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2017年7月27日 (木)

すさまじきもの

「春は曙……」は、平安時代の女流文学の代表作品・清少納言による「枕草子」初段の書き出しである。「すさまじきもの」は第25段に出てくる。

「すまじきものは宮仕え」というのはよく聞く。「さ」の一字が加わっただけで似ているため、枕草子にありそうだが、これは無関係。気の強い彼女は、むしろ宮廷生活を謳歌していたようなところが、他の段からうかがわれる。

「すさまじきもの」は、こんな調子だ。

まさまじきもの 昼ほゆる犬。……牛死にたる牛飼。……火おこさぬ炭櫃――。

すさまじきもの、の意味は、興ざめするものとか、面白くないものと解釈されているが、漢字で書くと「凄まじい」ではなく、気が荒(スサ)む「荒まじい」で心にそぐわない、腑に落ちない、場違いなという、より強い含みがありそうだ。

彼女が今生きていたらこんなことになる。

すさまじきもの
・閲兵のハイヒール
・「それはですね……」と「まさに……」で説く首相口癖
・月桂冠よりお金が尊い炎天下オリンピック

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