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2018年8月20日 (月)

終戦の日か敗戦の日か

8月15日を終戦の日という。どうして「敗戦の日」と言わないのか、敗戦を認めたくない日本政府が、あいまいな表現を用いたまやかしである――という主張が主に左の方からされる。

これをとらえた中国メディアが、対日バッシングに使っているが、明らかに日本発の材料を使ったものだろう。

「終戦の日」は当時何の違和感もなく受け入れられており、その後もズーット使われている。日本人が「敗戦」を強く印象づけられたのは9月2日、不自由な体をおして重光外相が東京湾に浮かぶミズリー艦上に赴き、降伏文書に調印した姿を映像で見た日になる。

終戦の詔勅は、ポツダム宣言を受諾する旨を、米英ソ関係国に通達するよう政府に指令したという内容になっている。関係国がそれをどう受け取るかまだわからない段階であり、国民は当日以降電灯を黒い布で覆う灯火管制を続けるのかどうかの迷いもあった。

結局、国民がアメリカを信用できるかどうか、国民の判断に任された。現に、ソ連は8月28日から9月5日までの間に北方4島を占領、領土化した。ポツダム宣言受諾を知りながら、終戦の6日前に日ソ不可侵条約を一方的に破棄、参戦したことを含めて、火事場ドロボーのようなことをしたのだ。

つまり8月15日は、法的に「終戦」でいいのだ。その解釈をいじくりまわして卑屈になる必要は何もない。

 

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