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2019年7月 2日 (火)

追放された「シェ」

 『日本の方言』という本を読んでいたら、三重県の尾鷲に、オワシ、オワセ、オワシェ、3通りの呼び名があり、今はオワセに落ち着いたとあった。

 この市は、新潟にいる時、雪も含めて、年間降雨量が最も多いのは新潟県内にあるだろうと思っていたら、台風の通り道になることが多い尾鷲市がトップ、と聞いたことで印象に残っている。

 さて、オワセに決まった理由だが、古来続いている方言は、古老などが発言するオワシェだが、「シェ」は日本語にないので、標準語の「セ」を採用したとある。

 えっ?、と思ったが拗音で50音に続くのは、「キャ、キュ、キョ」「シャ、シュ、ショ」で「シェ」はない。

 Wikiにはこう書いてある。

「シ」、「チ」または「ジ」に「ェ」を付けて表記される「シェ」「チェ」「ジェ」は対立する直音があるのでこれらを拗音に含めるとの考え方もあるが、外来語のみであることや部分的で音韻体系全般にわたるものでないことから拗音に含めない考え方もある。

 先生を「シェンシェイ」と発音する人は、たしかにこのところ少なくなった。東京・標準語に駆逐されたのである。

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コメント

「日本語にない」というのはウソですね。画一化、標準化は明治以来暴力的に進んだのですね。
抵抗があって然るべきだったと思いますが、方言→恥ずかしい、という意識が働いたのでしょうか、残念なことです。

投稿: ましま | 2019年7月 2日 (火) 19時34分

「しぇ」、そういわれれば聞かなくなりました。

福島弁
「すわっしぇ」=座ってください
「こらっしぇ」=来てください
「じぇ」=良い。
「じぇ」=家

投稿: 玉井人ひろた | 2019年7月 2日 (火) 18時06分

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