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2017年4月30日 (日)

「対話と圧力」は「矛盾」

「対話と圧力」は、北朝鮮の拉致被害者対策に関連して安倍首相がよく使っていたフレーズだ。最近あまり使われなくなったと思ったら、また菅官房長官あたりが頻発し始めた。前から「なんと変な日本語の使い回し」なんだろうと思っていた。

 

 圧力をかけられたら、それに屈して「それなら対話しましょう」などというケースは、まず考えられない。世界一プライドを重んじるお国柄・北朝鮮である。日本の過去の経験からしても、経済制裁に屈するより死を選ぶ。

 

 日本が「圧力」といっても、もはや出し尽くしており、北朝鮮は何の痛痒も感じない。同盟国・アメリカの軍事力で「虎の威を借る狐」の恥を世界にさらしているだけである。

 

 第一、この手なら金正恩の方が先輩格だ。北朝鮮は休戦協定のままで国交のないアメリカとの直接対話を求めて、その圧力を高めるために核開発やミサイル開発を続け、今なお長距離ロケット砲の斉射などを映像にとることで、それなりの効果を上げている。

 

 このところ、日本がその言葉を復活させ始めたのは、中国・ロシアをはじめ、トランプまで対話による解決を言い始めたことによるのだろう。困難さはあるが6カ国協議復活という提案めいた言葉も出てきた。

 

 本塾は北・抜きでもこの方向へ向けてことを進めるべきだと昨年9月に提言し、その後5回も繰り返している。北朝鮮を参加させるためには、核廃絶が必要条件となるが、北朝鮮、韓国、日本による東アジア非核地帯宣言をベースにしなければならない。それを主導できるのは、被爆体験を持つ日本が第一である。

 

 

 これまでは、アメリカの核の傘信奉から、自民政権にできることではなかったが、トランプなら賛成するかも知れない。やってみるだけの価値はある。「訂正でんでん」などのような変な日本語は、もうやめにしてほしい。

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