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2017年2月 6日 (月)

防衛費の使い道

 170204時事通信より。

防衛装備庁は4日、日米が共同で開発しているイージス艦搭載迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の発射試験をハワイ沖で行い、成功したと発表した。


 SM3は短・中距離弾道ミサイルの迎撃が目的で、北朝鮮のミサイル開発などに対応する狙いがある。2021年度までに海上自衛隊のイージス艦に配備予定。同庁によると、海上での発射試験は初めて。


 4日午後5時すぎ(日本時間)、ハワイのカウアイ島から打ち上げられた模擬標的を、米海軍のイージス艦に搭載したブロック2Aで撃ち落とした。

軍事目的や原子力関係の学術研究、実用化研究を罪悪視しないという観点は、昨年12月に「軍事研究是か否か」で書いている。そういった知識がないと、国連その他関係国との軍縮交渉や、原子炉解体・放射能汚染物の処理なども進まない。

 

日本に向けた中距離弾道弾を数百発も持っているとされる中国・北朝鮮のミサイルから守ることができるなら朗報だ。ミサイル防衛には、落下中に迎撃するPAC-3、大気圏外で飛行中のものをイージス艦などからねらうSM3、そして今、韓国が米韓による配備で中国が猛反発しているTHAADがある。

 

これまでの失敗例もあるので、SM3実験成功がどの程度確実なのか不明だが、大気圏突入直前をねらうTHAADの方が、専守防衛を旨とする日本に合っていないか。

 

THAADは、すでにアメリカが売り込みをかけており、日本もその気になっている。そうした場合、中国がとう反応するか。自衛隊が運営する限り「憲法9条があるから他国を攻撃することはあり得ない」といえるが、米軍は憲法上その制約がない。

 

中国・北朝鮮のミサイルに対抗するミサイルをどこに配備しようが自由だ。だから、韓国ではミサイル防衛が戦略上のバランスを欠くことになるが、日米安保、まして集団的自衛権に悪のりしてはばからない安部政権では、中国から同じ反応があってもおかしくない。

 

日本は、核削減とともにミサイル防衛強化をテコにして世界的軍縮の先頭に立つようでなければならないのに、アメリカべったりの恥ずかしい状態がいつきで続くのだろうか。その筋道をつけてくれる政治勢力が、今のところ、不在なのだ。

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コメント

高度1000km、射程2000kmと言う性能が完璧なら、凄いものです。

中国や北朝鮮(北韓国)はまたまた大騒ぎでしょうね。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年2月 7日 (火) 09時46分

こういったことは、軍事機密の暴露ですから相当政治的意味合いがありそうです。

だけど最初から目を覆うのはよくない。できるだけ知っておいた方がいいようです。

投稿: ましま | 2017年2月 7日 (火) 10時38分

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