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2020年2月 6日 (木)

アメリカ外交の虚実

 外交と軍事の絡み、これはなかなか素人にはわからない。国家の機密と言えば、この右に出るものはない。桜を見る会の出席者など一緒にしては、見てほしい桜の方が迷惑するだろう。

 大手マスコミでも真実を明報道することは滅多にない。記者クラブに所属する特定の社にだけに、リークできないからだ。

 それだけに文書やメモの保存は歴史検証の上で、捨ててはならないものである。

 アメリカは、アフガンから911同時多発テロ以降、主犯とされるウサマ・ビンラディン逮捕・引き渡しを要求し、政治権力を持つタリバンと対立して軍隊を派遣、戦争状態に入っていた。

 ビンラディンは逮捕・殺害されたが、残る組織、アルカイダを世界に向けたテロの温床であるとし、タリバンと対立、軍を維持させ続けた。

 トランプは、タリバンと交渉の上撤兵する方針だという。アフガンは、当初イギリスが侵攻して支配、次いでソ連が共産圏として拡張、これを排除するため、アメリカがタリバンに協力して成功させ、後に一転してタリバンを不倶戴天の敵にしてしまったのだ。

 このところトランプは、「平和の旗手」のような発言が続く。しかし、元来交渉で財を成した不動産屋だ。アフガンが長年の大国干渉を脱した平和な国になれると理解するのは早いだろう。

 中東だけではない。日本・韓国をはじめ、世界に米軍を張り付ける政策がアメリカ経済浮揚の重石になっていることは疑いない。このさまざまなジレンマが、大統領選の味付け材料として使われれているようだ。

 諸記録の保存では、日本より上と見られるアメリカ。上の2国間交渉がスタートすれば、北朝鮮問題と同様、トランプの外交戦略を歴史が明らかにするだろう。

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コメント

良きにつけ悪しきにつけ、アメリカが世界の標準とされるのは、このことあってだと思います。アメリカのポチなら真っ先に見習うべきこと。

投稿: ましま | 2020年2月 6日 (木) 12時58分

アメリカも日本同様に公文書と公務員の私的なメモ的なメールなどは分けて保存していたそうですが、数年前から法改正によりどんなものも公的なところでの記録は国立公文書館で保存されることが決まったそうで、ありとあらゆるものが、消去されず保管記録されているそうです。

投稿: 玉井人ひろた | 2020年2月 6日 (木) 11時40分

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