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2017年4月 9日 (日)

銃剣道ははやらない

2021年春に中学で実施される新学習指導要領の本文に、保健体育で武道の選択肢として「銃剣道」が初めて明記された。ネット上では賛否が渦巻いているというが、安倍内閣が進めている軍事教育の一環などと騒ぐこともない。

 

これは、はやらない。現自衛隊ができた頃、旧日本軍出身者が多くいた。多分、自民党・佐藤正久議員などが、そういった人たちから薫陶を得て考えたのだろう。

 

昔の中学の正課だった「教練」の時間に経験した。雨の日は雨天体操場に木銃を持って集まり、退役軍曹の指導でやった。敵を殺すための訓練で、ただ胸のあたりに横様にかまえ、ウサギ跳びのように体重をかけ、ヤア、といって銃を突き出すだけ、技といったほどのものはない。

 

柔道・剣道も教わったが、これは別に有段者の先生がいて教練とは別の体育の時間だった。今で言う「部活」も、柔道班・剣道班それぞれあったが銃剣道班はない。塾頭は滑空班だったが指導は英語の先生だった。

 

つまり、銃剣道は、殺人の抵抗感をなくするための軍事教育としか思えない。オリンピック種目にもない。体育部ならほかに選べる魅力的なスポーツがいくらでもある。

 

政府の教育勅語教材容認と同じ安倍・忖度路線だろう。人気がともなわず、失敗が目に見えている。

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コメント

わたしも、同じことを思いました。
ところが、調べたら現在は「日本体育協会」と「日本武道協議会」に加盟した「全日本銃剣道連盟」という団体が主催する、ちゃんとしたスポーツに変貌していたのです。

競技スタイルは剣道と同じですが、塾頭が仰るように突きのみで、先端にタンポゴムという者が付いた1.66mの木銃で行う競技ですが、全国大会が開催され高校生や小中学生の全国大会も開催されるスポーツになっていました。

マイナーな競技ですが、今回の事で競技者への偏見が起ることの方が問題かもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2017年4月 9日 (日) 18時38分

柔道、剣道、相撲……、日本古来のものはいずれをとっても心・技・体などと奥が深く、礼とか美もあります。

銃剣道に恨みはないが、がどうして学校のスポーツになったのか不思議でなりません。

投稿: ましま | 2017年4月 9日 (日) 20時27分

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