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2018年5月

2018年5月22日 (火)

渡る世間は「ウソ」ばかり

加計問題で、また愛媛県から新たな文書が30ページも出てきた。それには、出張者の記録として「2月25日に理事長が首相と面談(15分程度)。理事長から、獣医師養成系大学空白地帯の四国の今治市に設置予定の獣医学部では、国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明。首相からは『そういう新しい獣医大学の考えはいいね』とのコメントあり」(TBS)とある。

今度は、加瀬首相秘書官の発言でなく、安倍首相本人の発言として具体的に記録されている。国会での追求必至というが、「去年1月に初めて知った」とする総理答弁は、世間常識から見て「ウソ」だということを、すでに国民がよく知っている。

国会では、言った言わない、指示したことはないの水掛論争になるだろう。或いは「計画は知っていたが、申請書の中味を見たのは去年の1月が最初」などと言い逃れるかも知れない。

高慢な政府・自民党筋は、それで乗り切れるだろうと高をくくっている。言った、言わない、指示してはいないは、日大アメフト監督の周辺でも起きている。しかし関西学院側(日大監督はカンセイをカンサイと何度も言い違えるお粗末さ)では、相手を傷つけた事実に違いはなのでこの言い分では納得しない。世間体もあり日大監督は辞任することになった。

世間の常識は、これが本当。

 

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2018年5月21日 (月)

小満

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  今日は「小満」、うかつながら二十四節季でこの日だけ知らなかった。「しょうまん」と読み植物など、すぺてが勢いを増し麦の穂を見るのも遠くない時期に当たる。小満はあるが「大満」はない。

冬至とか大寒はマスコミで言い立て、春分の日は祝祭日にもなっているのにくらべ、ちょっと不遇。あじさいの花が多くのつぼみを持ち始めたのを見て、「なるほど」なと思った。

つゆも間近なのに、今日もこ寒い。政治ネタ、国際ネタもそんな感じだ。

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2018年5月20日 (日)

♪春がき○

前回に続けて「空」。

今日は寒気団をともなった北からの高気圧に覆われ、当地は最低気温12°C、湿度10%。空にも春の雲。

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昔の腕白小僧は、こんな歌で囃した。

♪春がき 春がき どこにき
  山にき 里にき 野にもき

題して「タヌキの歌」という。今のお利口さんはどうだろう。

【追記】浅丘雪路さんがなくなりました。写真は、昭和37年塾頭が編集に携わった本にいただいた随筆です。

あらためてお礼を申し上げ、哀悼の意を捧げます。

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2018年5月19日 (土)

『空』と書くと、ほとんどの人は「大空」「青空」「星空」などを想像すると思います。読みはソラで、ほかにカラ(威張り)、アキ(巣)、クウ(論)、ムナ(しい)、スキ(腹)などの読みがあります。ソラ以外はあまりいいイメージの言葉になりません。

ソラも、「空似」とか「そらぞらしい」と使えば、やはり「大空」「青空」とは縁遠い意味になってしまいます。

仏教で「空」といえば般若心経「色即是空 空即是色」、漢字読みでクウですが、悟りの境地に「空」を置いています。広々とした無限の空間を想像しますが、すきま風の通る狭いところでも「空間」といいます。

ほかに、空砲・空爆・空論・空転などがあり、日本語の難しさに外国人は苦労するだろうな、と勝手に「空想」するのです。

 

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2018年5月18日 (金)

赤レンガ保存へ方向転換

 

 今日は久々に地方版(毎日新聞)からである。赤レンガ建物の写真や経緯については「陸軍遺跡崩壊」を見ていただきたい。

市川市、県有地取得し赤レンガ保存の意向

(前略)大久保前市長が県と協議の結果、県有地の取得を断念した経緯がある。

 赤レンガは旧陸軍の駐屯地だった国府台に唯一残る当時の建物。戦後、駐屯地の一部は県血清研究所)(2002年閉鎖)に変わり、赤レンガは倉庫に使用された。県の依頼で千葉大大学院の研究室が12年にまとめた調査報告では、「明治30年代(その後の研究でもっと古い可能性が出てきた=塾頭注)のレンガ造りの技術を示す貴重な建造物」と評価し、「国の登録有形文化財とし、行政や市民が利用するのがふさわしい」と提言している。(中略)

