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2016年12月18日 (日)

反戦塾乗16/12/18

 今日はお休みにしておこうかと思ったが、先週起きたことについてやはり書いておく。

 まず、日露首脳会談。中味については何も書くことがない。安倍首相のへつらい笑いとプーチン大統領の苦笑いだけが目に残る。やらないほうがよっぽどよかった。

 大統領が2時間半も遅刻したのは、シリアの件があったからとの弁明があったとかなかったとか。そのシリアはアレッポをアサド政権側が反政府勢力から取り戻したようだ。

 日本のマスコミは、アメリカやEUサイドに立った報道で、アラブの春で独裁政権打倒を旗印にした反政府勢力が善、それを武力弾圧するアサド政権を悪とする見方が多いが、反政府組織を作るのに外部の扇動や工作はなかったか。組織ができたら「弾圧から守る」という口実で武器供与の支援をした国はないか、そんな疑問がわいてくる。

 シリアもイラクもバース党を名乗り、社会主義に近い政権で独裁色は強かったが、中東では比較的落ち着いた国家運営をしていた。独裁的であればこそ、宗教や人種の違いをこえて統治していたとも言える。

 イラクは御存知の通り、独裁者・フセインを殺しアメリカの手で現在のシーア派政権を多数決で選んだが、シリアの方は国連に議席を持つのは現政権だけだ。ロシアの参戦は、政権側に化学兵器使用の疑惑があったものの、アメリカがイラク現政権を支援するのと同様、現有政府の要請を受けて介入したものである。

 塾頭は「内戦介入はすべて悪」の立場で「内部は内部で問題解決すべきだ」と思っている。だからそのための秩序回復に、国連とか外部の関与が必要だ。まず武装解除、その前に一切の武器供与禁止が徹底されなくてはならないが、それを言い出せるのは日本ぐらいしかないだろう。

 ISは、他の文明社会を敵視し、無辜の人をテロで殺害するなど許せないものがあるが、それでもその方針を放棄し、話し合い解決に徹すれば、参加の資格がないとはいえない。この際、イスラエルも共存・共栄を望むなら加わるべきだ。米次期大統領トランプはどう考えているのだろう。

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コメント

プーチンの遅刻は相手を貶める意図があるからでしょ。その証拠に習近平には遅れないし今回も講道館には定刻に来てます。
プレゼントの交換も湯沸かし器とか平凡な油絵とかで完全に安倍首相は舐められています。
舐められているのを承知で主権放棄に等しい大譲歩は売国行為に近い。安倍首相はどうかしている。
あと塾頭はあまり気にしてないようですが、カジノ法案可決は反社会勢力の介入と賭博廃人の量産が確実で非常にまずい。
先週のこの2件は安倍政権始まって以来最大の判断ミスで、内閣支持率の急落が確実と思います。

投稿: ミスター珍 | 2016年12月18日 (日) 20時29分

ミスター珍さま、お珍しい(*^-^)。

遅刻とかドーピングとかどさくさまぎれとか、他国で顰蹙を買うようなことを平気でやる国です。

しかし、そんなことにあまり頓着しない変なところもある。それを心得ないで「話せばわかる」式の外交では太刀打ちできる相手ではありません。

そういえば、カジノ法案はチョット触れた程度でした。塾には遠い話と思ったせいか、ロシアとの交渉のように失敗するに違いないと思っているからかも知れません。

投稿: ましま | 2016年12月18日 (日) 21時01分

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