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2017年5月 4日 (木)

国名で考えて見る(中国)

 中国はその長い歴史から見ると最近できた国名だ。中華民国、中華人民共和国の略称で、できたのが大正元年、まだ105年しかたっていない。それまでは清国で、中国とは言わなかった。

 

 文献には、古くから「中国」という記載はあるが国名ではなく、「中華」というエリアを指している。それには、世界の中心といった意味合いがある。かつて東夷・北狄・西戎・南蛮といって周辺を蛮族扱いにした伝統的な発想だ。その中心が黄河上流あたりの「中原」で漢民族の本拠となる。

 

 そして、「中原の覇者」がつけた名が国名となった。伝説時代を数えなくても、夏・胤にはじまり清に到るまで優に20は超える。覇者は必ずしも漢民族とは限らない。元や清は蛮族が征服した王朝だ。しかし、結局漢文化を取り込まなければならなかったというプライドが漢民族にはある。

 

 中国を「支那」と言って喜んでいる慎太郎のような人種がいる。「英語ならチャイナで通用しているのだからいいではないか」と威張っている。たしかに戦中まではそうだったが、中国では「支那」は、国が多くに分かれることを意味するからそれを喜ばない。

 

 チャイナは、最初の帝国秦でも最後の帝国清でも音訳すれば同じになる。中国にも過去支那と書いた文献の例があるといって正当づけるが、なにも先方の好まない字を使ったり呼び方をする必要はない。前回書いた遣唐使の申し出に従った唐、それが大国の矜持だ。

 

 中国にしろ、朝鮮・韓国にしろ最近の日本とのつまらない摩擦は、二千年を越す国同士のものとは思えない。その大半は頭の弱い政治家どもが引き起こしている。

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