 大久保前市長は赤レンガ以外の土地は民間売却する案で県と協議していたが、研究棟の解体費などに10億円以上かかる見通しとなり断念した。(中略)村越市長は「公共施設(整備)の全体の計画の中で活用を考えたい」と述べ、解体費などの負担については明言を避けた。(後略)

 赤レンガ建物は陸軍士官学校の前身とされる「陸軍教導團」以来のものとされ、維新のモットーとなった「富国強兵」で、士族以外の農・商からも徴兵されることになった。そこで不足するのは職業軍人養成である。

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 この一帯に戦後放置されたままになってた軍関係者の墓碑を集め、改葬したものが近くの竺園寺にある(写真上)。大部分は風化して墓碑の判読は困難だが、所属を「(陸軍)教導團」、没年を「明治一九年」「廿年」、出身地を「石見(鳥取県)」「鹿児島県」としたものがかろうじて読める。

 ここから、日清・日露そして大陸で活躍した下士官などが多く出征しただろう。同時に陸軍病院が併設されていた。太平洋戦争では、この地から東京空襲にやってきた米軍機を砲兵隊がねらって撃ったが一発もそこまで届かなかったという話も聞く。

 この地は、万葉集で名高い葛飾の真間や下総国分寺、里見・北条の古戦場などがそばにあり、戦前は軍都としてにぎわっていた。

 また、赤レンガのあたりは緑が多く、江戸川河畔でスカイツリーや富士山が望めるなど観光資源に恵まれている。村越新市長は「鎌倉のような」町作りを公約に掲げていたが、保存にあわせて「帝国陸軍記念館」を近くに設けるのもいい。陸軍病院は埼玉大学名誉教授・清水寛埼玉大学名誉教授編『日本帝国陸軍と精神障害兵士』という貴重な史料もある。

 県所有の研究所解体に金がかかる?。負担軽減のいいお手本がある。「瑞穂の国小学校用地」だ。ついでに、明治150年記念行事に補助金制度ができれば、それもゲット。

 ちょっとはしゃぎすかな\(^O^)

 

 

 

 

 

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2018年5月17日 (木)

国連でアメリカ孤立

(2018/5/15・日本経済新聞)

【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は14日、イスラエルの米大使館のエルサレム移転に抗議するデモ隊とイスラエル軍の衝突を受け、15日午前(日本時間同日深夜)に緊急会合を開くことを決めた。安保理の非常任理事国であるクウェートがアラブ諸国を代表して議長国のポーランドに要請。クウェートは衝突で50人以上のパレスチナ人が死亡したとして、中東和平問題を緊急に話し合う必要があると判断した。

パレスチナのマンスール国連大使は14日、「(デモ隊に武力を行使した)イスラエル軍の行為を最も強い言葉で非難する」と記者団に語り、「米国が違法に、挑発的に、単独で大使館を移転したことと同時に虐殺が起きた」として米国を非難した。

マンスール氏はパレスチナ市民に対するイスラエル軍の暴力は「国際法違反だ」と国連本部で訴え、「イスラエルが即座に虐殺を停止し、責任者を正義の場に引き出すことを望む」と強調した。(後略)

2日前のニュースだが“エエッ”と思ったので、今後の成り行きを見ながら国連での成り行きを注目したい。

かつて、パレスチナ市民にとって頼りにしていたのは大国であるエジプトやサウジであった。しかし何度にも及んだ中東戦争で力の差を見せつけられ、もっぱらなだめ役に回ってしまった。

サウジは、石油価格の低迷でアメリカの厄介になるような始末で、怨敵シーア派イランを牽制するため、アメリカのすることに口出しできない。

そんなところへ小国クエートが名乗り出るとは思わなかった。湾岸戦争の際は、イラクの侵略を先陣を切って反撃、力で追い返してくれたのがアメリカだ。その恩義を忘れているわけではあるまい。

多くあるイスラム教国の中で、あえて国連提訴を買って出た真相は不明だ。しかしこのことは、中東からISを放逐したからそれで終わりでないことを示している。必ず第2、第3のISが現れ、各地のテロが途切れなく続くことを示唆しているのではないか。

