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2018年7月 6日 (金)

忘れるコワイ話

オウム真理教による大量殺人で、松本智津夫(麻原彰晃)教祖ら死刑囚7人に、今朝刑を執行したことを、午前中TVニュースで知った。最初は反教団関係者の殺人にはじまり、最後は23年前にサリンを製造して地下鉄にまくという無差別殺人にも発展、現在のテロのはしりを思わせるような事件となり世界を驚かせた。

TVでは引き続き、教団から分派し松本を批判していた元幹部・上祐史浩が会見をするというのでそれを見ておこうと思った。

上祐は当時ロシアから帰国して広報部長になり、事件に直接かかわっていない。それでその頃の記者会見は、「ああいえばじょういう」と言われるほど口舌さわやかな応答ぶりだった。

今回刑を執行された幹部は、いずれも最高学府出の有能な経歴を有していた。だから、化学兵器のサリン製造工場を造ったりVXガスを製造したりでき、また若者を引きつける要因にもなったのだ。

そういった人たちが、松本のどこにひかれたのか、奇跡を信じたり非人道的なボアという殺人にまで手を貸すようになったのか、上祐の口から聞きたかった。

それは、国立大法学部などという秀才の中の秀才が財務省に入り、局長から次官まで約束されているような人が、文書改ざんという犯罪行為を指示したり、政治家のウソに手を貸したりする理由を知りたいのと似ている。

しかし、それは当てはずれだった。さすがの上祐も、もとの仲間の死刑にはコメントしづらかったのだろう、紙に書いたものを棒読みするだけで。昔の面影はなかった。

TVに出演していた元・記者氏は、「今の記者クラブには当時の雰囲気を知らない若い記者しかいない。肝心のことが聞けていない」とこぼしていた。全く同感である。

 

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コメント

当時、毎日テレビにでていた、ああ言えば上祐や、青山という死んだ魚のような目をした信者の弁護士がいて、詭弁ばかり述べるので腹立たしい思いでいっぱいでした。
今は、まさかの総理の「ああ言えばこういうぐちゃぐちゃ」の話を聞かされ、死んだ魚の目のような官房長官のヌルヌルした喋りを聞かされ。涙。
いい加減、すっきりしたいものです。

投稿: 金木犀 | 2018年7月 6日 (金) 17時24分

地下鉄サリンの時は村山内閣でした。当時と今、政治と社会の比較を書こうと考えましたが、警察・司法・官僚、いずれも今より緊張感がありしゃんとしていたように思います。
つまり、異常の対極に正常が厳然と機能していたと言うことです

投稿: ましま | 2018年7月 6日 (金) 17時55分

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