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2017年12月

2017年12月29日 (金)

カケ取り失業

相撲協会は、貴乃花処分問題で、来年1月4日の評議委員会まで決定を持ち越し。トランプのイスラエル大使館移転宣言したまま、北朝鮮の次の一手も来年へ。わが地元も市長選やりなおし。新年挨拶は一体誰がやるんだろう。

最大は、憲法の大荷物を背負ってモリ・カケを引きずる安倍首相。

掛け取りは晦日をひかえて長嘆息。「ああ、今年の暮れもカケ(加計)ほったらかしでゴルフに行っちゃった……」

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2017年12月28日 (木)

日韓の新世紀を

韓国から、慰安婦問題に関する日韓合意検証作業部会の報告書というのが27日に発表された。文在寅(ムンジェイン)政権は今後、韓国国民が同意していない「裏合意」の修正を日本政府に求める可能性がある。

この問題については、河野談話のレベルまでがまっとうな線であり、慰安婦像などに日本はいちいち過剰な反応をせず、史実として確認のとれないことに厳しく抗議することは当然ながら、大人の立場で黙殺するのが一番、と思っていた。

当塾は、これまで明治のはじめ、日朝修好条規を李王朝と締結して以来の両国関係を、特集を含めて書きつづってきた。そのほとんどは、民族の悲劇といっていい状態に終始しており、良きにつけ悪しきにつけ日本との関わりが大きく、その責任を免れることはできない。

自らの民族性を『恨』の一字で表現しているのを見たことがあるが、お互いが理解し合うという間柄は、遂に150年間一度もやってこなかった。塾頭は、長年の確執を乗り越え、欧州共同体の結成にこぎ着けた例を見て、「東アジア共同体」というカテゴリーまで作ったりしたが、それに近づく気配は毛頭ない。

正月用に、と思って買ってきた新書に金文学『韓国人が知らない安重根と伊藤博文の真実』祥伝社というのがある。満州生まれの韓国人3世から見た、韓国人と日本人が持っている見識が、いかに二人を対極においた誤った見方であるかについて諸データをあげ説いている。

当塾でも、かつて伊藤博文は安に暗殺されだが、朝鮮人をよく理解しており、生きていれば日韓併合も違った結果になっていたかも知れない、という説を散見するようになったと書いた。

それに対し、日韓併合はアジア侵略の第一歩であり、伊藤はその元凶である。そんな説は誰が言っているか名をあげよ、といった書き込みをいただいた。文字通り「散見」でありメモもなかったので即答できなかった。

もちろん、上掲書はそれに入っていない。著者は中国在住の韓国人である。慰安婦問題もいずれ政治問題からはなれた冷静な分析が現れることを期待したい。慰安婦問題にこだわるようなら安倍首相の平昌オリンピック出席はしない、など大人げない態度では得るところがない。

図書紹介に代えて、同書の「まえがき」から一部を引用する。

韓国では民族英雄として安重根はよく知られ、宣伝されているのだが、安によって殺された伊藤博文への認識は「元凶」としてのステレオタイプのままであり、ましてや伊藤を客観的に認識・研究しようとする意識はきわめて希薄である。実に残念である。

私の研究では、伊藤は文人型政治家で、韓国を愛した人物であり、したがって彼は、韓国を植民地支配することには、一貫して反対してきた。「知的嚮導(先に立って導く)」として韓国を覚醒させ、日本と同じレベルの近代国家として創り上げようとしたのが、伊藤の韓国近代化の理念であった。

安重根も、現在の韓国人もこのことに関しては無知であったし、誤解をしている。日本人の中でも同じ誤解をしている人も多いし、また、韓国に対して、いつも一方的に加害者意識を働かせて、真実から目をそらしている。

このような日韓関係の歴史認識のギャップや相違を解決する根本的方法は、伊藤博文と安重根への認識をより深め現在の想像ではなく、当時の歴史的真実の中に深く入り込む必要があると、私は考える。

今日まで、日韓両国は常に加害者と被害者の、脅迫観念に呪縛されてきたが、この強迫観念から逃れる時期が訪れたと言いたい。

そして「伊藤博文VS文重根」という敵対的構図から脱皮して、相互的な視点に立って、自国や相手に対する認識、理解を深めるべきだ。むやみに相手を罵倒し、責めるのはもはや意味がないし「百害あって一利なし」である。

新しい日韓パートナーの関係は、ここから生まれる。

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2017年12月25日 (月)

目前にきた超近代戦

「近代戦」という言葉を最近も何気なく使っていた。定義を知ろうと『広辞苑』を見たら出ていないのである。どうやら公式熟語として認められていないようだ。アルフレッド・ノーベルが無煙火薬やダイナマイトを発明したあとの、重・軽火器による殺傷能力を主力とする戦争、近代国民国家間の軋轢が原因の戦争、日本で言えば日清・日露戦争以降の戦争といった感じになったのだ。

兵器の近代性が争われ、それで勝敗が決まることも多い。機関銃から戦艦、そして飛行機から原爆まで進んだ。戦争とは人が人を殺すものという一貫した立場から反戦塾は「戦争」を批判し続けてきた。