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2018年5月16日 (水)

政府答弁盗用・アメフト

【NHKオンライン】

アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で日大の選手による重大な反則行為があった問題で、日大の内田正人監督は、学内の聞き取り調査に対し、「反則行為を意図的に指示したことはない」と答えていることがわかりました。

今月6日に東京都内で行われた日大と関西学院大の定期戦で、日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関西学院大の選手に後ろからタックルし、関西学院大の選手は、右ひざなどのけがで全治3週間と診断されました。

この行為をめぐって関西学院大は「選手を傷つけることだけを目的とした意図的で極めて危険かつ悪質な行為」と指摘したうえで、「試合後の監督のコメントは、反則行為を容認するとも受け取れる」として日大に抗議文書を送り、日大は、15日夜、それに対する回答書を関西学院大に届けていました。

日大広報部によりますと、回答書をまとめるにあたって内田監督から話を聞いたところ、「反則行為を意図的に指示したことはない。厳しく戦ってこいという趣旨の発言をした」と話し、反則行為への指示は否定しているということです。

また、タックルをした選手も、「監督から指示されたことはない」と答えているということです。

【安倍首相陰の声】そういわれれば政府答弁にそっくりですね。まねされるということは、それが正しいからです。???(*^-^)

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朝鮮のナショナリズム獲得

429日に「日・朝間の序列争い(遣唐使)」という題で書いている。中国(唐)から見れば日本は朝貢国扱いだが、遣唐使が朝鮮(新羅)と序列が逆になっていると抗議、訂正させたという内容だ。

これは、平安時代の話だが、それよりずっと前の飛鳥時代、随に向けて「日出ずる国の天子日没する国の天子に書を致す」という文書を出して煬帝を怒らすなど、日本は古代からアイデンティティに裏付けされたナショナリズムを確立させていた。

お隣朝鮮では金・文の南北首脳が板門店で電撃的に会談し、民族統一を夢見る高揚感に沸き立っている。不思議に思うかも知れないが、朝鮮民族にはこれまで、「ナショナリズム」が存在しなかったのだ。

北にしろ南にしろ激しい自己主張、プロパガンダは、日頃の映像などでおなじみだ。しかし、これは南北が分断し、北は金日成将軍の態勢確立、南は朴正熙大統領が経済建て直しに成功してから始まった。南北双方の政権が内外に向けて、民族の代表を競い合っているようにも見える。

これはナショナリズムではない。北はアメリカとの戦争状態終結の直接交渉実現、南は反日と経済外交の進展をいう。朴正熙はナショナリズムを持てなかった朝鮮の歴史を『国家と革命と私』(原著1963年、鄭大均『韓国のナショナリズム』所載)の中で次のように総括している。

わが五千年の歴史は、ひと言でいって、退嬰と粗雑と沈滞の連続史であった。いつの時代に辺境を越え他を支配したことがあり、どこに海外の文物を広く求めて民族社会の改革を試みてみたことがあり、統一天下の威勢をもって民族国家の威勢を外に誇示したことがあり、特有の産業と文化で独自の自主性を発揚したことがあっただろうか。

いつも強大国に押され、盲目的に外交文化に同化したり、原始的な産業の枠からただの一寸も出られなかったし、せいぜい同胞相争のためやすらかな日がなかっただけで、結局、怠惰、安逸、日和見主義に示される小児病的な封建社会の一つの縮図にすぎなかった。

これは塾頭の歴史観とおおむね一致する。ある意味で非常に気の毒なのだ――という言い方をすると、朝鮮人の自尊心を傷つけることになり、慰安婦像問題など黙視して勝手にさせればいいなどとは考えず、しっかりと抗議するのが礼儀だ。

中国と韓国を旅行すると、中国は店の看板をはじめ、あらゆる所漢字標識。字体が違っても8~9割は意味がわかるので親しめる。ところが韓国はハングル英語併記はあっても日本語、中国語併記はまずない。

