« トランプとアメリカの病根 | トップページ | 2.26&温暖化 »

2018年2月25日 (日)

完全になめられている

またしても合意違反だ。米軍普天間飛行場を離陸した米海軍ヘリコプターMH60が23日、隣接する普天間第二小学校の上空を飛行した。

 昨年12月に防衛省と在日米軍は宜野湾市内の学校施設上空の飛行を「最大限可能な限り避ける」ことで合意したはずだ。

しかし1月18日に普天間所属の海兵隊ヘリ3機が同校上空を飛行し、今回さらに飛行した。合意など「あってなきがごとし」ではないか。

日米合意は昨年12月13日に同校で起きた普天間所属のCH53E大型輸送ヘリによる重さ7・7キロの窓落下事故を受けて取り決められた。その6日前には同型機のプラスチックの円筒部品が保育園の屋上で見つかっている。

ヘリが学校上空を飛ぶようでは、児童が安心して校内で過ごすことができない。だからこそ日米での合意が結ばれたのではないか。

在日米軍は1月の飛行については航跡データなどを根拠に学校上空の飛行を否定している。しかし今回は飛行の事実を認め、日本側に遺憾の意を伝えている。

2件とも防衛省が監視員とカメラで学校上空の飛行を確認しており、飛行の事実は揺るがない。

今回のヘリは嘉手納基地に暫定配備されている外来機の可能性がある。暫定配備の部隊に日米合意の指示が伝わっていないとすれば、米軍の指揮系統が機能しなかったということである。合意が形骸化しており、組織の劣化は明らかだ。言語道断だ。(琉球新報2/25社説より)

今回の飛来は前回と違って米軍も認めている。上空飛来は、他基地所属のヘリで禁止を知らなかったせい、と言い訳をしている。軽く見られているというか、言葉は悪いが完全になめられているのである。

その理由は、ネットウヨなどが同校に対して、そんな場所に建てるから悪いとか非国民といった中傷を殺到させたり、政府自民党内に琉球新報・沖縄タイムスを偏向紙と決めつける動きがあることも関係なしとはいえない。

普天間は米海兵隊所属である。他国に敵前上陸などをして、その地域を制圧させることが目的の部隊である。平和憲法を持つ日本に基地を置く理由はない。仮にそのような行動をするとすれば日本に対し事前協議が必要だが、中東への派遣は「インド洋部隊への所属変更」ということでスルーさせた。

尖閣列島が中国に占領されたら、それを奪回するためなどとする者もいるが、それは一義的に自衛隊の任務となる。アメリカに日本国土防衛の義務はあるが、無人島に海兵隊を出すかどうかはアメリカが決めること、断られればそれまでである。強いて言えば抑止力的存在だ。

朝鮮半島でドンバチ始まり海兵隊が日本から出撃すれば、北朝鮮にとって日本は敵国になり、ミサイル・核攻撃の対象になってしまう。また、米軍にとっても近すぎて危険という考え方がある。

昔に比べ、大幅に機動性を増した米軍にとって日本に大量の海兵隊を置いておく理由はない。そのためハワイとか米本土に移動させる計画があったが、日本の経費負担や「おもいやり予算」がついて、本土に置くより経費削減ができ、日本政府もそれを望んでいない、と言われてきた。

中国や北朝鮮の動きの中で、日米韓の連携が強化されることが重要課題であることは言うまでもない。その中で東アジアの安定に最大の責任を持たなければならないのは、日本であるが、日本政府は沖縄をはじめ占領下の態勢から一歩でも抜け出そうという気概を持たない。

日本がなめられているのは、そんなところにある。

ネットウヨさんに奮起を促したい(笑)

|

« トランプとアメリカの病根 | トップページ | 2.26&温暖化 »

安保」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/72994896

この記事へのトラックバック一覧です: 完全になめられている:

« トランプとアメリカの病根 | トップページ | 2.26&温暖化 »