沖縄人の心に土砂投入
今朝の朝日新聞の書き出し部分
安倍首相が繰り返し口にしてきた「沖縄の皆さんの心に寄り添う」とは、つまりはこういうことだったのか。
沖縄県の米軍普天間飛行場の移設をめぐり、岩屋毅防衛相は名護市辺野古の沿岸部に基地を造るため、今月14日から土砂の投入を始めると述べた。
9月の知事選で県民は「辺野古ノー」の意思をはっきり示した。にもかかわらず工事を進める政府をただすため、県が国地方係争処理委員会に審査を申し出た矢先の表明である。
土砂は、同じ名護市内だが東シナ海側にあるセメント会社の岸壁で積み込み、島の北端を大きく回って辺野古の海に投入される。
それが、海ではなく「うちんちゅう」の「こころ」の中に投げ込まれることになることを、政府はどれほど気づいているだろうか。
明治150年に当たり、幕末以来取ってきた薩摩藩の行動や西郷隆盛の征韓論などをしっかり復習し、さらに先の大戦に払った犠牲にまで思いをいたせば、とてもできることではない。
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