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2019年9月 6日 (金)

市長お気に入りの電気自動車

 市川市の市長が公用車として、アメリカ製高級電気自動車ステラを導入したことについて批判が多く、ついに断念、リース解約に至ったことが、地方だけでなく全国ニュースになっている。

 これまで本塾で取り上げなかったのは、市長の思惑、政策との関連、高額な費用と車種の選択など、断片的な報道ではわからないことが多かったせいだ。

 村越祐民市長は、共産党を含む野党5党推薦を受けで当選した市長で、塾頭も市内に残る帝国陸軍最古と思われる煉瓦造倉庫を遺跡として活かすという公約を買って一票を投じた人だ。

 排気ガス問題だというが、なぜそれが高級外車導入になるのかが結びつかない。

 市長はもともと電気自動車に関心があり、渡米した際いろいろなメーカーの車に試乗した結果上記車が乗り心地、性能、機能などが最も優れており、これを市長車とすることで宣伝が行き渡って、ごみ収集車など市の管理する車両全体に及ぼせると思ったらしい。

 究極的には、内燃機関車より電気自動車の方がローコストになる。ただし、その電気が原発や石炭火力に頼るようでは放射能や温暖化ガスから解放されない。

 市長車をはじめ、従来はトヨタ車が多かったようだ。トヨタは、燃料電池である水素を動力源とする研究では先んじており、すでに実用化が進んでいる。中国など海外からの引き合いもあるという。

 水素は、太陽光その他の再生可能電源で電気分解して生産できる。設備さえあれば低コストで貯蔵・運搬も可能だ。ネックは、水素スタンドが普及していないことで、単に充電設備を作るだけでいい電気自動車のようにはいかない。

 革新市長なら、なぜより無公害なシステムに迫るトヨタと組むことを考えなかったか。

 トヨタなら市有車採用への便宜を得たり、スタンド用地の斡旋など、様々な具体化へのタイアップができたと思うのだが。

 「燃料電池車なんて馬鹿げてる。」EVで名を馳せたテスラ社CEOイーロン・マスク氏の言葉だという。まさか、これに村越市長が洗脳されたとも思えないのだが、日本のマスコミもここまで掘り下げてほしい。

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コメント

アメリカも含めてそのあたりを追及してほしいものです。

投稿: ましま | 2019年9月 8日 (日) 08時45分

国内メーカーだと、その選定でのスキャンダルが起きかねないなどと考えた可能性もありますね

投稿: 玉井人ひろた | 2019年9月 7日 (土) 18時43分

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