« 感染者数の発表 | トップページ | 四角と丸の文化 »

2020年4月 1日 (水)

(続)感染者数の発表

 01日の東京都の新感染者数発表は66人となっている。これは31日に、過去最多の78人の感染者が確認され、それに次ぐものとして騒がれている。塾頭は素人考えでピークが今週末から来週にかけてくる、と思っているのでそれほど驚かない。 

 感染者数の発表で、気になる報道がされている。自衛隊中央病院によるものである。集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から患者百四人の感染者を受け入れているが、発熱やせきといった症状がない患者でも、コンピューター断層撮影(CT)検査で肺に異常が認められる事例を報告している。

 政府・自治体の対応は、もっぱらPCR検査(遺伝子増幅技術を用いDNAを検出する方法)で得られた感染数をベースにしており、検査機器の数量が限られている上結果を出すのに時間がかかっため、当局が数をコントロールしているのではないか、などと疑われてきた。

 これに対して、CTは、他の疾病でも日常使われるレントゲン技術と同じで、患部を即刻目視することができる。感染の有無を調べるPCR検査については「感度はそれほど高くないと考えられ、感覚的には70%程度の感度と思われた」と同病院が見解を示している。

 両検査は全く違う視点・観点から行われているので、どっちが正確かという比較はできないし、利用目的も違ってくる。

 自衛隊検査は、肺を直接見ることにより、重症化しやすい肺炎の発生を自覚症状がなくても早期発見できるとすれば、その点でPCR検査より優れているということができる。

 政策基準としてどの数字を優先的に採用するかなどに、官僚のセクショナリズムが働くとすればこんな愚かなことはない。

 数字は、それぞれの利用目的に応じて使い分け、最も有効利用できるように工夫して使っうことが肝要だ。

|

« 感染者数の発表 | トップページ | 四角と丸の文化 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 感染者数の発表 | トップページ | 四角と丸の文化 »