それが近々「人が人を殺さない」戦争になるとすれば、反戦塾の論調も変えなくてはならない。近代戦の時代は1世紀で終わり、これからは「超近代戦」の時代になるのだろうか。

無人機の空爆、サイバー攻撃など、その第一歩はすでに踏み出された。生物・化学兵器も、殺人より人の能力を奪う性能があればいいと言うことになる。特殊波長の大音響発生装置(LRAD)で人の能力奪ったり、高層大気圏内で核爆発を起こして強力な電磁波を発生させ、通信網や電子機器を攻撃する電磁パルス(EMP)兵器などの投入などは、すでに目前に迫っている。

バイオテクノロジーの発達やIoT(物のインターネット化)が急速に世界を覆うようになったことが背景にある。後者は、発電・配電から携帯電話などほとんどの家電器具が使用不能となり、被攻撃地域からの退去を余儀なくされる。

戦争で、こういった超近代兵器を攻撃に使っても、それだけでは戦争に勝てない。相手は「負けました降伏します」とは言わない。どうしても、首都や相手の拠点を制圧し、施政権を奪取(占領)しなければならないからだ。

その役割は、超近代兵器ではなく、陸軍とか海兵隊ということになり、ここで殺し殺されという白兵戦や虐殺が起きることになる。

しかし、その兵士たちも、すぐれた人工頭脳(AI)を持つロボットに取って代わられよう。感情を持たない彼らは、見事にその任務をこなす。しかも、彼らは指揮系統のソフトがダメージを受けない限り、いかなる兵器に対しても生身の人間よりはるかに強靱である。仮に破壊されても大量生産するので低コストで補給が利くのだ。

もちろん、守る方も守備ロボットで応ずるだろう。こうして、人と人の殺し合いはなくなる。その反面、難民が激増するため新たな戦争が起きる。

以上は、人類の発展なのか退歩なのか、塾頭の能力ではとても判断できない。

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2017年12月23日 (土)

「陸軍」遺跡崩壊

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市川市国府台はかつて軍都であった。現在は写真の赤れんが造の武器庫の跡と、あとを引き継いで建て直された近代的な国立病院ぐらいで、その他はほとんど痕跡をとどめない。

 

現存する建物および周辺は、県の所有で今は全く利用されていない。建設された時期は明治初頭にさかのぼり、陸軍教導団時代のものとされる。れんがは明治はじめに盛行したフランス積み工法で、その後の発展段階と比較できる貴重なレガシーである。その価値は、まさに富岡の製糸工場跡に匹敵する。

 

武士に限られていた仕事を、明治維新によって国民皆兵の名のもと、農・工・商も加えることにした。そのため、下級士官の養成が急務となり、教導団がまず設けられることになったのだ。

 

後に士官学校が新設され廃止されるが、その出身者が日清・日露などの戦役で中心的役割を担ったことは、想像にかたくない。その後この一帯は、砲兵連隊などとともに広大な練兵場が設けられた。

 

病院は、教導団時代すでにできていたが、塾頭の知る限り、精神科のある唯一の陸軍病院で、今アメリカのイラク帰還兵などで問題になっている深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)患者や、思想犯的兵士の「入ったら出られない」代用監獄的存在としておそれられていた。

 

軍都だった唯一の史跡を残そういう市民運動が起きたが、本年1月、県や国の支援が受けられず、市川市長が赤レンガ保存のための「用地取得を断念した」と表明、運動の後退により放置か破壊が懸念される。

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以上は2017/83/10の「千葉県知事選の争点に」の一部を再録したものでこのほど、ある程度予想はしていたものの、恐るべき展開になった。以下は「赤れんがを守る会」から伝えられた内容である。

今年初めの、市川市長が「旧血清研の跡地の取得を断念」したという報を受けて、管理者の千葉県では、「向こう3年間で処分準備に入る」ということになりました。実際、今年の見学会は、そのために中止を余儀なくされました。このままでは「赤レンガの崩壊の危機」は現実になりそうです。

という訳で、千葉県内外を問わず多くの方の署名をいただいて、千葉県と市川市とへ改めて「保存と活用」を求める要望を提出することにしました。

県知事は、元タレントの森田健作氏である。かれの言動から見てこの県有地をデベロッパーなどに譲渡するに違いない。西側の森林を一部伐採すれば、眼下に江戸川の流れ、東京の下町越しにスカイツリーがそびえ、遠く富士山も望見できる絶好の環境で、公園や学校に囲まれているが、一般人の入れない市内の秘境であった。


 デベロッパーは、目障りな赤れんがを壊し更地にして、分譲するか、マンション群にするか、ホテルを建設するなどのことを考え、投資の回収を図るだろう。

すでに記事にしているが、折りしもやり直し市長選を控えている。守る会では、立候補予定者数人にに本件に関する質問状を送っているが、いずれも市民の意見を尊重する旨の回答を寄せている。

 

民進党や共産党などの野党統一を指向する党の支持を受けるひとり以外は、自民党および保守系候補だ。現・大久保市長は、保守一本化をさかんに提唱しているなど、先行きはなお不透明だ。

 

守る会では、前述のように初回締め切りを1月末として署名運動を始めた。赤れんがを保存して、市内外に散在するかけがえのない史料などを展示公開する資料館にするとか、周辺の観光拠点となるため、演習地あとを利用して操業工場を建てたとされる「山崎パン」にレストランをかねた施設運用を民間委託するとか、アイディアはいくらでも出てくるはずだ。

 

「戦争遺跡」が気になるのなら、防衛省(近代陸軍)遺跡として働きかける価値さえあるのだ。署名は、守る会のホームページからもできるので、是非ご協力願いたい。

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2017年12月22日 (金)

日本もトランプ離れ?

