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2019年9月22日 (日)

台風15号の予見可能性

「少なくとも地震発生前までの時点においては、法律の規制などは絶対的安全性の確保までを前提としてはいなかった」

 東電の福島原発事故に対する旧経営陣の刑事責任を問う裁判で、東京地裁は判決文にこう記している。

 千葉県などを襲った台風15号による停電は、いまだに回復していない地域がある。今後いろんな損害賠償訴訟が起こされる可能性があるだろう。

 この場合、原告側の「予見可能性」は、こんな長い間停電が続く可能性は予見できなかった、ということになる。

 一方、東電側は、各地で電線や電柱に被害をもたらす風の強さを予見できなかったから、事前の対処をしなかった、とするだろう。

 本塾ではすでに指摘した。散歩をしていると、公園や民家の老齢化した大木が道路側の電線と交錯し、その部分の伐採をしないといろいろな事故発生が予見される、ということである。

 素人の予見とはいえ、日頃、こういったことをチェックしていれば防げたことも多いはずだ。東電旧幹部は、そんな田舎道を散歩することはないのだろう。

 東京地裁判決の「法律に書いてないから無罪」が、「判例」になるようなことはあり得ないと言い切れるのだろうか。

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コメント

公式見解(裁判などの)のウソが、バレバレになるところ、日本はまだ救いがあるのでしょうか。

投稿: ましま | 2019年9月22日 (日) 20時09分

日本で初めての災害ならまだしも、各地で起こっていてその資料も持っていたはず、「予見していたが福島問題で予算が回らなかった」と言ったほうがまだましだったかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2019年9月22日 (日) 16時49分

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