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2016年12月 5日 (月)

韓国の不思議

 題名は「韓国」だが「朝鮮」に置き換えてもいい。ヨーロッパでは、イタリアの国民投票で現首相が敗北しオーストリアは極右政党が敗北した。まだこの先いろいろな動きがあるだろうが、EUの根幹を揺るがすようなことはないだろうと見る。

 韓国は朴槿恵大統領の先の展望が読めないが、今までの所、塾頭の古びた知識では、解きほぐせないことが次々におこる。

 前に書いたことがあるが、小学生時代、塾頭には同級生に金・李・朴の3人の朝鮮人級友がいた。その3つの姓は韓国でのベストスリーである。それに今回悪名を高めた大統領のお友達崔氏を加えるとほぼ半数がこの4姓で占められる。

 こういった姓(本貫)の記録は朝鮮では命より大切なもので、最近まで同じ本貫同士の結婚は認められなかった。最も多い金氏は、さらにいくつかの本貫に分かれる。元・大統領の金大中氏や、有名な作家・金達寿氏は、その中でも最大の「金海・金氏」である。

 金海は釜山空港の近くで金氏の先祖・首露王が亀旨の峰に天下った金の卵から生まれたとされる。そして、倭人が根拠を置いた場所もここである。また、新羅の伝説上の初代王・赫居世が慶州で勢力を持つ朴姓の創始者であり、司馬遼太郎は、『韓のくに紀行』で倭人だったという説を紹介している。

 両氏とも慶尚南・北道が拠点で古代の駕洛国から出ている。洛東江に沿って釜山から大邱のあたりまで、倭人が多く住んでいた地帯である。これを言うと、日韓併合を正当化しようとする「日韓同祖論」だと非難され、長い間タブー扱いだった。

 しかし、韓国の地元における伝承、日韓や中国の古文献・埋蔵物その他から見て、倭人が住んでいたことは疑いようがない。そして、日韓双方の交流・往来には特段の障壁がなかった。同祖論を言うなら弥生時代の担い手として大陸から多くの文化を招来し、有史の時代に入ってからもさまざまな技術を持った人がやってきて、大阪・京都周辺に住みつき、そして混血した。

 その人数は韓国の倭人をはるかに超えるものがあったはずだ。しかし、本貫の制度は日本に根付かなかった。韓国では、一族のうち誰かが出世したり金持ちになったりすると親兄弟はもとより、親戚縁者・友人など、普段は疎遠にしているものでも一斉にその成功者のおこぼれに与ろうとする。

 また、それに冷たくするようでは、成功者は強い非難を受ける。本貫制度からきているのかどうかわからないが、身内意識が非常に強いのだ。日本以外でも韓国コロニーのあるところでは、それが強く表れる。時には戦闘的でさえある。

 選挙でも、同じ本貫の候補者がいればそこに票を集めるという。朴氏は漢国で8.5%いるのに、大統領支持率は4%とか5%しかないという。これは、おこぼれも出せなくなった同族には用がないということなのだろうか。

 韓国を旅行で回ったことは1度しかないが、その程度ではどうもよくわからないことが多い。

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