 安倍ちゃん本当?――信じられない。国連安全保障理事会は18日、パレスチナ問題を巡る公開会合を開き、エルサレムをイスラエルの首都と正式認定したトランプ米政権を批判し、認定の撤回を求めた決議案を否決した。15理事国のうち議長国日本を含む14カ国が賛成したが、常任理事国の米国が拒否権を行使した。

トランプが大使館移転などを例の調子でひけらかした直後、菅官房長官が日本は、トランプ発表のように大使館を移転しない、と即座に記者会見で答えたことを塾頭は評価したが、マスコミは「アメリカの首都決定に対する態度があいまい」などとしていた。

エルサレムは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教それぞれの聖地が存在する。そこをイスラエルが占領し、うち続く紛争の原点になっていた。エルサレムを国際的な監視の元で安定させることでパレスチナに平和を構築することは、オバマ政権の努力もあっていい方向に向かっていた。

トランプがこれを一挙に崩そうとした背景は、ほとんどが国内問題だがここでは触れない。安保理決議はアメリカの拒否権で葬り去られたが、同じ決議を全加盟国が参加する国連総会にかけることになっている。ここでは、拒否権が利かない。しかし強制権も無いのでアメリカは従う義務がない

 総会決議が確実化する中で、トランプは「賛成投票を投じた国をすべて調査、アメリカが10億ドルを超えるような援助資金を提供しているような国が賛成したら、その額をすべて引き揚げる」と脅迫している。

 安保理で見せた『良識』をひっくり返すことは、安倍ちゃんといえどもできないだろう。「日本は変わったんだ」と思いたい。またアメリカの援助を受けているイスラム国家が賛成から反対に鞍替えすることも考えられない。

 イスラム圏にとっては、どんな経済制裁を受けようと核武装を一切放棄する気のない北朝鮮以上の覚悟があるはずだ。

 残るのは、アメリカが北朝鮮以上に孤立し、トランプが大恥をかくだけである。

 

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2017年12月21日 (木)

幻影と化す安倍改憲論

  歴代の総理総裁で大物といわれる人ほど本音本心はあかさない。一見、慎重のように見えて本音があけすけに見えるのが安倍首相だ。マスコミには、それがはっきり見えていても、本人が発言しない限り記事にはできない。

憲法9条の問題である。9条1項・2項をそのままにしておいて、自衛隊を明記するという思いつきである。自民党に具体案作成を促したが、まとまらない。そうだろう、首相の本音は自衛隊の「軍隊化」だから、憲法の中でそれをごまかす術はない。

首相の言い分はこうだ。「憲法学者の7割が自衛隊は憲法違反といっている」。そんなことはない。安保法制など、集団的自衛権の使い方や、海外派遣の条件によっては、違反になるという言説を逆手に取っているだけだ。

また「自衛隊員は命がけで国民の安全を守る仕事をしているのに、憲法に触れられていないと言うのは気の毒だ」ともいう。警察や消防、海上保安庁の職員が国民の安全を守るのは、命がけでないというのだろうか。

自衛隊だけを特別扱いする理由を是非聞きたい。自衛隊を憲法で明文化しておけば、他の法律を作っていつの間にか実質「軍隊化」することができると踏んでいるのだろう。

早く言えば「軍隊」というのは人殺しが仕事である。一般国民と同じ法律の適用では仕事に支障をきたす。そのために、戦前はどれほどの特例・特別扱いされていたか、本塾で過去に取り上げたことがあるので、参考にしていただきたい。

『法的安定性、戦前は?』2015/9/9

  安倍首相には、その心構えや理念がなく、ただ「普通の国になりたい」という幼児性から一歩も抜け切れていないように見える。

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2017年12月20日 (水)

イージス・アショア賛成

  本塾はこれまで、外国基地を攻撃する巡航ミサイルやそのための新鋭戦闘機を自衛隊が持つことに反対してきた。どう言い訳をしたところで「専守防衛」の自衛隊が「専守」でなくなり憲法違反になってしまうからだ。

領土・領海内をねらったミサイルを撃破するためのMD(ミサイル・デフェンス)計画なら外国まで行って行使するわけではないのでOK、という立場である。今回、政府は19日の閣議で、海上自衛隊のイージス艦に搭載している迎撃ミサイルを陸上に配備する「イージス・アショア」2基の導入を決定した。