朝鮮民族以外はハングルを読めない。読めたとしても音標文字なので韓国語を知らないと解釈できない。今は改善されているかも知れないが気になる点だ。

「倭色用語(ウエセクヨンゴ)」排斥、つまり言葉狩りは南北競って進められた。日本人は韓国語を知らないが、朝鮮人は多くの日本語を知っている。日本統治下にあり、教育されたこともあるが、漢字で表現される近代用語はもとより、日本語は文化として深く浸透していたのを無くしようという運動だ。

しかし、前述の「用語=ヨンゴ」は排斥できずに残っている。無理をすると、どうしても別な事柄をあげ「反日」推進になってしまう。韓国が独立を得たとき、手放しでこれを喜んだ群衆が、集まるだけでは表現しきれない、何か歌を歌おうという声が中から起こった。しかし適当な歌がみつからない。そこで自然にでたのが、日本の愛国行進曲、♪見よ東海の空明けて……で、唱和の輪が広がったという。(前掲書)

お互いの違いを認め合い、進んでいる点には尊敬を払い、礼節を尽くすという相互関係は、少なくとも明治維新まではあったのだ。日本が統一に関与するべきではないが、相互の関係についてもつと知識をもつべきだ。

南北朝鮮がかつて持てなかったナショナリズムを手にするまたとない機会を得たのだ。つまり、国の形を決める文化問題だ。トランプがどれほど朝鮮について知識があるか不明だが、中国は五千年のつきあいがバックをなしている。

アメリカの軍事的観点による対処や日本の対話と圧力、拉致問題優先は、民族のナショナリズム、アイデンティティ確立という半島の文化の問題でもあり、かみ合っていない。隣国である日本が蚊帳の外である点は、そういった認識を無視しているからである。

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2018年5月13日 (日)

尻尾が振れないアメリカのポチ

 明日、アメリカはイスラエルの大使館をテルアビブからエルサレムに移転する。エルサレムには、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの聖地があり、その領有は中東紛争の根幹をなしているので国連が首都と認めていない。

日本大使館は、移転しないことを早々と表明しており、他の国も同様である。8日にトランプ大統領は、イランの核開発凍結について、同国および米・英・仏・独・露・中が合意した協定を破棄し、経済制裁を再開すると言明、これもイスラエルが歓迎しただけで、アメリカは孤立し、日本のポチも尻尾を振らなかった。

安倍首相も、韓国と慰安婦問題を再燃させないという日韓の合意を破棄したことに「国際間の慣例に反する」と抗議している。アメリカならいいよ、とは言えないわけだ。アメリカのポチをやめたのかどうか、もっと先を見なければならない。

地球温暖化のパリ協定破棄がその始まりだった。6月12日にシンガポールで開かれるという、トランプ・金正恩会談もねらいはどこなのか。ゴルフを一緒に回っただけではわからない。もうポチはやめてもいい頃合いなのだ。

 

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2018年5月12日 (土)

「腰抜け」

  ニュースを聞いていると、アメリカの偉い人が国際問題なんかで他人を攻撃するとき、よく「腰抜け」という言葉を使う。

その使い方になんとなく違和感を持っていたが、ある本にこんなことが書いてあった。

9・11事件が起きたとき、ブッシュ大統領が「腰抜け者の攻撃である」といったことに対して、作家のスーザン・ソンタグが「自分の命を差し出してまで人を殺そうとする者が腰抜けであるわけがないのだから、いいかげんなことを言うな」と発言、話題を呼んだとある。

まさに塾頭の違和感と符合する点である。アメリカ人の口癖なのかと思って、英語ではなんというのだろうと辞書をひいてみた。

‘coward’というらしい。訳語が「度胸がないとか臆病者」ならその通りなのだが、blow(強打)をあとに付けると「だまし討ち」になる。

なるほど、それならばわかる。やっぱり西部劇から生まれた国なのだ、という解釈で納得した。

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2018年5月11日 (金)

政府のウソと各紙の社説

  昨日の柳瀬元秘書官の国会招致は、国民の関心事であるだけに、産経を除く主要各紙が一斉に社説を掲げた。各紙の見出しはこうだ。

 毎日 柳瀬元秘書官の国会招致「首相案件」の心証強めた
朝日 柳瀬氏招致「加計優遇」は明らかだ
日経 特区活用の公正さが疑われかねない
東京 柳瀬氏と「加計」「特別扱い」拭い切れぬ
読売 柳瀬氏答弁 国会軽視の姿勢が混乱招いた

