民進党怪倒
野田佳彦が民主党政権を投げ出してから、本塾が「解党的出直し」を言うのは今回で10回目になる。それが、小池百合子都知事を党首とする希望の党スタートがわかると、前原誠司民進党代表は参院を除く党全体をそこに投げ込み、独自候補は立てないことにした。
まさに解党(怪倒)的だが、出直しはない。この結論、塾頭が日頃不愉快に感じている、テレビ画面で人の顔を丸いパターンで覆う場面を見るような気がした。最初は、犯罪容疑者のプライバシー保護が目的だったのかも知れない。
それがこのところ、番組の中でもやたらに増えている。顔は人格のもっとも大切な部分である。それを傷つけたり汚しているように見えてしまう。面汚し、体面、面目、そして面子のためには命をかけることすらあるというのが塾頭の感覚だ。
民進党は、代表提案を満場一致で可決したという。これは、まさに全員の顔を見えなくした群像を作ったようだ。安倍支配からの脱却を図ることはもちろん喫緊の急務である。しかしこんなことでできる「希望の党」は不気味だ。
これでは、安倍をひっこめた自民党の方がまだまし、ということになりはしないか。
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