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2017年3月31日 (金)

右傾化にかげり

昨年末、オーストリアの大統領選で難民の排斥を訴えた極右政党の候補が僅差ながら良識派のファン・デア・ベレン氏に敗退した。もっともヨーロッパらしい国、しかし戦乱の火種になりやすく、早くから欧州統一が唱えられていた国というと、オーストリアを想起する。

 

英国のEU離脱への国民投票、アメリカのトランプ大統領当選などもあって、今年は世界のポピュリズム化が進むという大方の見方にかかわらず、塾頭は、オーストリアの選挙結果を見て、そうはならないのではないかと、年頭に予測した。

 

もちろん、希望的観測である。トランプの選挙予測が逆転したこともある。素人にわかるはずがない。そこへ、この15日に行われたオランダの下院選があって、世論調査では一時首位を占めた極右・自由党は与党に遠く及ばず、ルッテ首相は「今夜オランダは誤ったポピュリズム(大衆迎合主義)にノーを突きつけた」と宣言した。

 

やや自信を得たので、17日付の「欧州は右傾化しない」をアップした。そして今日、毎日新聞のコラム「金言」で客員編集委員の西川恵氏が、同様の動機を上げ「流れが変わった」と言い、それに加えてEU域内の世論動向を数字で補強しているのを見た。素人ではなくプロの見解である。

 

世界平和にとってEUの存在は大きく、解体してほしくない。このように素人の希望的観測や直感が当たればいいのだが、日本の右傾化にも「かげり」が見え始めている。

 

それは、森友学園騒動の大阪府知事と官邸サイドの確執、籠池証人喚問に見る安倍首相の寄付否定断言や籠池氏排除に向けた支離滅裂な言動など、最近の支持率低下も、「かげり」が影響しているのではないかと見ている。

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