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2017年12月20日 (水)

イージス・アショア賛成

  本塾はこれまで、外国基地を攻撃する巡航ミサイルやそのための新鋭戦闘機を自衛隊が持つことに反対してきた。どう言い訳をしたところで「専守防衛」の自衛隊が「専守」でなくなり憲法違反になってしまうからだ。

領土・領海内をねらったミサイルを撃破するためのMD(ミサイル・デフェンス)計画なら外国まで行って行使するわけではないのでOK、という立場である。今回、政府は19日の閣議で、海上自衛隊のイージス艦に搭載している迎撃ミサイルを陸上に配備する「イージス・アショア」2基の導入を決定した。

防衛省は北朝鮮の核・ミサイル開発の進展に対応するため「最速のスケジュールでの導入」を強調しているが、配備まで6年程度かかる見込みだ。北朝鮮情勢がどう動くかは見通せず、2000億円以上の巨額の予算に見合う効果が得られるかは未知数だ。

導入のための予算が問題になっているが、「丁寧」に「真摯」に検討した上、有効との判断ならば推進すべきだと思う。

もちろん、そんな必要がないようにする外交力があれば最高だが、相手が相手だけに遠慮している場合ではない。アメリカとは、技術的に共同開発している部分もあり、100%お仕着せではない。精度もより高まる期待が持てる。

高い、といっても毎年アメリカに支払う「思いやり予算」に、普天間基地維持費などをちょっと付け足しただけで足りる額だ。アメリカにオンブでダッコはもうやめようではないか。

【毎日新聞12/20東京・朝刊】

(前略)「弾道ミサイル攻撃から常時・持続的に我が国を防護でき、防御範囲や能力も高まる」。小野寺五典防衛相は19日の記者会見で、イージス・アショア導入の意義を強調した。

 日本海で弾道ミサイルに対応しているイージス艦を南西諸島などに振り向けることも可能になり、「効果的に日本を防衛できる」と訴えた。

 イージス・アショアは陸上自衛隊が運用主体となり、2023年度の配備を目指す。イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」を配備する海自、地上配備型ミサイル「パトリオット」(PAC3)を運用する航空自衛隊とともに、陸海空の自衛隊が統合して弾道ミサイル防衛(BMD)を担う体制ができる。

 イージス・アショアには、日米が共同開発している新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を搭載する。SM3より射程が倍程度に伸び、半径数百キロ以上が防護可能だとされる。有力候補地の新屋演習場(秋田市)とむつみ演習場(山口県萩市)に配備すれば、日本全土をほぼカバーできる。

ただ、北朝鮮はミサイル発射技術を急速に進展させている。イージス・アショアはイージス艦の役割を代替するのが主眼で、弾道ミサイルにSM3とPAC3の2段構えで備える構図に変化はない。北朝鮮がミサイルの多弾頭化や同時発射能力を向上させた場合、迎撃には限界があるのが実情だ。

 レーダーの種類が決まっていないなど、現時点で導入費の総額も明らかになっていない。防衛省は2基で2000億円程度との概算を示しているが、1発数十億円とされるSM3ブロック2Aの購入費などを含めると概算を上回る可能性が高い。【秋山信一】

 

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