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2018年8月11日 (土)

「差別」

本塾は「差別」を戦争の起因のひとつにあげているのでいうまでもなく「差別反対」である。しかし、最近はいろいろな差別が取り上げられるので整理しかねているのが本音である。

今日の新聞に出ていたのは、名古屋の河村市長と小池東京都知事にまつわる話である。名古屋は、名古屋城に身障者などが車椅子で天守閣などへ行けるようエレベーターを設置するかどうかの問題。

河村市長は歴史的建造物の現状変更がその価値を減ずるということで絶対反対。一方促進派は障害者への差別があってはいけないとする。河村市長はリフト、スロープなどの妥協案も排するという考えだ。

都知事の場合は、9月1日の震災記念日に朝鮮人虐殺犠牲者の慰霊に関し、一昨年まで恒例となっていたメッセージを発していたのに去年からそれを廃止したというもので、主催者側は復活の署名運動をしているという。

都側は、震災の犠牲者には一括したメッセージを発しているので、特定の個々のケースとしては取り上げない、という。本音はそうではないだろう。朝鮮人差別から起きた事件をそういつまでも蒸し返すのは反対というのに違いない。

以上の2件、性格は違うが、両知事の考えも理解できないわけではない。差別はすべて「悪」とする風潮は考え物だ。最近は医大の入試採点操作や同姓結婚など、性に関する差別問題があふれている。

この問題もわからない事が多いが、日本国憲法に反するような差別は許されない。だが、性の区別そのものを否定するようなことをすべて「差別」とするのは、明らかに行き過ぎだろう。

欧米のレディーファースト、イスラムの風習いずれも差別になる。これは文化であって差別ではない。どこかに折り合いをつけるべきで、文化や価値観を無視して「差別」にのみに焦点を合わせることの愚を知るべきだ。

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コメント

区別と差別の違いは難しいですね

投稿: 玉井人ひろた | 2018年8月12日 (日) 19時03分

差別のべつは蔑の字を使って区別のべつと分けるとわかりやすいかも。だけどシビア―すぎてはやらないでしょうね。

投稿: ましま | 2018年8月13日 (月) 20時56分

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