防衛省は北朝鮮の核・ミサイル開発の進展に対応するため「最速のスケジュールでの導入」を強調しているが、配備まで6年程度かかる見込みだ。北朝鮮情勢がどう動くかは見通せず、2000億円以上の巨額の予算に見合う効果が得られるかは未知数だ。

導入のための予算が問題になっているが、「丁寧」に「真摯」に検討した上、有効との判断ならば推進すべきだと思う。

もちろん、そんな必要がないようにする外交力があれば最高だが、相手が相手だけに遠慮している場合ではない。アメリカとは、技術的に共同開発している部分もあり、100%お仕着せではない。精度もより高まる期待が持てる。

高い、といっても毎年アメリカに支払う「思いやり予算」に、普天間基地維持費などをちょっと付け足しただけで足りる額だ。アメリカにオンブでダッコはもうやめようではないか。

【毎日新聞12/20東京・朝刊】

(前略)「弾道ミサイル攻撃から常時・持続的に我が国を防護でき、防御範囲や能力も高まる」。小野寺五典防衛相は19日の記者会見で、イージス・アショア導入の意義を強調した。

 日本海で弾道ミサイルに対応しているイージス艦を南西諸島などに振り向けることも可能になり、「効果的に日本を防衛できる」と訴えた。

 イージス・アショアは陸上自衛隊が運用主体となり、2023年度の配備を目指す。イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」を配備する海自、地上配備型ミサイル「パトリオット」(PAC3)を運用する航空自衛隊とともに、陸海空の自衛隊が統合して弾道ミサイル防衛(BMD)を担う体制ができる。

 イージス・アショアには、日米が共同開発している新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を搭載する。SM3より射程が倍程度に伸び、半径数百キロ以上が防護可能だとされる。有力候補地の新屋演習場(秋田市)とむつみ演習場(山口県萩市)に配備すれば、日本全土をほぼカバーできる。

ただ、北朝鮮はミサイル発射技術を急速に進展させている。イージス・アショアはイージス艦の役割を代替するのが主眼で、弾道ミサイルにSM3とPAC3の2段構えで備える構図に変化はない。北朝鮮がミサイルの多弾頭化や同時発射能力を向上させた場合、迎撃には限界があるのが実情だ。

 レーダーの種類が決まっていないなど、現時点で導入費の総額も明らかになっていない。防衛省は2基で2000億円程度との概算を示しているが、1発数十億円とされるSM3ブロック2Aの購入費などを含めると概算を上回る可能性が高い。【秋山信一】

 

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2017年12月19日 (火)

トップの笑顔

Free_l1_2なんと言っても世界一はこの顔である。父・正日の笑顔もよかった。わが安倍ッちはどうか。たまに見るが、苦笑いかふて笑いの類。正恩とは勝負にならない。

トランプ、あったとしても含み笑いだろう。習金平、不幸にして見たことがない。党宣伝部から言論統制を受けて没になるのか。その両者とも世界をゆるがす不気味な笑顔で見たい顔ではない。

北朝鮮はトップの笑顔にしろ、ロケットにしろ、軍の行進にしろ、振り付け師かコーディネーターのいうまま。その正恩を超える最高権力者は一体誰だろう。

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2017年12月18日 (月)

地元に変化ありやなしや

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  徒歩10分ほどの場所にある東京外環道路建設現場である。本年度、つまり来年3月末までに完成することになっている。クレーンや重機だらけで、「本当かな」としか見えない。この位置には道の駅ができることになっている。

この道路計画が明らかになった頃、地域ぐるみで猛反対ブームが起きた。そろそろ50年も前になるだろう。今の中国ほどではないにしても、当時は大気汚染、騒音、振動などの交通公害が目の敵だったのだ。

そんなことは忘れたように、完成間近になってもあまり騒がれない。不思議なほど静かだ。車の改良が進んだことや交通量全体の頭打ち傾向が顕著になったこともある。電気自動車化が進めば、さらに問題解消が進むだろう。

公害より道の駅への期待や、アクセスの利便性向上メリットの方が大きい。こうして世の中はどんどん想定外の変化を遂げていく。

AIの進展など追いつけない早さだ。いいか悪いかは、別にして、先のことは全くわからない時代になった。(×_×)

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2017年12月17日 (日)

漂着北朝鮮軍

今年の漢字は「北」だそうだ。これは、塾頭にとって「北朝鮮」しかない。なにしろパソコンでは、漢字短縮登録で「北」より「北朝鮮」の方が先に出てくる仕掛けになっている。戦争になるのかならないのか、金正恩とミサイル発射映像がでてこない日はない。

漂流船は依然として続いており、今日はそのエンジンは50年ほど前に日本が開発したもので、それを中国がコピーしたものが使われ続けているが、農業用か沿岸漁業用でとても遠海用には使えない、というニュースだった。

北海道松前町の無人島、松前小島に11月接岸した北朝鮮船の乗員10人のうち船長ら3人が家電用品や、バイク、発電機などの窃盗容疑で逮捕されたという事件はその後どうなったのだろう。

