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2018年9月14日 (金)

首相の外交センス

  塾頭は、安倍首相に外交のセンスがなく、見るべき実績はなにもないと感じている。しかるに、マスコミに評価する向きがあるのはなぜだろう。

 北朝鮮では最重点の拉致問題で糸口もつかめない。アメリカでは、トランプ大統領就任前に他に先駆けて面会、ゴルフのできる友達づきあいの仲を誇示した。

 ところが経済問題や安保・環境など、オバマ時代に築き上げてきた両国の協調を裏切るようなトランプ発言が続出、このところぎくしゃくたままである。

 安倍外交は、アフリカなどの途上国へ経済支援のおみやげつきで歴訪し、いずれも歓迎・歓待を受ける。メディアは必ずこれを取材し映像を流す。目的は支持率アップである。

 中国にも行くようだが、平和友好条約調印40周年(国交回復は45年前の田中角栄首相時代で調印したのは福田赳夫首相)記念イベントが主となるのではないか。

 ロシアのプーチン大統領とは意気が合うというかつての評価と裏腹に、面会時には、北方4島問題を棚上げして平和友好条約先行を持ち出される模様だ。これには野党はもちろん、自民党内にも警戒する声が上がっているが、首相自身は意に介さないという態度らしい。

 こう見ると、「目立てばいいのだ」というだけで、国益優先を考える外交感覚に疎いとしか思えない。外務省官僚はすでに気が付いているはずだが、本気で忠告するより忖度を先にしているのか。

 やはり、国難ここに至れり、だ。

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コメント

国内での評価が下がると、外交に目を向けさせようとするのは、韓国や中国の政権にも良く似ています。

この手法はアジアが元祖なのでしょうか(?)、いや、どこの国の政権もやっている気もしますね。すると常とう手段ということでしょうか

投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月14日 (金) 16時38分

官費旅行していれば。本国にいる時より気分がいい。
これしかなさそうです(`Д´)

投稿: ましま | 2018年9月14日 (金) 16時51分

シャンティーフーラの15日の記事に下記のようなことが書かれていました。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/
前提条件なしで国交回復しようと言い出したのは、プーチン大統領ではなく安倍総理のほうだったようですね。

   (一部引用)
フォーラム全体会合で安倍首相は、平和条約締結が今もって膠着していることを取り上げ、北方4島を「日露協力の象徴」となる物流拠点にすることで、北方領土問題の解決へ繋ぐ趣旨の演説をしました。すると、それを日本のアプローチの変更と受け止めたプーチン大統領が即座に「一切の前提条件を抜きにして、年末までに平和条約を結ぼう」と返しました。当のあべぴょんは、分かってないのかニコニコ笑顔で肯き、誰がどう見ても応諾したことで、日本は蜂の巣を突いた騒ぎになりました。

投稿: 和久希世 | 2018年9月15日 (土) 21時50分

和久稀世 さま
ご案内ありがとうございました。安倍首相の近代史知識欠如は致命的です。
ロシア・ソ連は版図が広がったり狭まったり、そのたびに権力争いや戦争が繰り返されてきたしたたかな国だということを多分知らないのでしょう。

投稿: ましま | 2018年9月17日 (月) 13時18分

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