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2018年10月26日 (金)

誘拐保険

このところのニュースで大きな比重を占めているのが、シリアで武装勢力に拘束されていた安田純平さんの解放とサウジアラビアのジャーナリストカショギ氏の殺害疑惑である。

いずれも、報道の自由の裏側には絶えず生命の危機が潜んでいることを痛感させる出来事だ。安田さんの行動については、自己責任をいうネット論調が多く、そういった感情が働くのは無理ない。

「地球上どこへ行ってもお花畑で人は信頼しあえる」だけでは戦争は防げない。そうなる前に、対立の根源を見極め広く報道することができれば、話し合いや戦争予防に役立つことも多いはずだ。

そういった使命感で行動するジャーナリストのために「誘拐被害保険」などはないのかな――と思っていたが、交通事故じゃああるまいし成り立たないものと思っていた。

ところが同じ考えの人はいるものだ……。

(毎日新聞10/26、東京・朝刊)

(前略)国際テロ情勢に詳しい公共政策調査会の板橋功・研究センター長は「政府には邦人保護の義務があり、拘束されれば必ず救出に向けて動く」と指摘した上で、「取材者は紛争地入りを『自己責任』だと考えていても、拘束されれば政府が対応することになる。紛争地取材の重要性は否定しないが、信頼できる現地コーディネーターの選定やセキュリティー、誘拐保険などの安全対策をきちんと取るのが取材者の最低限の責任だろう」と話した。【金子淳】

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コメント

この事件の当事国であるトルコでは、小学校の教科書で日本がという国家の素晴らしきを必ず教えているほどの親日国家ですが、日本人も日本政府もそれほどでないのは、なんだか申し訳ない気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2018年10月27日 (土) 08時23分

私もそう思います。目先のことだけでなく、国家百年の計がもっとあっていい。

投稿: ましま | 2018年10月28日 (日) 19時30分

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