本塾は、「政府のいうウソは、国民のだれしもが見抜いている」という書き方をしているが、マスコミがそれを裏付けるようになった。

関心があったのは、最大部数を誇り、日常、国民の目線からはずれないという趣旨なのか、政府寄り記事が多い読売である。柳瀬発言をどう評価するかに注目していた。 

以下を見ていただきたい。基本的には、他紙と変わらない論調になっている。政府・野党ともに、のんきなことは言っていられない事態が目前に迫っているのだ。

不誠実な対応が国会の混乱を招き、政府に対する信頼を損ねたと言わざるを得まい。安倍首相には、一層の説明責任が求められよう。

学校法人「加計学園」を巡る問題で、元首相秘書官の柳瀬唯夫氏に対する参考人質疑が衆参両院で行われた。学園の運営する岡山理科大獣医学部は、国家戦略特区制度を活用し、今春、愛媛県今治市に開学している。

柳瀬氏は2015年に学園関係者と3回、面会していたと明らかにした。市職員に「会った記憶はない」とした昨年の答弁については「随行者の中にいたかもしれない」と述べ、軌道修正した。

学園関係者との会談の事実を伏せたまま、市職員との面会だけを否定する姿勢は、理解し難い。国会軽視も甚だしい。

首相は、長年の友人である学園理事長に対し、学部開設の便宜を図った疑いが指摘されている。

野党の追及を受ける首相を慮おもんぱかり、柳瀬氏が事実を隠そうとしたとみなされてもやむを得ない。

首相官邸が事実を早期に確認し、説明していれば、事態を複雑化させずに済んだのではないか。対応をおざなりにした結果、政府への不信感を招き、問題を長引かせてしまったと言えよう。

愛媛県職員が作成した面会の記録文書には、柳瀬氏の「本件は首相案件」との発言がある。 柳瀬氏は質疑で「獣医学部の解禁は、首相が早急に検討すると述べている案件、と紹介した」と説明し、個別事業を指しているわけではないと強調した。

首相の主導で大胆な規制緩和を図る国家戦略特区の趣旨を指摘したものと受け取れる。特区を突破口に、長年認められてこなかった獣医学部の新設が実現した。

事業者の認定を巡って首相の関与が疑われれば、国家戦略特区制度の根幹が揺らぎかねない。

特区の指定から開学に至る過程で、首相の指示などの具体的な証拠は見つかっていない。柳瀬氏の答弁を踏まえ、首相は改めて獣医学部新設に関する事実関係を説明せねばなるまい。

政府は特区のプロセスの透明性を向上させる必要もある。(以下略)

 

 

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2018年5月10日 (木)

ニュース色々、5/10

【米朝首脳会談シンガポールへ】

あまり劇的でない方が、話が壊れた場合物別れしやすい。トランプはそれを考え始めた。核廃棄を確実にするため、北朝鮮の関連技術者を他国に移住させる?金正恩がOKするわけがないだろ。難題をふっかけて一旦引き揚げ、次のステージに持っていく算段。

 【日中首脳会談、首相が反日に】

 尖閣での違法行為には目をつぶり、なにか起きたら連絡し会う。簡単に破れる空証文に近い。南シナ海の島を占拠して軍事施設にしたことなど一切触れず。そのほか、経済や交流で仲良くする共同宣言を10項目もあげて見せた。ネットウヨさん。安倍首相は「反日」になったようだよ!

