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2016年12月25日 (日)

国連決議、米○○、日××

 日本国憲法前文の平和主義は、何度も取り上げているので書かないが、タイトルの○×はそれに合っているか反しているかの判定である。まず、昨日(現地23日)の国連決議から見よう。

 アメリカが、イスラエルによるヨルダン川西岸の占領地への入植を禁止するという安保理決議である。これまで何度もアメリカの拒否権で葬られてきたが、今回それを行使しなかったため賛成14(日本を含む)棄権1で採択された。
 
 国際法違反とされるイスラエルの行為に、アメリカは撤退を説得してきたものの、抵抗するユダヤ・ロビーには勝てなかったということだ。それを今回オバマが最後の切り札として示したことになる。つまり、世界の警察官が切った違反切符である。

 トランプはイスラエル支持派で、今後どう変わるかわからない。中東混乱の根源はパレスチナ問題からきている。遅きに失したものの、まずは○であろう。

 次の○は、21日付の記事で触れたが、南スーダンへの、武器禁輸を含む制裁決議案である。アメリカが主導したが、これまで中東やアフガンなどの紛争に介入、支持勢力に武器支援などを行い、その武器を反米勢力が手に入って米軍人に向けられるという苦渋を何度も体験している。

 武力紛争をなくするためには、武器禁輸をまっ先にとり上げなければならないということ、これもオバマ政権の遅きに失した決断だったが、当然の○であろう。

 ところがなんと、日本は同じ日の安保理決議で棄権、賛成7、棄権8で、日本の棄権で決議が葬られる形となった。オバマ離れが進み、平和憲法が泣く日本の×である。

 もうひとつの×は、国連総会の核廃絶に向けた決議である。核兵器を非合法化して廃絶することを目指し、来年3月から「核兵器禁止条約」の制定交渉を始めると定めた決議案を113か国の賛成多数で採択した。

 唯一の被爆国・日本は、例によって世界の大勢に背を向けて棄権、いつまで平和憲法に疑念を持たせる政治を続けるのだろう。日本が安保理入りをしたり世界で外交の主導権とまでは言わないが、せめてドイツ程度になる日は遠い。

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