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2018年4月 7日 (土)

市川市長選、野党統一候補実現

東京の江戸川区や葛飾区に隣接する千葉県市川市は、去年11月26日以来市長がいない。任期満了で選挙が行われ5人が立候補、得票数が有効投票数の4分の1に達しない候補者は、たとえ1位であっても当選としないという選挙法に引っかかったのだ。

おまけに、開票作業に疑義有りとする申し立てがあり、審査に時間を要したので、このほどやっと再選挙を今月15日に告示、22日投開票とする段取りが決まった。日本で7例目というめずらしいやり直し選挙になる。

前回の得票数は、
村越祐民2万8109 坂下茂樹2万7725
田中 甲2万6128 高橋亮平2万338
小泉文人1万6778

で、いずれも無所属。村越氏が、民進、共産、社民、自由の統一候補として推薦を受け、坂下氏が自民党県連の推薦を受けていた。他の3氏は、いずれも保守系で国会議員や県会議員の経験を有する有力者だ。

僅差とはいえ、村越氏にトップを許したことに危機感を持った保守陣営は、再選挙で候補者をしぼる工作に躍起だったらしい。しかし、前回2位だった自民推薦の坂下氏に候補をしぼることに、田中氏支持や小泉氏支持者が多い党の市川支部が反対、党としては誰も推薦せず自主投票にするようだ。

前回3位だった高橋氏はおりて、坂下氏を応援することになったが、それを発表した坂下氏との共同記者会見で「今でも候補者としては自分がベストだと思っている」(毎日新聞)などと、呼吸は合っていない。

前回最下位だった小泉氏が降りて、結局3人の争いになるらしいが、今回はようやく支部組織が動き出した立憲民主党が村越氏推薦を決めた。これで5野党共闘態勢が整う。村越氏は希望から排除された口なので、希望からは声がかからない。

関心は、塾頭の地元というより、地方選には珍しい中央政界の縮図のような様相を呈してきたことにある。野党共闘側は次の国政選挙を占う場として、都隣接都市の市長選に応援を繰り込み、村越当選で安倍退潮の波を増幅したいところだ。

前回の結果を見ても、村越氏は保守票の総数には勝てない。ただし、選挙がヒートアップすれば、このところ地方選では見られなかった現象を生むかも知れない。

問題は、公明党票がどちらを向くかだ。

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