 【柳瀬元首相秘書官、役者が上】

 誰にでもわかるウソを突き崩せない野党。柳瀬氏があらかじめ想定して置いた質問しか出ないからだからだ。優秀な官僚の手本。こうなったら閻魔さまにお願いするしかない。angry

 

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2018年5月 9日 (水)

のんきな日本

「連休明けは大波乱」を書いてから1週間たった。前回は国民民主党結党大会で野党の無様さを指摘したが、それがかえって与党内の安倍おろしを刺激することになるかも知れない。

明日10日は、予算委員会に柳瀬元首相秘書官が参考人招致される。「首相案件」発言否定の逃げ道は、周辺証拠からすでに断たれているように見えるが、野党がどこまでこれを追求できるか。麻生財務相も不規則発言頻発で足下が揺らいでいる。

海外は連休明けに書いたレバノンの総選挙が予想通りシーア派優勢になった。これがイラン対アメリカ・イスラエル、そしてイラン対サウジという構図で、新たな紛争を呼び込むことにならないかという心配がある。

トランプが、イランとの核開発凍結協定を他国の反対を押し切って破棄、経済制裁強化を言う点は、北朝鮮への対応との絡みもあってトランプの出方を不透明なものにしている。そんな中、北朝鮮の金正恩は突然2度目の訪中が明らかになった。習近平との話の内容はわからない。

そこへ、中国の李克強首相が昨日来日し、今日安倍首相、文韓国大統領の日中韓首脳会談が予定通り行われる。李首相は公賓として2013年3月の就任以来初めての公式訪問で、天皇とも面会する。

首脳会談では、当然北朝鮮問題が話し合われ、その内容は公式発表されるだろうが、日中関係改善も大きな画期となる。日程と場所がなかなか決まらないトランプ・金正恩会談を前に、なんともあわただしい日々である。

世界と日本がどう変わるのか、「のんきなことは言っていられない瀬戸際にある」という意識が、政府・民間を問わず希薄である。

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2018年5月 8日 (火)

国民民主党、結局泡沫か

去年の9月、衆院選をにらんで小池都知事が旗を振り、安倍一強に対抗できる野党をめざす「希望の党」を設立した。意気の上がらない民進党は、これに便乗することを考え、前原代表は立候補者全員が希望の党公認となるよう提案した。

追いつめられての暴挙だが、果たせるかな「希望」は図に乗ってリベラル系を排除するという障壁を持ち出し、民進党のプライドが大きく傷ついた。有権者はしっかりそこを見ており、都政と二股をかける安易な権力闘争をゆるさず、筋を通して急造した立憲民主党の方に票が流れた。

惨敗したとはいえ、「希望」は54人の議員が在籍したが、昨日、結成からわずか半年で総務省に解散届を提出、受理された。国民民主党結成のためである。同日結党大会が開催され、これに加わったのが36人。13人が無所属か態度を保留。5人は「希望の党」の名にこだわっているので、改めて新党結成が必要ということになる。

国民民主党結成のもう一方の当事者が、参議院議員主体にその名を残している民進党である。ここからは26人が参加、10人は立憲民主党に、17人は無所属というように、支離滅裂状態。政策論争もなく、大義名分もなく、野党第一党にもなれず、国民には何のことかさっぱりわからない。

地方組織は各地各様、とても国政選挙をまともに戦えるような体制ではない。コンマ以下の政党に興味を示すほど主権者は物好きではない。政権を奪うためには、やはり、性根の座った大物政治家の看板が必要ということになりそうだ。

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2018年5月 7日 (月)

レバノン選挙に注目

連休明けは国内外共にビッグニュース山盛り……、と予測していた。しかし今日は明けたばかり、スポーツ・芸能のほかは話題にとぼしく、おまけに新聞休刊日である。ブログのネタはどうしてもネットに頼ることになる。そこで見つけたのがこのニュース。レバノンの議会選挙だ。

【ベイルート時事】レバノンで6日、国民議会(一院制、定数128)選挙が9年ぶりに行われた。レバノンはサウジアラビアとイランの「代理戦争」の舞台で、互いが支援勢力をてこ入れする中、イランが後ろ盾のイスラム教シーア派組織ヒズボラが躍進するかどうかに関心が集まっている。

 即日開票され、早ければ7日に大勢が判明する見通し。多くの宗教・宗派が共存する「モザイク国家」のレバノンでは権力均衡を図るため、議席配分はイスラム教徒64、キリスト教徒64などとあらかじめ決められている。

 首相はサウジが支援するイスラム教スンニ派から選ぶのが慣例で、ハリリ首相が続投する公算が大きい。ただ、有権者には汚職や既存政治への不満も強く、事前の予想ではハリリ氏陣営は議席を減らし、ヒズボラが勢力を伸ばす可能性が高いとみられている。

