« 古い護符「日米韓協力」 | トップページ | 安保理決議と北朝鮮 »

2017年9月 9日 (土)

身体検査

閣僚や党の要職を選任する際、「身体検査が甘かった」などという表現がすっかり定着した。そもそもは、戦前・戦中の言葉だ。

その意味するところは、軍人に適するかどうかを20歳男子の義務として課せられた「徴兵検査」の一環である。

痔や性病があるかないかを、局部露出で軍医が視覚検査をする。俗にM検と称した。学校で身体検査といえば体格や体機能測定のことであるが、持ち物検査をいうこともあった。

『広辞苑』なよると、「検査」は「基準に照らしてしらべあらためること」とある。基準は権力者の一方的判断で、あいまいなところが「こわい」点である。

正しくは「素行調査」というべきだろう。江戸城表御殿では、長唄の稽古に熱心という目付の評価により要職の役替えを棒に振ったというケースがあったようだ。

長唄といえば、色っぽい女師匠がつきもの、時代を越えても出世するのは楽じゃない。今時の目付は「週間文春」。ご用心ご用心。

|

« 古い護符「日米韓協力」 | トップページ | 安保理決議と北朝鮮 »

歴史」カテゴリの記事

コメント

目付というより、戦国時代の「すっぱ(=忍者)」という者たちに近いと思いますね。
文字どおり「すっぱ抜き」ですからね。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年9月10日 (日) 17時26分

役職を棒にふるどころか、何万石お取りつぶしまであったようです。その点町民の方が気楽で、江戸を謳歌していたんでしょうね。

投稿: ましま | 2017年9月10日 (日) 20時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/71658678

この記事へのトラックバック一覧です: 身体検査:

« 古い護符「日米韓協力」 | トップページ | 安保理決議と北朝鮮 »