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2017年8月13日 (日)

続・トランプと金正恩

グアム襲撃計画のニュースが飛び込んできてから3日たった。10日のエントリでは、とりあえず「危ないのは金正恩の方」という結論を書いた。その後内外の反応などが続々と入っている。

一番滑稽なのが、日本の小野寺防衛相の記者発表。紙を見ながら「集団的自衛権発動は日本存亡の危機」が条件――、これは、すでに金正恩がことあるごとに言っている。なんと金正恩を信頼していることか。

さらに、PAC3をこれまで空白地域だった中国・四国4県に配備することを発表した。前回書いたように北朝鮮の「偵察目的」は、これでその一部が果たされた。本来なら軍事機密で記者の前で得々と言うものではない。日報を隠すにしてはずいぶんオープンな自衛隊だ。

もっとも、日本ではマスメディアがすぐ発見、記事になるからいいが、装備の移動などこそ建前上軍事機密としておくべきだ。

『週刊現代』がこういった政府の動きを、憲法改正などの政治目的達成のための「危機のあおりすぎ」という批判を展開している。

塾頭は、その一面があることは認めるが、全面的に賛成するわけにはいかない。なぜならば、これまでの戦争突入の歴史は例外なくといっていいほど、突発的に予想を超えて起こるものだからだ。

どの国にも、「戦争を望む」分子がいる。武器を作っていてそれの消耗を願う人、新しい武器を実際に使ってみたい人もいる。もちろん、政治的に有利に立つため、国民の熱狂的支持を引きつけたい人もいるだろう。そういった人たちは、チャンスをいつもねらっている。場合によればニセ情報、自作自演の陰謀を使うことさえいとわない。

アメリカには、北朝鮮を早く叩かなかったため核やミサイルの技術発展を許した、という批判もあるだろう。「早撃ちマック」の国である。敵が銃を構える一瞬前に撃つ、これができなければ正義が守れない。

現状は、北朝鮮の狂気をふくめ「間違って」戦争が起きる可能性に満ちている。9条を生かして日本ができることがあるのに、それを好まない日本人がいるのも、また奇怪なことだ。

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