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2017年5月22日 (月)

砂上楼閣

 世界でもっとも変化の激しい国・アメリカのトップがはじめての訪問国に、2番目に変化の激しい国サウジを選んだ。その両国の変化の激しさは質的に全く違うが甲乙つけがたい。

 それより前、サウジの王族が大挙して来日、日本の政財界と交流したが、そんなことが過去にあったという記憶が塾頭にはない。その両方とも1700年代・日本の江戸中期にできた砂漠が多い若い国である。

自由・民主の旗頭のように言われて指導力を発揮してきたアメリカだが、トランプの出現で怪しい雰囲気にあり、安倍首相の口癖だった「価値観」もゆらぎはじめた。

かたやサウジ。サウド王家とムスリムのお目付役・ワッハーブ家が支配する巨大部族国家である。戒律は厳しくコーランが法律・経済・風俗その他すべてに優先する。

メッカ・メジナの2大聖地を擁し、イスラムの保護者そしてイスラム・スンニ派盟主の地位は、世界最大の産油国収入で超然と構えているだけでよかった。議会、法律、選挙なども専制の道具以上のものでなかった。

しかし、石油収入の激減、中東の複雑化、ISの出現、そして王族の代替わりもあってイメージが大きく変わりつつある。トランプ同様、新たな商売の口を探すこと以外に交流の目的はなさそうだ。いずれもかつての威信は地に落ちたと言うべきか。

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