« 「忖度」は医学用語? | トップページ | なだれ被害は人災 »

2017年3月28日 (火)

『老』

 人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する――、もっとも難しい日本語のひとつだが、誰もが口にし、聞かない日はない、といった意味だ。その代表格に「少子高齢化」がある。

 

老人施設、老老介護。『老』の字がこれほど肩身の狭くなったことは、かつてなかっただろう。「老害」、こんな言葉までできたのはつい最近だ。辞書にも載っていない。

 

政治史関連の本を読むと、貴族政治の時代は、老人が政治権力を把握し、公正と安定が保たれたなどと書いてある。元老院といった制度の寄与もあったのだろう。

 

江戸時代を貴族政治とは言わないが、家老、老中、老公が存在し、体験を生かしながら老成・老練・老巧な手腕を発揮した。殿の独裁、独断は巧みにコントロールされていた。アメリカの原住民にもその伝統があったという。

 

近代は、そういった老人勢力のなくなったところへ独裁者が出現する。ヒトラーやスターリンはすでにないが、すぐ近くに、実兄まで暗殺するような若い独裁者がいる。

 

ひるがえって日本はどうか。かつて、老人とされたような年代にさしかかってはいるが、一人勝ちの宰相に「老成」「老練」といった昔の『老』の影は見あたらない。

|

« 「忖度」は医学用語? | トップページ | なだれ被害は人災 »

歴史」カテゴリの記事

コメント

石原慎太郎が仕出かした尖閣諸島買取騒動というものも、中国外務省ではありませんが、アメリカにしてみれば、「貰えるものは貰っておこう」という生活保護不正受給者の真似をして、多額のお金を騙し取っておきながら、この日本政府からして、「被害額を取り戻す」などと言っておきながら、その被害額をちゃっかりとネコババして、「憲法9条を亡き者にしてでも戦前の日本を取り戻したいがために、戦争詐欺でごまかそうとする魂胆そのものが、この暴走老人自ら招いたでしかないのではないか、ということが「安倍総理は嘘つきだ」ということが、動かぬ証拠であることは、アメリカに限らず、国際社会全体からすれば、バレバレのことであることを逆手に取れば、この尖閣諸島を棚上げ合意差r多状態に原状回復するための費用と称して、沖縄県にしてみれば、中国からお金を貰い、このお金で国有化された尖閣諸島を、沖縄県にそっくりそのまま払い下げてから、尖閣諸島海洋自然公園として整備して、この海洋自然公園の管理人と称して、この暴走老人に置かれましては、そっと静かに老後生活を送って下さい、ということで、老人介護施設を作り、この暴走老人を島流しということも予て、アメリカにしてみれば、日米安全保障条約そのものを、カナダやメキシコ、ロシアと共に、北太平洋安全保障条約にそっくりそのまま移行させることで、安全保障の担保が取れる状態とすることで、そっと静かに安定した海域として維持管理していくことにすれば、ロシアのプーチン大統領にしてみれば、千島列島すべてを、この尖閣諸島と同様に棚上げ合意とすることで、国後島や択捉島にでも老人会議施設でも作るならば、歯舞諸島と色丹島については、近いうちに日本に返還するので、日米両国民の皆様に置かれましては、どうぞご安心下さい、ということで、そっと静かに暖かく見守っていきたいくらいの心境とも、大いに受容と共感的理解に値するものであることは、自分がプーチン大統領ならば、簡単に出来ることであろうことは、これ以上に何も失うものはないことは、当たり前のことですが、むしろ、日本にとってのメリットにもなり、アメリカにとってのメリットにもなり、中国にとっての核心的利益になると同時に、ロシアにとってのメリットにもなるのなることくらいのことは、誰が見ても明らかなことなのですが?

投稿: asa | 2017年3月28日 (火) 20時49分

北方4島はソ連から戦争で侵略された。尖閣はかつてどこからも侵略されたことがない。
この差は大きいです。

投稿: ましま | 2017年3月28日 (火) 21時27分

「老害」という言葉、atokに入っていませんでしたが、辞書には載っています。
「日本国語大辞典」に「老齢による弊害でんでん」とあります。
初出は松本清張の「迷走地図」1982-1983とのこと。
「大辞泉」にもあってこちらはもっと直截。「企業や政党などで、中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ、若返りが行われていない状態」と、なんだか「明解国語辞典」を連想させるような解説です。
確かに「広辞苑」には入っていませんが、「亜麻色」の説明などを読んでも、この辞書はよく引きあいに出されるわりには、あまり頼りにならないのではないかと思います。

投稿: オコジョ | 2017年3月28日 (火) 21時50分

オコジョ さま
ご教示ありがとうございました。
検索でたしかに1件見当たりましたが、当然もっとあると思ったのにない。
それで、用語としては「つい最近の」という形容詞をつけたわけです。

投稿: ましま | 2017年3月29日 (水) 16時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/70076626

この記事へのトラックバック一覧です: 『老』:

« 「忖度」は医学用語? | トップページ | なだれ被害は人災 »