IS掃討で中東から戦火が遠のいたかの感があるものの、トランプ米大統領のイスラエルびいきはヨーロッパ諸国から見ても突出している。ムスリムの猛反発するエルサレムへの大使館移転声明に始まり、ホメイニ革命以来の宿敵イランが、シリアでIS掃討作戦で勢力を伸ばし、イスラエルへの直接脅威になると見なすようになった。

イランの核開発疑惑は、北朝鮮ほど進んでいないものの、米英仏独中露6か国協議で凍結させた。アメリカは、これが守られていないとして、経済制裁強化に熱心だが、他の各国は同調していない。ただ、イスラエルだけはアメリカの主張を受け、施設への直接空爆までほのめかしている。イスラエルは隠れた核保有国だが、これは不問にするという不公正さもまかり通っている。

もう一つ、サウジで皇太子が実権を握ってからの変化である。シーア派との抗争で国交断絶とか戦争への加担など、イランを脅威の対称とするようになった。膨大な石油収入に支えられ、これまでのイスラムの盟主というおおらかさがなくなった。

レバノンは、イスラエルの北、地中海に接する小国で、これまでも同国にシーア派の反イスラエル勢力、ヒズボラがゴラン高原ににらみを利かしていた。しかし紛争は南部のゴザ地区の方が多く、これにはエジプト・シナイ半島からスンニ派原理主義組織・ムスリム同胞団が潜入しパレスチナ人を支援していた。それがエジプトのクーデターにより、現・シシ政権が弾圧してから小康を得ている。

そのような時、レバノンで9年ぶりの国政選挙である。イラン系が議席をのばすことになれば新たな火種になりかねない。まず、イスラエルの自制が第一。そして大国が、中東から手を引き住民の協議にゆだねる以外に、和平を招く途はないのではないか。

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2018年5月 5日 (土)

春秋戦国時代

だらだらと続いた連休も明日の日曜日でおわり。祝祭日の意味がうすれ、子供の意識に残りそうもない。しかし今日は「こどもの日」である。もとは端午の節句、3月3日桃の節句・雛祭りの女の子用に対する男の子の成長を祝う日だった。

ところが、「なぜ5月5日」となるとあいまいになる。日本の歴史が始まる前、中国の名高い詩人・屈原が汨羅(べきら)に入水自殺をした日で、中国でもこの日の禍を避けるためいろいろな行事・風習があるが、5は悪い月それに5が重なれば忌むべき日となる。

日本では雛祭りに華やかな内裏雛を飾る。5月の節句には鎧・兜などの武具を飾り、菖蒲湯用のアヤメの葉っぱをスーパーで売っていたりする。菖蒲は尚武に通ずる意味があるともいう。

屈原は、中国の戦国時代の人とされるが、その前の春秋時代を含め部族社会から覇権争いに明け暮れする複雑な歴史が展開し、なかなかわかりづらい。ただ、孔子、孟子、老子、墨子などの、いわゆる諸子百家が活躍し、諸国王に助言、提言したり直接公務に携わることもあった。

屈原の自殺は、愛する楚を思っての提言を、競争相手の讒言で王から遠ざけられ阻止された憤懣によるものであった。それが『楚辞』17巻として文献に残り、読み継がれている。

春秋戦国時代は、中国統一の揺籃時代である。その中で諸子百家が残している豊富な文献が、今の中国文化にどう影響しているのかしていないのか、塾頭にはわからない。むしろ、四書五経を教養の糧にした徳川時代の武士階層に残っていた可能性がある。以下、目加田誠『屈原』岩波新書より。

かつて春秋時代の荘王のごときは中でも著しい業績をあげた人だが、『春秋左氏伝』(宣公十二年)の中で、晋の欒武子はこの人を批評して、よく臣下をいましめ、人民を養い、武器を整備し、国民に勤勉の尊さを教えたことをほめているとともに、(中略)「およそ文字から言っても、武は戈(ほこ)を止めると書く」すなわち武とは、乱暴を抑え、武器を収め、国家の大業を保ち、勝利を確定し、人民を安じ、平和をいたし、衣食を足らすべきものだ。これが武の七徳である。今自分にはまだその一つもできていない。どうして子孫に誇ることができようか」といったという。

