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2018年12月 8日 (土)

割り切れないニュース

ニュースの量からすると、事件発覚以来途切れることなく続ているのが貴ノ岩をめぐる暴力事件とサウジのジャーナリスト・カショジ氏暗殺事件である。

その量や頻度の割にはもうひとつ、その真相なり真実に迫る要の部分について証拠や材料がないせいか、表に出てこない歯がゆさがを感じる。

相撲の方は「スポーツ界の暴力体質」の一元化で片付けようとする傾向がある。貴乃花部屋ができたばかりの頃、弟子が稽古する土俵のまわりを竹刀を持って回る貴乃花の姿を映像で見た覚えがある。

貴ノ岩は自分が受けた暴行は当初隠していたし、今回の付け人への暴行にも抵抗がなかった。相撲取りの間では上位の者の暴力は「愛のむち」という常識に揺るぎはなかったのだ。

それでは、日馬富士を引退に持ち込み貴乃花がどうして警察沙汰にしたり訴訟に持ち込もうとしたか、けがの深さはあっただろうが、けがを受けたのがモンゴル人力士の懇親会で、貴乃花に内緒の出席だったということに関係がありそうだ。

愛のむちは、同部屋の中で振るわれるもので、その権限を侵した日馬富士は絶対許せないということだろう。しかしそういった矛盾は、協会内部でしか解決できない。それが貴乃花部屋消滅に至った原因だと思う。

もう一つ、サウジの暗殺事件だが、本塾は最初に「皇太子の指示か」と書いた。マスコミでもなく、何一つ証拠がないが長年同国を観察しているものとして直感した。それが、疑惑がますます深まる中で、アメリカのトランプもロシアのプーチンも何事もなかったような付き合いを続ける。

まさか、この程度のことは両国でもやりかねない――だからではないだろうね。実行者の何人かを死刑に処すということにしているようだが、その中に指示者がいたことになるだろう。

無実の理由で殺されることになる犯人は処刑を前に叫ぶ。

「アッラーフ アクバル」

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コメント

時津風部屋暴行死亡事件が起こったのは2007年、あれから10年以上も経つのに根本が変らなかったことが主な要因でしょうが、塾頭が仰るように部屋内のことと、プライベートの喧嘩・障害は違うということでしょう。
それよりも各組織の隠ぺい体質が問題かもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2018年12月11日 (火) 09時15分

日本軍の鉄拳制裁横行の時代、中学生も真似をしていました。規律を守るための正義で
暴力は悪いという意識はなかったです。そうする先生までいましたから。
それが他校生となると、喧嘩ー決闘という展開になります。

投稿: ましま | 2018年12月11日 (火) 10時00分

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