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2017年8月28日 (月)

アメリカ崩壊

  鉄壁のソ連が崩壊したのだから、アメリカが崩壊してもおかしくない。ソ連崩壊の前、それを予見できた人がどれだけいただろうか。大戦後、計画経済や科学技術も優位に立って、世界の共産化を進めていたソ連は意外にもろかった。

そのきっかけがアフガン。1978年に成立したアフガニスタン人民民主主義政権が地元のイスラム勢力(その中にタリバンもあった)に押されてメロメロ。ソ連はさっそくこれに軍事介入した。アメリカはソ連と戦う反政府勢力(その中にウサマビンラディンもいる)をひそかに支援。

10年たっても先が見えず、ソ連は多くの犠牲を払いながら撤退する。ソ連が崩壊したのは、わずかその3年後だ。

そしてアメリカ。2001年の9.11事件が発生、首謀者とされるサウジアラビア人・ビンラディンが在留するアフガンに対し、アメリカは身柄の引き渡しを要求した。すでにイスラム国となっていたアフガンは、長考の末宗教指導者の言を容れ、客人の引き渡しを拒否した。

アメリカは「テロとの戦い」として、多国籍軍とともにアフガンに攻め込んだ。それからすでに17年、アメリカ史上最長の戦争が続いている。相手はタリバンだ。イラク以上に終わりの見えない戦争で、オバマは撤退を決意していた。

トランプは、それを覆し戦争継続・増派をこのたび決定した。国内は、人種差別などをめぐって大混乱の最中。こんな騒ぎを見たのは初めてだ。戦争継続の国民の支持は得られまい。

相次ぐ政府要人の辞職や解任が続き、議会の同意が必要な人事も進まない。議会や司法が正しく機能すればソ連のような崩壊が避けられるだろうが、これを支える国民大衆が二つに分かれて争うような状態はソ連以上だ。北朝鮮とのゲームにかまけている暇はない。

 

最良の同盟国・日本ののんきさは、また、どうしたことか。

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コメント

過去のアリか大統領がそうだったように、アメリカの議会、特に大統領に対する上院、そして各州知事の権限は非常に強いのがあの国の多様性を生んでいます。

ですから、旧ソ連のようなことにはならないと、わたしは思っています。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年8月29日 (火) 08時23分

アメリカは「合衆国」、ソビエトは「連邦共和国」後に「同盟」。名前だけ見ると似たように見えるんですが、独裁体制でない方が長持ちするということのようです。

投稿: ましま | 2017年8月29日 (火) 09時53分

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