彼らは、黙秘を続けていたが供述もしはじめたようだ。いずれにしろ、漁民ではなく、軍の船で軍務についていたに違いない。自称船長は小隊長または班長だろう。出航以来、イカつりをしていたとしても、軍務の一部である。「漂流」ではなく、「一時待避」をしただけだ。その際敵地を発見、占領したまでである。

兵には、日々行動する任務を与えなければならない。そこで、金目のものを船に移す任務を与えたが、重すぎて船が不安定になったので一部は捨てさせた。窃盗でなく「戦利品」ある。万一帰れた場合は、漂流して日本に助けられた、ではなく、軍功を立てたあかしを見せれば金正恩にほめられる。

隊員のひとりは、あまりばかげた話で帰れる当てもないことを知り、命の危険を感じて日本側に保護を求めた。彼も真相は話せない。隊長の命令違反なら死刑が待っている。逮捕された船長以下は、刑事罰もかけにくく、おそらくほかの海難生存者同様、強制送還ということになるだろう。

しかし、それでは彼らは困るのである。犯罪者ではなく「捕虜」にしてもらいたいはずだ。戦果はやむなく放棄したが、軍人の誇りと金正恩首領の名誉は保った。「死して虜囚の辱めを受けず」の東条流とは相当に違う。

日本は、拉致被害者との捕虜交換を持ち出せばいいのだ。以上塾頭の寝言である。

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2017年12月15日 (金)

快速逃亡サル

神奈川県湘南地方で民家近くに出没したサル、三浦半島から京浜地区を経て都心へ。「箱根駅伝コース」と言われ、映像入りでTVニュースをたびたびにぎわした。

その後はとんとお出ましがない。隅田川を渡って江東に向かったらしいが、素人の映像提供がないと情報はあっても、TVでは取り上げないのだろう。

それがなんと、我が家近くに出現した模様。江戸川区から、たぶん市川大橋、JR総武線、京成本線いずれかの鉄橋で千葉入りしたようだ。

 川べりの神社から、真間、須和田と東上、ついに船橋市で発見されるようになった。千葉日報によると、時速20キロ。マラソン選手並のスピードで駆け抜けていることになるらしい。

 それはないとすれば、トラックの荷台などを借りてのヒッチハイクだろう、と記事が書き加えている。さてそこから先、成田からの海外逃亡か。でなければ、ニホンザルだから、仲間の多い下北半島まで。

 モリ・カケ問題のように、いつのまにかメディアから消えるようでは心配だ。せめて相撲暴行事件並には追ってほしいものだ。

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2017年12月14日 (木)

相撲事件放送に食傷

日馬富士の貴ノ岩暴行事件が明るみに出てからちょうど1ヶ月たつ。事件が起きたのはさらに20日前だ。一般紙にはほとんど出なくなったが、民放TVニュースではほとんど毎日、変わらない内容でも定番のように繰り返す。

スポーツ紙や、新潮・文春などの週刊誌も同様だ。送検がなされた段階で、貴乃花対白鳳またはモンゴル人力士との対立をはやすためか、貴乃花の肩を持つような内容が多くなった。決していい傾向ではない。

本塾で取り上げたのは、報道された翌日の1回だけであるが、そこでは、鉄拳制裁をする権限は貴乃花だけにあり、それを日馬富士が奪ったことに怒り、協会にも告げず警察沙汰にしたのだろうと書いた。

塾頭は、かつて貴乃花が部屋をたてた当初、稽古部屋で竹刀を手に土俵際で監視する姿をTVで見た(なぜか再録はされない)。日馬富士のは、感情的にとっさに出た行動だが、貴乃花のは最初から制裁暴行用具を手にしていた。その姿から、「悪印象」があると書いた。

たかが相撲取りの喧嘩である。それで世の生活が変わったり、国の安全が左右されることはない。日馬富士や白鳳の発言を取り上げ、やや無理な揚げ足取りをする方が売れるのだろうか。

塾頭から見ると、両人の発言の方が世間の常識をふまえたまっとうなものに聞こえる。罪を認め相手を思いやる態度など、理路整然としており、日本人の美徳を越えるものさえ感じられる。

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2017年12月13日 (水)

危険な米軍基地

 13日午前10時10分頃、沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校関係者から、「飛行機からと思われる落下物がある」と110番があった。

 県警宜野湾署員が駆けつけたところ、校庭に約90センチ四方の金属製の窓枠とみられる物が落ちていた。沖縄防衛局によると、米海兵隊から「大型輸送ヘリコプターCH53の窓枠のような物が落ちた」と連絡があったという。

 同署などによると当時、校庭では体育の授業が行われていた。窓枠のような物が落ちた際、風圧で飛び散った小石が4年生児童の手に当たったといい、同署が落下時の状況などを調べている。

 同校は米軍普天間飛行場に隣接。同市では7日にも同校から東に約1キロ離れた緑ヶ丘保育園の屋根にCH53の部品が落下する事故が起きているが、この部品について米軍側は、「飛行中の普天間飛行場のヘリから落下した物ではない」と否定している。(1213 1242分 読売新聞電子版)

直ちに会見した菅官房長官は、さすがに「だから早く辺野古移転を……」とは言わなかった。市長や県知事はいち早く現場に駆けつけている。民家のそばに基地を設ければ米軍基地に限らず、どこであろうとも同じ危険をもたらす。

日本防衛のためやむを得ない措置であれば、基地の存在も甘んじて我慢する必要がある。しかし、米軍は「配属変更のための移動」と称して中東方面に向かい、戦争にも参加する。米軍は「槍」、自衛隊は「楯」と役割分担する話がまとまれば、憲法のしばりがない米軍による近隣への先制攻撃もできる。

安倍一強の下でなければ、こんな機会に日米安保や憲法論議をし、最善の道をさぐることがあってもいいのだが――。

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2017年12月12日 (火)

雪下ろし汚職?

