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2018年5月17日 (木)

国連でアメリカ孤立

(2018/5/15・日本経済新聞)

【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は14日、イスラエルの米大使館のエルサレム移転に抗議するデモ隊とイスラエル軍の衝突を受け、15日午前(日本時間同日深夜)に緊急会合を開くことを決めた。安保理の非常任理事国であるクウェートがアラブ諸国を代表して議長国のポーランドに要請。クウェートは衝突で50人以上のパレスチナ人が死亡したとして、中東和平問題を緊急に話し合う必要があると判断した。

パレスチナのマンスール国連大使は14日、「(デモ隊に武力を行使した)イスラエル軍の行為を最も強い言葉で非難する」と記者団に語り、「米国が違法に、挑発的に、単独で大使館を移転したことと同時に虐殺が起きた」として米国を非難した。

マンスール氏はパレスチナ市民に対するイスラエル軍の暴力は「国際法違反だ」と国連本部で訴え、「イスラエルが即座に虐殺を停止し、責任者を正義の場に引き出すことを望む」と強調した。(後略)

2日前のニュースだが“エエッ”と思ったので、今後の成り行きを見ながら国連での成り行きを注目したい。

かつて、パレスチナ市民にとって頼りにしていたのは大国であるエジプトやサウジであった。しかし何度にも及んだ中東戦争で力の差を見せつけられ、もっぱらなだめ役に回ってしまった。

サウジは、石油価格の低迷でアメリカの厄介になるような始末で、怨敵シーア派イランを牽制するため、アメリカのすることに口出しできない。

そんなところへ小国クエートが名乗り出るとは思わなかった。湾岸戦争の際は、イラクの侵略を先陣を切って反撃、力で追い返してくれたのがアメリカだ。その恩義を忘れているわけではあるまい。

多くあるイスラム教国の中で、あえて国連提訴を買って出た真相は不明だ。しかしこのことは、中東からISを放逐したからそれで終わりでないことを示している。必ず第2、第3のISが現れ、各地のテロが途切れなく続くことを示唆しているのではないか。

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