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2019年9月 5日 (木)

香港、中国人の器量次第

 前々回「香港の首長は弱気」を書いたのだが、ややその方向に動きだした。

 逃亡犯条例改正案に端を発した抗議活動から約3カ月。香港政府トップの林鄭月娥行政長官が条例案の完全撤回を表明した。

 報道によると、デモ主催メンバーは、なお独立調査委員会設置など5項目の完全実施を求めて妥協の気配を見せていないという。

 最初、「独立委員会」というのは、香港が中国から独立するという意味か?、と目を疑ったが、どうやら警察の行き過ぎ警備の処罰等の調査委員のことらしい。

 しかし、メディアによる強気な個人取材などの発言を聞いていると、完全に中国と手を切らない限り運動は続いていく、と聞こえる。

 今が、デモを中止し、行政側と話し合いに入る絶好のタイミングだ。香港は、100年にわたる英国の租借地であったが、日本の占領時期をのぞいて他国領土になった時期はない。

 中国が独立を認める訳がないし、この状態では国連をはじめ、国際的な支援は得られない。

 独立戦争は、アメリカを始め数え切れないほど多い。最近は、中東など強大国の介入といった例もあるが、ほとんどの場合、犠牲者や難民の数をふやすだけで、失敗である。

 せっかくここまできた人類の知恵・「一国二制度」である。

 悠遠の歴史を誇り、同じ民族で文字・言語・風習を持つ同士として振る舞えるかどうか、香港は、中国人の器量が問われているのだ。

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