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2018年5月 3日 (木)

憲法の日、雑感

自民党の改憲案は、安倍首相の思いつきに始まった、9条の2を新設して「必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として(中略)自衛隊を保持する」となった。これについてのアンケート調査を毎日新聞がしている。

それによると、賛成が27%、反対31%、その差4%で拮抗している。自民党支持者だけを見ると賛成49%、反対16%で賛成が多いものの半数を割っており、公明党は全体の数値に近い。

国民投票の3分の2にはほど遠いようだが、賛否半ばということは、安倍首相の改憲指向に水を掛けることにはならず、そこに向けた強引な世論誘導を図る手がかりを残す。そういった数字だ。

北朝鮮や中国の脅威が利かなくなるということになると、アメリカの押しつけ憲法、占領下で作られた異常な憲法、二度とアメリカに刃向かいできなくする憲法だといい、今こそ自主権法を、ということを強調することになるだろう。

戦中・戦後を生き抜いてきた塾頭は、「戦後レジュームの脱却」と言われただけで人生を無視された気がし、安倍首相とは不倶戴天の敵になる。

戦後国民の大多数は占領政策を歓迎した。言論の自由、人権尊重が手に入り、最低限の食料と共にアメリカ映画、ジャズ、アニメなどもどっと入ってきて平和の日本を謳歌したものだ。

占領政策を好まなかった人もいる。それは戦犯、戦争指導者などパージを受けた人、頑固な右翼など少数で「保守反動」と言われた。

再び戦争できないように、という占領政策ならば、靖国神社の宗教法人化阻止を考えるべきだったと思うがそんな話は聞いたことがない。信教の自由が優先したのだ。

9条の発想は、第一次大戦後の不戦条約締結から第2次大戦前前まで外務大臣として活躍し、戦後の国際連合発足までの経緯を知る幣原首相が、マッカーサーに提案した証拠の文書はすでに示した。

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2018年5月 2日 (水)

連休明けは大波乱

この先、内外でエポックメーキングなニュースが続出する気配だ。国際では、9日に日中韓の首脳会議。米朝首脳会議は、来月初旬が今月末に前倒しになるかも知れない。会議の場所も板門店が有力で、間もなく決まるだろう。

国内は、安倍首相に悪いが、モリ・カケだ。しばらくぶりで加計問題に火がつく。今日の毎日新聞トップで「柳瀬氏面会認める意向」とあり、モリ同様カケも首相のウソが、元首相秘書官・柳瀬氏の国会答弁で露呈するかもしれない。(以下5/2毎日新聞)

学校法人「加計学園」による国家戦略特区を利用した獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)は、2015年4月2日に同学園関係者と首相官邸で会ったことを認める意向を固めた。面会をうかがわせる文書が愛媛県や農林水産省などで見つかり、否定し続けるのは難しいと判断した。与野党が国会招致で合意すれば、答弁で説明する。自民党幹部が明らかにした。(後略)

愛媛県や今治市の職員が同席したことは「記憶の限りではお会いしたことはありません」とこれまでと同様、否定を繰り返すだろう。しかし、その後内閣府自体から文科省に宛てたメールも発見されており、それには4月2日柳瀬氏と愛媛県や今治市職員、加計学園幹部らが「面会する予定」とある。 

首相の親友である加計氏自身が、首相秘書と会って私的ゴルフの日程を打ち合わせたとしても不思議はない。だが、会ったのは加計学園事務局長である。その人が柳瀬氏と初対面の人をぞろぞろ連れて、私的な会話をしに来るわけがない。

秘書が加計・事務局長に会って、その内容を首相に報告しないことなどあるだろうか。愛媛県・今治市の両職員が内閣府に行ったのも事実、秘書官が加計幹部に会ったのも事実であれば、すでに退路が断たれている。

首相が、申請に至る経緯を全く知らなかったという詭弁は、もう通らない。野党の攻撃でどうとどめを刺すか、波乱を巻き起こすかに注目が集まる。

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2018年5月 1日 (火)

風かおる五月

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