清水建設は11日、環境省や市町村から受注した福島県内の除染工事を統括する執行役員(60)が、同県西会津町にある実家の雪下ろしなどを1次下請け業者に無償で作業させていたと発表した。執行役員は費用33万2000円を業者へ支払い、8日辞職した。同社は「除染費用に関する不正はなかった」としている。(以下略・毎日新聞12月/12東京朝刊)

終戦の年をはさんで雪国の田舎に住んだ塾頭は、「えっ、これが執行役員の職を辞すほど重い犯罪?」と思ってしまった。或いはそうで、塾頭の頭が古いのかも知れない。

その当時、この地方でもまれに見る豪雪に見舞われた。男手のない自宅は、中学低学年の塾頭ひとりで「雪落とし」(そういう言葉だった)をした。それをしないと家中の戸障子が動かなくなる。

学校では、古い体育館の雪落としをクラス全員でやった。高さは軒先でも民家の2階以上ある。今なら児童虐待かも知れない。白米のおにぎり食べ放題で農家の田植えもやった。山林の開墾、暗渠排水工事でも報酬をもらった経験がない。

雪落としや、道路の除雪など、人が困っていること助けるのは、中学生にもなればあたりまえのことだった。清水建設の場合も、地位を利用して強制したのなら論外。下請け業者が自発的にやって、謝礼も断った、昔ならそんなこともありうる。

そうだ。「勤労奉仕」という言葉があったのだ。

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2017年12月11日 (月)

もみぢ

題知らず(新古今和歌集)

        小 野 小 町
木枯らしの風にもみぢて人知れず
うき言の葉のつもる頃かな

       皇太后宮大夫俊成
風吹く峯のもみぢの日に
添へてもろくなりゆくわが涙かな

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2017年12月 9日 (土)

敵基地攻撃能力より漂着船対策を

北海道松前町の無人島、松前小島に11月接岸した北朝鮮の木造船の男性乗員が、島にあった物品を盗んだとして、北海道警は8日、窃盗などの容疑で乗員を9日にも逮捕する方針を固めた。捜査関係者が明らかにした(産経電子版)。

その前に、曳航されていた木造船の綱を切って逃亡のそぶりを見せたり、仲間割れしたひとりが監視船に乗り移っているなど、漂着船は複雑な環境下にある。刑事事件として日本の司法当局がかかわるとすると、いろんな罪状があたまに浮かぶ。

領海侵犯、不法漁獲、不法入国、不法投棄、海洋汚染、共謀罪……。仮に彼らが「軍の任務だ」とか「難民だ」と言い出したらどうなるのだろう。さらに犯罪者として強制送還する場合の手続きは、費用はなど、余計なことも心配になる。

今後にそなえて、しっかり事例研究をしておかないと、いざという場合間に合わない。頭越えミサイルに対する緊急アラームや、的基地攻撃能力の検討より先にしておく事柄ではないか

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2017年12月 8日 (金)

大詔奉戴日

12月8日と来れば、「大詔奉戴日」がピンとくるのは、後期高齢者だけになってしまった。昨日は「大雪」。反射的にカレンダーを見たが、そんなことは書いてない。その代わり「成道会」となっていた。

後期高齢者でもそれは知らない。(じょうどうえ)と読み、釈迦の降魔成道(悟りを開いた事)を記念して行われる法要(行事)のことだそうである。 日本では、釈迦は臘月(旧暦12月)の8日に降魔成道したと伝承されていると辞書にある。

この日は、日本が大戦に突入し、ハワイ真珠湾を奇襲した日である。終戦記念日はマスコミであれほど大騒ぎするのに、開戦記念日である今日の新聞には1行も載っていなかった。当日午前6時、「帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態入れり」という大本営発表が放送され、その後開戦の詔勅も知らされた。以後毎月の8日にも繰り返され、神社に戦勝祈願をした。

真珠湾攻撃は、宣戦布告が届く前の奇襲攻撃である。戦果は、戦艦5隻撃沈、3隻撃破のほか多数の艦艇を撃沈撃破。航空機188機を失わせ、291機が使用不能に。戦死者2400余名。日本側の損害は殊潜行艇5隻が体当たり、航空機29機、戦死者100名以内という軽微なものだった。

現今、右翼は相当高名な先生まで「アメリカの陰謀で日本は開戦に誘導されもので正しい戦争だった」などという。仮にそうだったにしろ、上の事実にアメリカ人が激憤するのは、当たり前。

