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2017年7月 3日 (月)

忖度時代に幕

  都議選結果をどう見るか。大きな変化が目の前に迫っているはずだが、世の中には流れというものがある。その流れが緩慢で気がつかないように自然に変わるのか、急カーブを切るのかはわからない。

 自民 57↓23 -34 惨敗

 公明 22↑23 +1  堅実

共産 17↑19 +2  健闘

民進  7↓5  -2  泡沫

都民フ 6↑55 +49 虚像

  これからどうなるのかの確たる予測は、マスコミでもしかねているようだ。内閣改造とか臨時国会、自民党の総裁選、改憲日程などを淡々と述べるだけで都議選がもたらした流れの変化を予測するものはほとんどない、といっていい。

 前回、都議選で惨敗するようなら、内閣改造は首相の入れ替えが一番。と書いたが、それは、内閣総辞職を意味し、今のままではありそうもない。では、流れはどう変わるのか。すでに流れの変化は出ていた。

 マスコミである。以前はネットウヨの喜びそうな見出しをつけていれば売れていた雑誌系週刊誌が、今は「文春砲」などと言われるようなスクープ合戦が権力に巣くう右派に向けられるようになった。

 読売の御用紙ぶりは相変わらず。加計学園関連文書の存在を明かした元文科省事務次官の発表と、日を合わすように当人のスキャンダル・ゴシップを取り上げたことで、読者からの批判もあったようだ。 

産経も政府系と並び称されることが多かったが、売れる記事であれば発信元の如何を問わず積極的に取り上げるという傾向が強くなり、読売のように都合の悪い記事は避けて通る、という態度はなくなっているように見える。

NHKでも一時噂された政府の牽制にもかかわらず、番組によっては、公正を武器に「エッ」と思うようなことも放映するようになった。これらは、緩やかな流れの変化であろう。

東京・公明党の自民党離や維新の東京進出に関心なし、も傾向のひとつになろう。この先、確実にありそうなことは、役人にとって権力にかげりが出てくれば、人事権も永久不滅のものではないということである。「忖度」も限定的になり、秘密を死守するようなことはなくなるだろう。

フリーハンドを持つということ、それは外交であろうと国家であろうと、また、個人であろうと「一強」よりはるかに強いことを知るべきだ。さきの戦争への過程で、大手マスコミ各社が戦争記事は売れるからという理由に甘んじ、フリーハンドを持たなかったことにもよる。

社会にとって、「忖度」は百害あって一利なしである。

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コメント

その読売新聞が反旗を翻す記事を出し始めています。
流れが変るかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2017年7月 3日 (月) 17時58分

読売は景品合戦に勝って部数を伸ばしました。しかし今は記事の面で購読しない人が増えてきているとも聞きます。
記者からの批判もあるようで、これも変わり目の一つでしょうね。

投稿: ましま | 2017年7月 3日 (月) 21時02分

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