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2018年5月30日 (水)

宮内庁に「忖度」の危険

参考にさせていただいたブログ「dendrodium」に、<秋篠宮ご一家に関する報道機関との申し合わせ>という宮内庁メモが、2008年2月12日付で策定されていたという内容がある。

その要旨は、宮内庁と報道機関相互の話し合いにより、殊に悠仁さまへの「秩序ある」報道体制を確立し、これに反する行為を行った報道機関に対しては、宮内庁は当分の間、便宜供与を行わないというものである。

天皇が退位のお気持ちを表されたのが2016年8月8日で、現皇太子に続いてその弟である秋篠宮、さらにその長男である悠仁さまへと受け継がれる筋道が法的に示されたのは、去年の「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」制定である。それらから見てもずいぶん早い段階から、宮内庁のマスコミ操作が進んでいたわけだ。

前掲ブログの趣旨は、憲法重視、戦争遺跡歴訪などで平和指向に強い影響力を持つ今上天皇の去ったあと、それを受け継ぐ皇太子一家に対する週刊誌などの遠慮無いバッシング報道などから、過去の戦争の時代に縁がない悠仁天皇を早く実現させるため、安倍政権が工作しているのではないかというものである。

憲法改正にのめり込み、朝鮮・中国への強硬威勢や集団的自衛権指向の安倍政権にとって、国民が今上天皇に深い敬意を抱いていることが、首相にとって気がかりになるということは、塾頭もかねがね想像していた。

週刊誌の皇室関連記事などは、広告の見出しを見るだけで深い関心を持たなかった塾頭だが、宮内庁長官が安倍首相の意向を忖度してマスコミ工作をするとなると、反戦塾も警戒しなくてはならない。

以下の宮内庁関係者による内情は、「NEWSポストセブン(2016/10/1)によるものである。

天皇の「お気持ち表明」のあったあと、10月に識/者会議の始まる前に風岡宮内庁長官がなぜか早めの勇退をしたこと、次長だった山本信一郎氏が昇格して、その次長の後任に西村靖彦氏が就いたことは、風岡氏にとつて不本意だったのではないか。

西村氏の前職は内閣危機管理監、つまり直前まで安部首相の手元にいた人物である。侍従次長・高橋美佐男も西村同様警察庁出身で、風岡氏という天皇側近の退任と、安部首相が送り込んだ“監視役”の存在は、陛下の悲願達成の大きな壁になるかも知れない。

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コメント

dendrodiumをご紹介くださり有難うございます。
天皇の政治関与が禁止されているにしても、
宮内庁長官の人選位、天皇陛下にお任せしてもよいのではないかと思ってあの記事を書いたのでしたが、
安倍総理の宮内庁長官人事と来たら、
天皇監視目的とさえ見えますものね。

現憲法では天皇に人権はないのだそうですが、終生監視され続ける身分では、余りにも酷すぎますよね。

投稿: 和久希世 | 2018年6月 2日 (土) 15時46分

宮内庁まで”安部忖度”で動かれるというようなことになれば、戦前にもなかった異常事態です。昭和天皇は、おさえるべき所はちゃんとおさえていました。

投稿: ましま | 2018年6月 2日 (土) 17時54分

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