 

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2017年12月 7日 (木)

中東に移ったトランプラッパ

10日前に「中東情勢の様変わり」と題してこう書いた・

今月下旬に入って21日そして前回と、中東で地殻変動が起きていることを書いた。イスラエルと中東諸国の間で、第一次中東戦争が始まってから来年で70年、アラブ対イスラエルそしてユダヤ対イスラムの対立の構図が、すっかり様相を変えたように見える。

その理由は、ISがイラク・シリアで拠点を失ったこと、ロシアがイラン、トルコなどと組んでシリアを中心に各勢力協議の上和平ブロック構築に乗り出したこと、パレスチナ・イスラエル間は、パレスチナ側での内部対立も解け、小康状態が続いていることがある。

また、イスラエルの膨張に歯止めをかける最大の勢力サウジが、国王から皇太子に実権が移行し、これまでにない変貌を遂げようとしていること、そしてエジプトもシナイ半島での大規模テロ対策で手一杯なことなどで、アメリカが下手な手出しをして泥沼戦争にはまる余地はないと観察した。

それが、トランプ大統領のイスラエル大使館エルサレム移転発言で、消えかかった火に油を注ぐようなことをしでかした。アメリカは、米議会がイスラエル寄りの決議をしても、90年代から首都の問題は最終的地位を当事者の協議によって決める、という案で収まっている。

トランプによる変身は、氏の娘婿でユダヤ教徒のジャレッド・クシュナー氏(大統領上級顧問)の影響などとも言われるが、どうもこのトランプ・ラッパにも、うさんくさい政略宣伝のにおいがする。

アジア歴訪では具体的成果を見せられず、ロシア疑惑でも窮地に立たされている。おりしも、ドーピング疑惑の影響により、ロシアが冬季オリンピックから締め出されるというニュースが突如クローズアップされた。

塾頭は、イスラエル首都の問題も一連の「ラッパ」に過ぎないと見ている。株価は暴落したが、市場筋も長続きしないという観測だ。戦争や平和をおもちゃ代わりに使ってほしくない。

ただ、安倍首相が「日本大使館の移転計画はない」としたことは、ポチにしては珍しく、評価しておかなければならない。

 

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2017年12月 6日 (水)

敵基地攻撃能力と9条

  政府は2018年度予算案に、日本がミサイル攻撃を受ける前に、敵基地を破壊することを可能とする関連装備自衛隊が持てるようにする検討を始めた、と各紙が伝える。どういうことか、その中味を知っておこう。

まず、二つのミサイルの名から始まる。ノルウェーなどが開発したJSMと米国製のJASSMである。仮にジスムとジャズムとしておく。ジスムの射程は短く数百キロ、ジャズムは900キロ以上ある。

いずれも空対地ミサイルで、今、自衛隊の主力戦闘機であるF15は、航続距離が4600キロあり、大陸近くまでの往復は簡単である。攻撃ミサイルはジスムでいい。しかし、大陸近くまで行くと相手のレーダーに捕捉される。

そこで、最新鋭でレーダーをくぐり抜けられる最新鋭のF35Aステルス戦闘機を本年度中に配備することになっているが、これは航続距離2200キロしかないのでジャズムがいいということになる。

そういったことを来年度予算で検討しよう、ということなのである。どう理屈をつけようが、敵がミサイルを発射する前、弾道計算もできないうちに発射基地を破壊すれば、先制攻撃の以外のなにものでもなくなる。

その基地要員に死者を出す可能性も高く、相手に戦争突入の口実を与えることになって憲法9条は全く役に立たたず、空念仏になってしまう。また、日米安保による集団的自衛権の前提も怪しくなり、アメリカが守ってくれる保証もない。

ミサイル攻撃に対する自衛は必要であるが、相手国領土内の基地先制攻撃はできない。あくまでも日本領土・領海を守るためのミサイル防衛システム(MD)の精度を高めることが主眼となる。

相手の攻撃を受けて撃ち漏らし、被害がでても報復攻撃はできない。戦争の歴史は、いつでも自衛、邦人保護、報復攻撃が名目になっていることを知らなければならない。

報復攻撃にかわって何ができるかの検討は必要だが、日本は外国と海を隔てていることにより、9条を有効に働かせやすい。この優位性を保つことで、もっとも確実な安全保障が得られているのである。

敵基地攻撃能力保持は、どう解釈してもはっきり憲法違反である。

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2017年12月 5日 (火)

ローカルニュースでいいのか

先月27日に「市川市長選挙やりなおし」という記事を書いた。その続報である。再選挙は、1月7日告示、14日投開票といったん決めた。ところがそれを白紙に戻し、次が何時になるか分からないという。

理由は、同時に行われた市議補選候補者の1人が「開票作業が不自然」という異議申し立てをし、30日以内に判断が示されるが、それに不服であれば、さらに県選管に不服審査を申し立てができる。

現市長の任期は24日に切れるため、市議会は、副市長を2人体制に制度を改正し、市長不在長期化に備えることになった。ローカルとはいえ、人口48万5000人の大都市である。

