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2018年1月 8日 (月)

金持ち喧嘩せず…が

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 毎日新聞(1/8・東京)国際面のトップがサウジとトランプ大統領だ。サウジはムハンド皇太子独裁指向の中で「王子11人拘束」、トランプでは「精神状態懸念の声に反論」という見出しがついている。

両人とも世界指折りの大金持ちだ。そして国の豊かさも他の追随を許さない。それがこのところ北朝鮮やイランなどをめぐって戦争一歩手前の大喧嘩だ。常軌を逸している双方の、「狂ったのではないか」と疑われるような記事を並べたのはできすぎだろう。

50年前からサウジは眠れる獅子だった。あふれかえるオイル利権は、何百人もいる王子に分配された。現金化して外国に投資し、金利がつくとイスラムのタブーにふれるので、スンニ派原理主義への寄付に回った。

国民が住む高級マンションを造っても、人口の多数を占める遊牧民・ベトウインは定着を嫌って砂漠での生活を尊重する。石油関連会社に勤務し「毎日同じ場所で計器とにらめっこ」などまっぴらだ。それならタクシーの運転手の方がまだいいという。

そういう仕事は、周辺国の出稼ぎ労働者のテリトリーだった。ところが最近は国民の70%が公務員だという。王子たちのように有閑階層をなすのか、同じ場所に定着しないような職場をふやしたのか、そのところは分からない。とにかく国民の間にも大きな変化があるのだろう。

収入が減り始めると、政権は国際緊張を高めて民意の支持を維持することを考える。これは各国共通だが、資本主義の大本締めアメリカと、イスラム教徒の大部分を占めるスンニ派に影響力を持つサウジとなると、事は重大だ。

「金持ち喧嘩せず」は、近々通用しなくなる。そうならないよう、日本にできることは何だろう。

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