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2019年7月15日 (月)

出稼ぎ労働者

 人口漸減が憂慮される中で、他国人労働者の不法流入や低賃金が問題視される一方、人手不足を補う決め手として位置づけ、施策を講じようとする動きも盛んだ。街には確かに外国人の姿を多く見るようになった。

 その先駆的役割を担っているのが大相撲である。昨日、名古屋場所のなか日までに全勝勝ち越しを決めたのは、モンゴル出身の横綱2人だけ。大関4人のうち3人が休場、残る1人は1敗だが昨日の怪我が心配されている。

 横綱というのは、勝つのがたりまえ、全勝が要求されている。だから負けると座布団が飛ぶ。つまり、絶対的存在として土俵に上がらなくてはならないのだ。それを外国出身の両横綱が見事に果たしている。

 大相撲は、この「出稼ぎ労働者」2名が立派に支えており、「満員御礼」の盛況には、日本人横綱期待という願望も作用している。もはや彼ら抜きでは、伝統的国技を維持できなくなっているのだ。

 テニスや陸上など、他のスポーツにもその傾向が見られ、国際試合では惜しみない応援をするようになった。

 ここには人種による「偏狭なナショナリズム」など、入り込むすき間がない。

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