« 内閣改造後予測 | トップページ | 安倍流「専守防衛」 »

2017年8月 4日 (金)

愛国者の行く手

安倍首相やそのお友達は、本当に明治維新以降の「国体」復活を願い、森元首相ではないが「天皇中心の神の国」と信じているのか。その実、逆ではないかと思うことが多々ある。

天皇譲位に関する「お気持ち」を理解していないこともそうだが、歴代の天皇の「平和主義」に反した国粋主義が愛国心だと思っているようだ。

ティラーソン米国務長官が北朝鮮に対話を求める考えを示したことについて、菅義偉官房長官は2日午前の記者会見「北朝鮮への圧力を強化していく考え方を説明する文脈の中で言われた」としたうえで、「今は圧力を強化することが必要な時期だ」との認識を示した。(朝日新聞デジタル8月2日)

昨今の東アジアにおける危機意識がまるでない。あの暴言王トランプでさえ顔負けする。

四方(よも)の海みなはらからと思ふ世に
など波風の立ち騒ぐらむ

これは、唱和天皇が日米開戦に傾いた御前会議の終わりに、明治天皇の御製を引用して自らの意志を示したものとして有名だが、明治天皇も日露戦争当時眠れぬ夜を過ごした日々を歌に託していたのである。

国のためうせにし人を思ふかな
くれゆく秋の空をながめて

はからずも夜をふかしけり
   くにのためいのちをすてし人をかぞへて

むかしよりためしまれなる戦いに
        おほくの人を失ひしかな

さまざまにもの思ひこしふたとせは
        あまたの年を経しここちす

お友達はずしで先陣を切った稲田朋美元防衛相は、幕末の国学者・橘曙覧の歌を「秀歌」として推薦した(『今昔秀歌百撰』)。

たのしみは蝦夷(えみし)よろこぶ世の中に
 皇国(みくに)忘れぬ人を見るとき

|

« 内閣改造後予測 | トップページ | 安倍流「専守防衛」 »

戦争とは」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/71327655

この記事へのトラックバック一覧です: 愛国者の行く手:

« 内閣改造後予測 | トップページ | 安倍流「専守防衛」 »