民進、不振の理由
人材不足?、それはあるが決定的理由とは思えない。なぜならば、長期一強を維持し続ける安倍首相でも、就任前まで有能な人材という評価が定着していたわけではない。
国会が終盤を迎え、加計学園問題、共謀罪、改憲発言など政府攻撃の材料に事欠かないのに、政府与党の多数のおごりを前に討論の決定打を打ちあぐねている。
加計学園優遇関連の文書が相次いで明らかになる中、菅官房長官に日付、発信者、宛先のない「怪文書」と言ったのを、それが明らかになった文書が出てくると、怪文書と「同姓同名」の役人は確かに存在するなど、偶然一致したと言わんばかりの答弁がでてくる。
明らかに、国会そして野党の存在何するものぞ、となめられている。野党議員も国民の尊い一票で選ばれている。国民が馬鹿にされているのだ。竹下国対委員長の、証人喚問が必要ないとする理由を聞かれて「必要ないということが、その理由だ」、などと言われ一矢も報いられないよう議員を選んだ覚えはない。
国民の付託に答えられないような議員は即刻辞職すべきだと思うのだが、そんな声はどこからも起きていない。すると、攻め込んで解散総選挙となるのをおそれている、共産党をのぞけばそれがあるのか、とさえ思う。
韓国、フランス、イギリス……。そういった国がうらやましくなる昨今だ。
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コメント
「井戸塀」、政治家をやると井戸と塀しか残らない、と言われたのははるか昔。
今は「保身」が先とは情けない。
投稿: ましま | 2017年6月 7日 (水) 06時49分
そうやって声を上げる人が
少ないですね。
でも、このままでいいはずはない。
選挙で一矢を報いねば。
投稿: あね | 2017年6月 6日 (火) 22時03分