、賭博罪として検挙されるということはない。

 しかし、この場合は違う。民間でも相手が取引先であれば、お互いに警戒しあって普通なら敬遠する。

 麻雀の場合、振り込むことを承知で点棒をごっそり持っていかれる危険を冒すことがある。ゲーム上のスリルでもあるのだが、故意があれば、相手に対する買収として簡単に使える手だ。

 それが、贈収賄罪として立件できるのかどうか、検事長なら研究のテーマにしてもいいと思うのだが。

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コメント

処分は「訓戒」ということで、辞職はするものの退職金が7000万円も出るようです。我々から見ると「ご褒美」のように見える。

投稿: ましま | 2020年5月22日 (金) 19時36分

賭博罪というのは、実はとても規定があいまいであることが、過去の出来事で知っていました。

今回のも、金額が少ないので賭博罪にはならないようですので、処分も軽いものになったようです。

投稿: 玉井人ひろた | 2020年5月22日 (金) 17時38分

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