« 北の新ミサイルは危険 | トップページ | 女性の容姿雑感 »

2017年8月 1日 (火)

慰安婦問題深堀に期待

韓国の文政権は、慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意を検証するため、康京和外相直属の作業部会を設置した。この部会がどこまで慰安婦問題の本質に迫れるか、悲観的というよりないものねだりかも知れないが、一部民間の煽動活動黙認ではなく、世界の識者に通用する科学的・学術的な分析結果が示されることを期待したい

今回は、本塾の見解を出す準備がないので、NHKの報道と、韓国中央日報に掲載された記事と学者の見解を資料として採録する。後者は、従軍慰安婦と直接縁がない、「さきの戦争はアジアの民族解放を実現させた正しい戦争だった」、などと公言する日本の歴史修正主義に向けられているように見える。

ただ、この主張の中にも、相当無理な歴史修正主義があるのは困ったものだ。そこらがこういった作業の中で整理整頓されなければならないが、それには、日本側にも同様な作業部会があって、文大統領のいう「情緒的」なものをのぞき、資料をつきあわす共同作業ができればより万全だ。

731 2040分NHK

韓国政府は、慰安婦問題をめぐるおととしの日韓合意について日本政府との交渉の過程を再検証する作業部会を立ち上げ、年内をめどにまとめられる再検証の結果を受けてムン・ジェイン(文在寅)政権が慰安婦問題にどのような方針で臨むかが焦点になります。

韓国では、慰安婦問題をめぐるおととしの日韓合意について根強い反対の声が上がっていて、ムン・ジェイン大統領は、今月、ドイツで行われた日韓首脳会談で「国民の大多数が情緒的に受け入れられずにいる」とする立場を示しています。

韓国外務省は、日本政府との交渉の過程を再検証する作業部会を31日に立ち上げ、大学教授などで構成された9人のメンバーのうち委員長には、革新系のハンギョレ新聞で東京特派員や論説委員室長を務めたオ・テギュ(呉泰奎)氏が就任しました。

オ委員長は記者会見で「慰安婦問題の被害者の立場を踏まえながら、合意の内容に問題がなかったか綿密に調べる」と述べました。作業部会では、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決する」などとした合意の内容について交渉の経過などを確認するとともに、元慰安婦にも意見を聞くことになりました。

再検証の結果は年内をめどにまとめられ公表されることになっていて、これを受けムン政権が慰安婦問題にどのような方針で臨むかが焦点になります。

中央日報

意外にも、20世紀に米国は、韓日関係において決定的瞬間に2度、日本の肩を持った。その第一は1905年7月29日に締結された桂・タフト密約(桂・タフト協定)だ。大韓帝国とフィリピンの植民支配を日本とアメリカが互いに認め合うことを秘密裏に約束した。日露戦争が同年9月、日本の勝利で終わる直前に交わされた。これは李承晩(イ・スンマン)初代大統領が米国で独立運動していた時期に米国を圧迫した要素でもある。1882年に朝鮮と米国の間で締結された朝米守護通商条約に米国が違反していたためだ。

◆サンフランシスコ条約は米国の第二の裏切り第二の裏切りは第2次世界大戦後、日本の戦争賠償問題を協議するサンフランシスコ平和条約(1951)でだ。韓国にとって決して平和だとは言えない「平和条約」だった。当初、高額の賠償金を含めて強力な措置を講じる予定だった米国は、日本の責任問題に対してほぼ全面的に沈黙する姿勢を見せた。中国共産党に対して蒋介石軍が劣勢となり、台湾に追われたことを受けて米ソ冷戦が始まったためだ。日本に力をつけさせてアジアの共産化を防ぐ方向に戦略を修正したのだ。

 ソウル大の李泰鎮(イ・テジン)名誉教授(74)はこのような歴史の「スケープゴート」だった慰安婦女性が今でも代理戦をしていると見ている。日本侵略の不法性問題を正面から取り扱えない中で、慰安婦問題がこれその代わりをしているというのだ。慰安婦問題は人権・女性問題なので、世界の人々から普遍的な支持を受けている。だがそれにも限界がある。李教授は「人権問題を越えて植民支配の強制性に対する歴史認識を確実にすることが根源的解決法」と述べた。

|

« 北の新ミサイルは危険 | トップページ | 女性の容姿雑感 »

東アジア共同体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/71299915

この記事へのトラックバック一覧です: 慰安婦問題深堀に期待:

« 北の新ミサイルは危険 | トップページ | 女性の容姿雑感 »