« 戦争と米国民の意識 | トップページ | 災害と自治体の責任 »

2019年10月17日 (木)

竜巻避難情報

 台風19号が上陸してから5日目になるが、被害情報が依然としてトップクラスにある。

 千葉県は死者1名であるが、気象庁はその原因を竜巻によるものと断定した。

 死亡した男性は横転して破壊された車の中から発見されている。当日、竜巻注意報は朝から県内一円に出ぱなしであった。

 当日マスコミで繰り返されたことは、「注意報・警報等に留意し、自分の身は自分で守る……」であった。

 気象庁のホームページには

竜巻注意情報 が発表された場合には、まず簡単にできる対応として、周囲の空の様子に注意してください。そのとき、空が急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなど、積乱雲が近づく兆候が確認された場合には、頑丈な建物に避難するなど身の安全を確保する行動をとってください。

とある。「頑丈な建物に避難する」タイミングとしてはすでに遅いのではないか。

 車の中でなくなった男性は「頑丈な建物」に行こうとしていたのかも知れない。徒歩で出ても落雷の直撃を受ける可能性がある。

 第一、「頑丈な建物」とは何を指すのだろう。普通なら避雷針のついた鉄骨鉄筋造建築を想像する。

 近所になければ車での移動となる。この現場近くでは、木造家屋の多くが屋根を飛ばされるなどの被害を受けている。けが人は出たが、死んだ人はいない。被害者は、多分頑丈な家だと思ってはいなかっただろう。

 戦時中、空襲警報が出て爆撃機の音が聞こえたら、防空壕のない家庭では、押し入れの下の段を開け、布団をかぶるようにした。

 竜巻注意報は「危険を感じたら家から出ないでください」が正解だと思うが、現在の気象庁情報提示は、いかにもお役所仕事的ではないか。

|

« 戦争と米国民の意識 | トップページ | 災害と自治体の責任 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

>玉井人ひろたさん
私も見たことがあります。我が家の風呂場の窓には侵入防止のアルミ柵はあるけど雨戸はありません。風呂は万一に備えて満水にしておく必要があり、私なら間口半間の押し入れを選びます

投稿: ましま | 2019年10月18日 (金) 10時34分

現代は風呂場が安全だとか、誰かが言っていた気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2019年10月18日 (金) 08時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 戦争と米国民の意識 | トップページ | 災害と自治体の責任 »