市政の空白もさることながら、期日前投票を含める膨大な費用や投票者の負担は、誰も補償する人がない。これが東京都知事だったらどうなるか。全国ニュースどころか、世界のニュースになるだろう。

民主主義には金と時間がかる、といってもこれはどうかと思う。

なお、前回野党統一候補に立憲民主党推薦の名がなかったが、同党県総支部連合会の設立を4日付けで選管に届け出たので、今度はその名も加わるだろう。

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2017年12月 3日 (日)

いつまで続くウソつき政府

1128日 のエントリーは「日本語が無くなった政治」である。ここでは、国会の委員会討議で交わされている言葉は「委員会用語」というか、全く日本語になっていない奇妙なやりとりに時間を費やしており、野党もそのペースにはまっている、と書いた。

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 モリ、カケ論争は政府、そして自民党が言うように、そのこと自体は日本を左右するような中味ではない。塾頭もそれを認める。しかし、問題なのは、国民の前で官僚や官邸が平然とウソをつくということを許してしまうことである。

国民の大多数が選んだ与党に支持されている安倍首相だから、それでいいんだ――で済まされますか――。(`ヘ´)

写真は、毎日新聞からのものであるが、政府は音声データの存在を認めざるを得なかった。先の通常国会で財務省理財局長だった佐川宣寿は、売却に際し「価格を示したことはない」と答弁、逃げ切った。その後、功績を認められて国税局長官に栄転している。

それと、今回暴露された音声データの矛盾を(11/2730)予算委員会で追求されると、太田充理財局長は「会話の一部が切り取られたものだ」と反論、さらに「金額のやりとりがあったらお詫びする」とする一方、「金額」に言及しただけで「売却価格」は伝えていない、と答弁した。

この詭弁、詭弁にすらなっていない。「ウソ」をウソでなくしてしまう。日本の最高機関・国会でこんな日本語が通用するようでは、それこそ「日本死ね」である。

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2017年12月 2日 (土)

チバニアン

地磁気が最後に逆転した痕跡を残す千葉県市原市の地層が先月、国際学会で77万年~12万6000年前を代表する基準地に内定した。現地では早くも観光客が激増し、専用バスの運行や仮設トイレ設置など、大あわての対策に追われている。

房総地区はこまごまとした観光名所やレジャー施設はあるが、あまり雄大なものはなく温泉地も散在している。今回は、「チバニアン」という国際的な命名で期待されているが、日本アルプスのような大断層山脈でも、大褶曲山脈でもなく、火山でもない。

そういえば鋸山という切り立った採石場あとが近くにあり、見物の対象になっていたが、それより見栄えがしないことは確かだ。勉強にはなるがブームは続かないだろう。

ただ、東京近郊の日帰り見物のコースに入ることだけは期待される。

 

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2017年12月 1日 (金)

粛慎人漂着記録

北朝鮮木造船漂着ラッシュである。日本海沿岸に不審な舟がやってくるのは、古代から数多くある現象。有名なのは、粛慎(しゅくしん)人である。もともと中国人が東北地方の種族をさした名称だが、日本のこれまでの定説は、北海道あたりの異民族が海伝いに来たというものである。

この説は不自然な点が多い。蝦夷が住む陸地を避け、海流に逆らって南下したとするより、リマン海流から日本海流に流され、かつ強い季節風で北陸道沿岸に吹き寄せられたと見た方がいい。

日本書紀の岩波文庫、読み下し文から1502年前(欽明天皇5年)の出来事を引用する。

十二月(しわす)に、越国言(もう)さく、「佐渡嶋の北の御名部(みなべ)の碕岸(さき)に、粛慎人(みせはしのひと)有りて、一船舶(ひとふね)に乗りて淹留(とどま)る。春夏捕魚(すなどり)して食に充(あ)つ。彼の嶋の人、人に非ずと言(もう)す。亦鬼魅(おに)なりと言して、敢て近つかず。嶋の東の兎武邑(うむまさと)の人、椎子(しひ)を採拾(ひろ)ひて熟(こな)し喫(は)まむと為欲(おも)ふ。灰の裏(なか)に着(お)きて炮(い)りつ。

其の皮甲(かわ)、二の人に化成(な)りて、火の上に飛び騰がること一尺余許(ばかり)。時を経て相闘ふ。邑の人深く異(あや)しと以為(おも)ひて、庭に取置く。亦前の如く飛びて、相闘ふこと已(や)まず。

人有りて占へて云はく。「是の邑(さと)の人、必ず鬼魅の為に迷惑(まど)はされむ」という。久にあらずして言うことの如く、其に抄掠(かす)めらる。是(ここ)に、粛慎人、瀬波河裏に移り就(ゆ)く。浦の神厳忌(いちはや)し。人敢て近つかず。渇ゑて其の水を飲みて、死ぬるもの半に且(なんなんと)す。骨(かばね)、巖岫(いわおのくさ)に積みたり。俗(ひとびと)、「粛慎隈(みせはしのくま)と呼(い)う」とまうす。

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