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2018年11月 6日 (火)

人種問題と南アフリカの今

アメリカの中間選挙は今日が投票日、最大の関心は人種別に米国人がどう向きあうかで、世界にもたらすインパクトは計り知れない。日本も「入管難民法」という課題にどう答えを出すか、対応を迫られている。

アパルトヘイトを克服した南アフリカが話題にされることは、このところほとんどなくなった。アフリカ大陸の最南端、スエズ運河ができる前は、西洋から東洋へはここケープタウンを迂回するしかない。古来、交通の要衝だったのだ。したがって開けてはいるが長く白人が支配する国で、原住民はアパルトヘイト、厳しい人種差別のもとに置かれていた。

55年前の今日、1961116日開催の国連総会で、「人種差別やめねば除名」との南アフリカ制裁決議案を採択したが日本は反対に回った。

日本は何故反対したのだろう。日本人は白人ではないにもかかわらず白人であるかのように扱われる名誉白人として認められ、日本は南アフリカ政府や南アフリカ企業と深い繋がりを持つことになったというバックがある。なにか今と変わらないね。

しかし同国が受けた世界からの孤立は深刻で、デ・クラーク大統領は冷戦の終結した1990年代に入ると、アパルトヘイト関連法の廃止、人種主義法の全廃を決定するとの英断を下した。また、同時に1970年代から1980年代にかけて6発の核兵器を密かに製造・配備をしていたが、核拡散防止条約加盟前に全て破棄していたことを1993年に発表した。

そして、19944月に同国史上初の全人種参加の総選挙が実施され、アフリカ民族会議 (ANC) が勝利し、黒人のネルソン・マンデラ議長が大統領に就任した。

混迷の絶えないアフリカ大陸のみならず、人類にとって唯一希望の星になるかと期待されたものの、犯罪の増加・エイズの蔓延など未解決の問題は依然として多く、国連決議の理想は道遠しと言わなくてはならないのが現状だ。

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